自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2024年12月6日金曜日

「赤手こ」


赤手こ(アカテコ)


青森県の八戸に出たという妖怪。ある小学校前の古い皀莢樹(さいかち)には「アカテコ」といって、赤い小児の手のようなものが下がっていたという。樹の根元にはかつて若宮神社という小さな祠があり、ここに立つ十七、八の振袖姿の娘を見ると熱病に罹るといわれた。娘とアカテコとの関連は不明。(佐々木喜善「遠野のザシキワラシとオシラサマ」) 佐藤清明「現行全国妖怪辞典」では「アガテコ」の表記で「赤足に對するもの」と説明があるが、その赤足とは香川県の妖怪である。伝承上の関連ではなく、単に外見が手・足で対になるというだけの記述か。

出典:
日本怪異妖怪事典 東北(笠間書院)

作者ひとこと:
赤手このデザインは、逆さまになってサイカチの樹からぶら下がっているというイメージで、小児の手の様な姿の妖怪を描きました。

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