自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2026年4月1日水曜日

「サラワロ」


サラワロ

岐阜県に伝わる「河童(カッパ)」の一種。秋から冬にかけては水辺(川や池など)に潜んでいるが、春になると山へ帰っていく。ある夏、樵(きこり)が皿の割れる大きな音を聞いた。しかし、音のするほうへ見に行ってみると、そこには何もなかったという。別の年の冬に、その樵は山の麓で川面をぷかぷかと浮かぶ皿を見つけた。キレイだと思って拾おうとしたら、何かに手を引っ張られた。川の中へ引きずり込まれる寸前に、なんとか樵は逃げおおせることができた。それ以来、地元の人たちは、山中で鳴る皿の音と水面に浮かぶ皿は、どっちもサラワロという妖怪の仕業である、とウワサしたのだという。また、ときどき山や川で遊んでいる人々に憑りつくようで、憑りつかれた人は天邪鬼となり、夏の暑い日に「寒い」と言い、冬の寒い日に「暑い」と言うようになるらしい。サラワロの名前の由来については、「皿を割ろ」や「皿童(サラワラワ)」など諸説がある

出典:
日本の妖怪と民俗神(モンキー出版)

作者ひとこと:
サラワロのデザインは、ChatGPTで生成しました。

※こちらはエイプリルフールの創作です。プロンプトは「画像を作成してください。日本の民話に出てきそうな、架空の妖怪。動物型か人間型かは、あなたに任せます。どこか不思議で幻想的な雰囲気をまとっている」です。そのイラストに合うよう設定を考えました。

2026年3月30日月曜日

「トーサランペ」


トーサランペ

アイヌに伝わる妖怪。名前の意味は【湖の魔物】で、マリモの事である。魔物の巣であるなどとして、忌み嫌われていたという。

出典:
日本怪異妖怪事典 北海道(笠間書院)

作者ひとこと:
イラストのトーサランペは、マリモを棲み家にしており、そのマリモから目と手足だけを出している魔物の姿に描きました。

2026年3月27日金曜日

「ニタッラサンペ」


ニタッラサンペ


アイヌに伝わる妖怪。名前は【湿地の苔の心臓】や【湿地の化け物】を意味する。このニタッラサンペは、獣とも鳥ともつかない(または、獣とも鳥とも違う姿とも)格好をしていて、その姿は、茶褐色のマリモの様で翼が生えており、地面を丸まり転がって移動する。直径は六、七寸(約18~21㎝)。ニタッラサンペを見るのは不吉であり、ニタッラサンペを見た者は運が悪くなってしまう。全道のアイヌが、このニタッラサンペの名前を知っていたという。湖にはニタッラサンペに似た魔物「トラサンペ」がいる。

出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳
神魔精妖名辞典
日本怪異妖怪事典 北海道(笠間書院)

作者ひとこと:
ニタッラサンペのデザインは、翼を生やした、茶褐色のマリモの様な毛玉の様な姿の妖怪に描きました。

2026年3月25日水曜日

「トラサンペ」


トラサンペ


アイヌに伝わる妖怪。名前は【湖の化物】や【湖の苔の心臓】を意味する、所謂「マリモ」の事である。昔、湖に「ベカンベ(名前は「水中に浮かぶ者」や「浮かんでいた者」を意味し、浮き藻の事だとも、菱の事だとも言われている)」がおり、湖の神に自分の仲間を増やしたいと願った。しかし湖の神は、お前が増えると湖が見苦しくなり、また人間達が増えたお前を採りに来る様になり、その為、湖が荒れるから駄目だと断った。怒ったベカンベは湖に藻を投げ入れ(湖の中に、周囲の草をちぎって丸めたものを投げ入れた、とも言われている)、これがトラサンペ、つまりマリモになった。そのため、アイヌの人々は湖の神に逆らうものである「マリモ」を「トラサンペ(湖の底にいる化け物)」と呼び、大切にしなかったという。湿地にもトラサンペと似た魔物がいて、これは「ニタッラサンペ」という。また、萱野茂著「萱野茂のアイヌ語辞典」によれば、トラサンペは「イワラサンペ」という妖怪と対になる存在と考えられていたという。

出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳
神魔精妖名辞典
ピクシブ百科事典
日本怪異妖怪事典 北海道(笠間書院)

作者ひとこと:
トラサンペのデザインは、マリモ姿の妖怪に描きました。イラストのトラサンペは周囲に水草や菱を絡ませています。

2026年3月23日月曜日

「タデブツィイ」


タデブツィイ


ロシア極北地方の先住民族であるネネツ人(カニン半島からタイミル半島の間、そしてオビ川、エニセイ川の川岸に広がって居住している)に伝わる悪霊の一種。このタデブツィイは、悪霊「ア」の支配下にある悪霊たちのことである。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
タデブツィイのデザインは、一つ目の悪霊の姿に描きました。

2026年3月20日金曜日

「ハルィ」


ハルィ


ロシア極北地方の先住民族であるネネツ人(カニン半島からタイミル半島の間、そしてオビ川、エニセイ川の川岸に広がって居住している)に伝わる怪虫の一種。人の体の痛むところには、このハルィという虫がいて、病気を引き起こしているのだという。悪神「ンガ」がハルィを送り込むとも言われている。ヴィドゥタナ(上級シャーマン)だけがハルィを目視して、ナイフで切開して除去する事が出来る。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ハルィのデザインは、大きな顎を持った怪虫の姿に描きました。

2026年3月18日水曜日

「ハーフサーンジ」


ハーフサーンジ



樺太(サハリン島)東岸を主な居住域とする少数民族、ウィルタに伝わる妖怪の一種。ハーフサーンジは、飛んで歩くとか、人間を攫うとか、女性に化けるとか、頭の中に入るとかいわれる。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ハーフサーンジのデザインは、頭に角を生やした妖魔の姿に描きました。

2026年3月16日月曜日

「ヒトハ・カル」


ヒトハ・カル



主にシベリア北東端のチュクチ半島(チュコト半島)に住んでいる民族であるチュクチ族(チュクチ人)に伝わる「エティン」の一種(エティンとは、様々なものの「主」。チュクチの世界観では、森や川や湖や動物(の種そのもの)や樹木には、全てエティンと呼ばれるものがついているという)。ヒトハ・カルは、アナドィル海岸の近くにある湖の精霊。このヒトハ・カルは、アザラシの体で人間の手をもち、頭は毛むくじゃらで、立って湖から現れる。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ヒトハ・カルのデザインは、毛むくじゃらの頭と、アザラシの体、人間の手を持った姿に描きました。

2026年3月13日金曜日

「鈴木化け物」


鈴木化け物(スズキバケモノ)

新潟県新発田市中ノ目新田近くに鈴木永正という長者の住んでいる屋敷があったといわれている。この辺りは福島潟に近く、池の端、中ノ目、天王などの村で、よく火の玉が飛んでいたという。火の玉は地上1mほどの高さを、時には速く時にはゆっくり飛び回った。火の玉にちょっかいを出すとどこまでも付いてくるので、出会ってもかまうものではないという。この火の玉は「鈴木長者が亡くなる前に埋めた膨大な黄金が、その場所を伝えるために現れるのだ」とか、「一族が火事で全滅したのでその魂が飛んでいるのだ」などと伝えられている。この火の玉を「鈴木化け物」「鈴木屋敷の火の玉」と呼んだという。

出典:
日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院)

作者ひとこと:
鈴木化け物のデザインは、恨めしい顔がある火の玉の姿に描きました。

2026年3月11日水曜日

「黒い玉」


黒い玉(クロイタマ)

岐阜県郡上郡大和町(現・郡上市大和町)に伝わる怪異の一種。ある人が、夜に庄兵衛という人の家に遊びに行く途中、真っ黒い玉が行く先に転がってきた。暗い中で黒い玉が見えるはずがないのに、前に転がってきてしょうがなかったので、負けるものかと思って小便をかけてみたら、付いてこなくなったのだという。

出典:
日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院)

作者ひとこと:
黒い玉のデザインは、二つの目がある真っ黒い玉の姿の怪異に描きました。

2026年3月9日月曜日

「おそよ」


おそよ(オソヨ)

群馬県明和町中谷に伝わる。「おそよ橋」には雨の日の晩になると火の玉が出ると言われていた。橋の上で殺された「おそよ」という女の霊だとされる。

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
おそよのデザインは、悲しそうな顔がある火の玉の姿に描きました。

2026年3月6日金曜日

「千軒の火」


千軒の火(センゲンノヒ)


作者ひとこと:
千軒の火のデザインは、燃え盛っている怪火の姿に描きました。

2026年3月4日水曜日

「とうかん火」


とうかん火(トウカンビ)<稲荷火>


作者ひとこと:
とうかん火のデザインは、狐の様な獣の目がある怪火の姿に描きました。

2026年3月2日月曜日

「赤い光」


赤い光(アカイヒカリ)


作者ひとこと:
赤い光のデザインは、狐が尻尾の先を火の様に赤く光らせている姿に描きました。

2026年2月27日金曜日

「ビジンサマ」


ビジンサマ

長野県上伊那郡川島村(現・辰野町上島)に伝わる怪異の一種。または、山の神の類。ビジンサマは山に棲むものであり、晴れた日の午後二時頃に、木の唸るような音を立てて通る。このビジンサマは、黒雲に包まれた丸い玉で、下に赤青などの色をしたビラビラが下がっていて、その大きさは両手で抱えられないほどである。人々は、このビジンサマの通る日は山仕事は止めるのだという。また、このビジンサマと同じようなものを蓼科山でも見た人がいるという。

出典:
日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院)
日本妖怪大事典(角川書店)

作者ひとこと:
ビジンサマのデザインは、ビラビラが垂れ下がった黒雲に包まれている丸い玉の姿に描きました。

2026年2月25日水曜日

「カザボコ」


カザボコ


作者ひとこと:
カザボコは、紐や房で飾られた、光る青い玉が天から下がってくる、というイラストにしてみました。

2026年2月23日月曜日

「風玉」


風玉(カゼダマ)

[2020年3月13日]

[2025年8月25日]

作者ひとこと:
風玉のデザインは、丸型の怪火の姿に描きました。

2026年2月20日金曜日

「ガス玉」


ガス玉(ガスダマ)


作者ひとこと:
ガス玉のデザインは、中が透き通っているシャボン玉の様な怪異の姿に描きました。

2026年2月18日水曜日

「小眼」


小眼(ショウマナコ)


作者ひとこと:
小眼のデザインは一つ目の童子の様な姿の魔物に描きました。

2026年2月16日月曜日

「悪気の縄」


悪気の縄(アッキノナワ)


作者ひとこと:
悪気の縄のデザインは、クネクネと動いている縄の姿に描きました。

2026年2月13日金曜日

「玉のようなもの」


玉のようなもの(タマノヨウナモノ)



作者ひとこと:
玉のようなもののデザインは、顔がある玉の姿の妖怪に描きました。

2026年2月11日水曜日

「玉転がし」


玉転がし(タマコロガシ)




作者ひとこと:
玉転がしのデザインは、木の葉の様な手足を持った、玉のような姿の妖怪に描きました。

2026年2月9日月曜日

「タㇵ」


タㇵ

ニヴフ人(主としてロシアに住む少数民族である。その多くは樺太、アムール川下流域に住んでいる)に伝わる悪神。感冒(風邪)の神であり、鳥や人間など様々な姿になって現れるが、これと遭遇すると病気になるとされる。山本祐弘著「北方自然民族民話集成」にある。同書によればこの神は軽い病気を引き起こす神であり、他に病の神の大将として「グルㇷ」という神が伝わっているという。

出典:
日本怪異妖怪事典 北海道(笠間書院)

作者ひとこと:
タㇵのデザインは、鳥の頭を持った疫病神の姿に描きました。

2026年2月6日金曜日

「アララン」


アララン


ニヴフ人(主としてロシアに住む少数民族である。その多くは樺太、アムール川下流域に住んでいる)に伝わる妖怪の一種。アラランは、クラゲの様な形をした赤い火の玉で、空から地面に向かって降りてきて地上を転がる。この時、追いかけまわして火を消すことが出来れば問題はないが、そうしない場合、アラランに取り憑かれて心臓を止められ、殺されることがあるという。またこの火の中をよく見ると頭も目も口も存在しているとされる。山本祐弘著「北方自然民族民話集成」にある。

出典:
日本怪異妖怪事典 北海道(笠間書院)

作者ひとこと:
アラランのデザインは、クラゲを逆さまにした様な形の火の玉にしてみました。下の方には頭もあります。

2026年2月4日水曜日

「コンレロ」


コンレロ


主にシベリア北東端のチュクチ半島に住んでいる民族である、チュクチ族(チュクチ人)に伝わる精霊の一種。コンレロは、「ノタスカ・カラト(ノタスカ・ヴァイルギト)」と呼ばれる精霊達の内の一種である。このノタスカ・カラトは、荒野に棲む「ケレト(人間を害する精霊達)」で、一人旅をしている人間に襲い掛かる。ノタスカ・カラトは、黒く恐ろしい顔と黒い歯という姿で描写されるが、体が描かれる事はない。何故ならノタスカ・カラト達は頭だけを現すからだという。多くのノタスカ・カラト達は特定の名前を持っているわけではないが、数は多く、それぞれ、どれも違う顔をしている。夢や幻覚のなかでは、このノタスカ・カラトは黒い存在の集合の様な形で現れ、シャーマンに従うときも集団で動くという。ノタスカ・カラトの大きさは様々で、人間の指より小さくて、人間の体内に入り込んで膿瘍や腫瘍を起こすものもいる、というものである。このコンレロは、隻眼のノタスカ・カラトである。コンレロは、単に片方の目がないだけで、目が真中にあるというわけではない。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
コンレロのデザインは、片方にだけ眼球が入っている目を持った、頭だけの魔物の姿に描きました。

2026年2月2日月曜日

「リリリフク」


リリリフク



主にシベリア北東端のチュクチ半島に住んでいる民族である、チュクチ族(チュクチ人)に伝わる精霊の一種。リリリフクは、「ノタスカ・カラト(ノタスカ・ヴァイルギト)」と呼ばれる精霊達の内の一種である。このノタスカ・カラトは、荒野に棲む「ケレト(人間を害する精霊達)」で、一人旅をしている人間に襲い掛かる。ノタスカ・カラトは、黒く恐ろしい顔と黒い歯という姿で描写されるが、体が描かれる事はない。何故ならノタスカ・カラト達は頭だけを現すからだという。多くのノタスカ・カラト達は特定の名前を持っているわけではないが、数は多く、それぞれ、どれも違う顔をしている。夢や幻覚のなかでは、このノタスカ・カラトは黒い存在の集合の様な形で現れ、シャーマンに従うときも集団で動くという。ノタスカ・カラトの大きさは様々で、人間の指より小さくて、人間の体内に入り込んで膿瘍や腫瘍を起こすものもいる、というものである。リリリフクという名前は「垂れ目」という意味である。その名のとおり、このリリリフクは、眼窩から眼球が垂れ下がっているノタスカ・カラトである。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
リリリフクのデザインは、眼窩から眼球が垂れ下がっている、頭だけの魔物の姿に描きました。

2026年1月30日金曜日

「イサル・コリガニ」


イサル・コリガニ



樺太(サハリン島)東岸を主な居住域とする少数民族、ウィルタに伝わる怪虫。イサル・コリガニは、目の中にいるという虫である。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
イサル・コリガニのデザインは、眼球の様な頭を持った蛆虫に似た怪虫の姿に描きました。この虫が人間の目の中にいるイメージです。

2026年1月28日水曜日

「クーンニ・アンバ」


クーンニ・アンバ


樺太(サハリン島)東岸を主な居住域とする少数民族、ウィルタに伝わる妖怪の一種。クーンニ・アンバは、呼ぶ妖怪であるという。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
クーンニ・アンバのデザインは、大きく口を開けて、何か声を発して、人間を呼んでいる妖怪、というイメージで描きました。

2026年1月26日月曜日

「イテユン」


イテユン




主にシベリア北東端のチュクチ半島に住んでいる民族である、チュクチ族(チュクチ人)に伝わる精霊の一種。イテユンは、「ノタスカ・カラト(ノタスカ・ヴァイルギト)」と呼ばれる精霊達の内の一種である。このノタスカ・カラトは、荒野に棲む「ケレト(人間を害する精霊達)」で、一人旅をしている人間に襲い掛かる。ノタスカ・カラトは、黒く恐ろしい顔と黒い歯という姿で描写されるが、体が描かれる事はない。何故ならノタスカ・カラト達は頭だけを現すからだという。多くのノタスカ・カラト達は特定の名前を持っているわけではないが、数は多く、それぞれ、どれも違う顔をしている。夢や幻覚のなかでは、このノタスカ・カラトは黒い存在の集合の様な形で現れ、シャーマンに従うときも集団で動くという。ノタスカ・カラトの大きさは様々で、人間の指より小さくて、人間の体内に入り込んで膿瘍や腫瘍を起こすものもいる、というものである。このイテユンは、癇癪の精霊で、ゆがんだ顔をしている。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
イテユンのイラストは、黒い歯を持った、ゆがんだ顔だけの姿の魔物に描きました。

2026年1月23日金曜日

「ノタスカ・カラト」


ノタスカ・カラト<ノタスカ・ヴァイルギト>



主にシベリア北東端のチュクチ半島(チュコト半島)に住んでいる民族であるチュクチ族(チュクチ人)に伝わる「ケレト(人間を害する精霊達)」の一種。ノタスカ・カラトは、荒野に棲むケレトである。このノタスカ・カラトは、一人旅をしている人間を襲う。ノタスカ・カラトは、黒く恐ろしい顔と黒い歯という姿で描写されるが、体が描かれる事はない。なぜならノタスカ・カラト達は頭だけ現すからだという。ノタスカ・カラトの多くは特定の名前を持っているわけではないが、数は多く、どれも違う顔をしている。夢や幻覚の中では、このノタスカ・カラトは黒い存在の集合の様な形で現れ、シャーマンに従う時も集団で動くという。ノタスカ・カラトの大きさは様々で、人間の指より小さくて、人間の体内に入り込んで膿瘍や腫瘍を起こすものもいる。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ノタスカ・カラトのデザインは、髪が逆立った真っ黒い頭だけの姿の魔物に描きました。

2026年1月21日水曜日

「スマールゲンフューア」


スマールゲンフューア

ドイツに伝わる。このスマールゲンフューアは、鬼火のことである。スマールゲンフューアは、ヴェストファーレン(ドイツのドルトムント、ミュンスター、ビーレフェルト、オスナブリュックを中心とした地域)に伝わる鬼火である。

出典:
幻想動物の事典
ピクシブ百科事典(「ドイツの妖怪」のページ)

作者ひとこと:
イラストのスマールゲンフューアは、目と口のある鬼火に描いてみました。

2026年1月19日月曜日

「ズンプフリヒト」


ズンプフリヒト

ドイツに伝わる。ズンプフリヒトという名前は「沼地の光」という意味である。このズンプフリヒトは、鬼火のことである。ズンプフリヒトは、生者を沼地まで誘い込んで溺死させる鬼火である。

出典:
ピクシブ百科事典(「ドイツの妖怪」のページ)

作者ひとこと:
ズンプフリヒトのデザインは、漂う鬼火の姿に描きました。

2026年1月16日金曜日

「ツォイスラー」


ツォイスラー

ドイツに伝わる。このツォイスラーは、鬼火のことである。

出典:
幻想動物の事典
ピクシブ百科事典(「ドイツの妖怪」のページ)

作者ひとこと:
ツォイスラーのデザインは、怪しく燃える火の頭を持った妖精の姿に描きました。

2026年1月14日水曜日

「ツュントラー」


ツュントラー

ドイツに伝わる。このツュントラーは、鬼火のことである。

出典:
幻想動物の事典
ピクシブ百科事典(「ドイツの妖怪」のページ)

作者ひとこと:
ツュントラーのデザインは、頭が火になって燃えている、黒い体の魔物の姿に描きました。

2026年1月12日月曜日

「ホウラート」


ホウラート

ドイツに伝わる精霊、または妖怪の一種。このホウラートは、水の精霊、または水の妖怪である「ヴァッサーガイスト」の一種である。ホウラートは「ホウホウ」と鳴くことから、この名で呼ばれる。

出典:
幻想動物の事典
ピクシブ百科事典(「ドイツの妖怪」のページ)
世界現代怪異事典(笠間書院)

作者ひとこと:
ホウラートのデザインは、体が魚の様な鱗に覆われている子供の姿の妖怪に描きました。

2026年1月9日金曜日

「ツュンスラー」


ツュンスラー

ドイツに伝わる。このツュンスラーは、鬼火のことである。

出典:
幻想動物の事典
ピクシブ百科事典(「ドイツの妖怪」のページ)

作者ひとこと:
ツュンスラーのデザインは、頭が燃えているロウソクの様な姿の魔物に描きました。

2026年1月7日水曜日

「エルフリヒト」


エルフリヒト

ドイツに伝わる。エルフリヒトは、鬼火のことである。エルフリヒトという名前は「妖精の光」という意味である。

出典:
幻想動物の事典
ピクシブ百科事典(「ドイツの妖怪」のページ)

作者ひとこと:
エルフリヒトのデザインは、頭に怪火をともしている、二本足の妖精の姿に描きました。

2026年1月5日月曜日

「バルヅァ」


バルヅァ

アルバニアの伝承に登場する自然、あるいは大地を司る精霊。バルヅァという名前は「白いもの」という意味である。このバルヅァは、形のはっきりしない白い姿をしている女性の精霊であるという。このバルヅァは、大地に棲んでいるとされる。バルヅァ達の機嫌を取るために、アルバニアの主婦の間には地面に砂糖や甘いケーキを撒く、という慣習がある(人々はバルヅァ達を鎮めるために、大地にケーキや砂糖をばらまく、とも)。

出典:
神魔精妖名辞典
幻想動物の事典
神様コレクション

作者ひとこと:
バルヅァのデザインは、地面から現れた、白い身体の女性の精霊に描きました。

2026年1月3日土曜日

「オシラサマ」と「白龍」


オシラサマ

 東北地方に分布する家の神の信仰。茨城県などにもなくはないが、青森、岩手、宮城県北部などにことに濃厚である。オシンメ様(福島県)、オコナイ様(山形県)などともいわれる。多くは桑の木に、男女とか馬の顔を彫刻した長さ30cmほどのものを布切れで幾重にも覆っている。貫頭型と布を頭からかぶせた包頭型とがある。普通、神棚の祠に納めておくが、春秋の祭日に出して、神饌をそなえ供養し、またオシラアソバセをする。祭日は一月、三月、九月の十六日である。昔は同族的な系譜を背景とする女性集団によって祀られていたらしく、本家の老婆が祭文を読んだり、女の子がオシラサマを背負って遊ばせたりもした。これをオシラホロキとかオシラアソビともいって、イタコが参与しておこなう場合も多い。「金満長者」「せんだん栗毛」などの祭文を語りながらオシラサマを一対両手にとって打ち振り、神がかりふうになり託宣をする。
 養蚕や農業、漁業、病気平癒の神様とされる。民俗学者の柳田國男(やなぎたくにお)が『遠野物語(とおのものがたり)』で紹介したことで、広く知られるようになった。
 遠野物語の六十九話で、オシラサマの由来譚が語られている。「……昔ある処に貧しき百姓あり。妻は無くて美しき娘あり。又一匹の馬を養う。娘此馬を愛して夜になれば厩舎(うまや)に行きて寝(い)ね、終に馬と夫婦に成れり。或夜父は此事を知りて、其次の日に娘には知らせず、馬を連れ出して桑の木につり下げて殺したり。その夜娘は馬の居らぬより父に尋ねて此事を知り、驚き悲しみて桑の木の下に行き、死したる馬の首に縋(すが)りて泣きいたりしを、父は之を悪(にく)みて斧を以て後(うしろ)より馬の首を切り落せしに、忽(たちま)ち娘は其首に乗りたるまま天に昇り去れり。オシラサマと云うは此時より成りたる神なり……」
 実は中国の東晋の時代(三一七年~四二〇年)に書かれた『捜神記(そうしんき)』にも、馬と娘の恋の話が見られる。なのでこれは、アイヌ由来の神像と中国にあった伝説とが北と南から来て出会い、東北の地で結びついたものだという説もある。『遠野物語拾遺』の七十七話では、昇天する娘が親に養蚕の技術をもたらしたという後日談もある。遠野のなかでも土地によって由来譚は微妙な地域差があったようだ。

出典:
『日本大百科全書 4』(小学館)
『NHK「100分 de 名著」ブックス 柳田国男 遠野物語』(NHK出版)

作者ひとこと:
 Geminiで生成。実がなった桑の枝を持ち、背景の床の間には繭玉(柳などの枝に繭形にまるめた餅・団子などを数多くつけた、小正月の飾り物)が置かれています。貫頭型のイメージで、イラストのオシラサマは、道行コート(外出時、着物の上に羽織る礼装用のコート)を着ています。


白龍(ハクリュウ)

 盛岡市周辺には、昔から「南昌山(なんしょうざん)に雲がかかると雨が降る」という俗言がある。南昌山の古地名を毒ヶ森(ぶすがもり)といった。現在、南昌山塊にも同名の山があるから、単独で呼ばれたというより、南昌山塊の総称として、そう呼んでいたのかもしれない。麓に言い伝えによると、峰の洞窟には水神・白竜(雨竜)が住んでおり、時折、毒気を出して雲を起こし、峰を覆ったという。この毒気に苦しめられる登山者も出たり、雨竜による長雨災害を祓う意味で、峰に青竜権現の祠を建てて祀ったともいわれている。果たしてこの毒気とはなんなのか、知る由もないが、冒頭の俗信にも通じる伝説であることは分かる。猛毒を持つ蛇、マムシの多い山としても有名だが、その関連も気になるところではある。かつての不来方周辺の里から見て、手が届きそうなほどに近く、それでいて、ある種の聖域化、もしくはタブー視された山、それが南昌山だったのではなかろうか。ケとしての山か、ハレとしての山か。いずれにしても、南昌山麓の人々の生活が、この山と密接に関わりながら存在していたということだろう。
 南昌山は江戸時代、徳ヶ森・毒ヶ森と呼ばれていたが当時の南部藩主南部信恩公が、南部繁昌を願って「南」と「昌」の二字をとり命名した。坂上田村麻呂の時代から霊山として敬われた有名な山であり、江戸時代の画家谷文兆が描いた「日本名山圖會」の中に南昌山が選ばれていたり、前九年合戦のとき、安倍貞任と八幡太郎義家が戦った古戦場で、安倍貞任側の名のある武将たちが亡くなっていたりと、たくさんの歴史や伝説に包まれた山である。

出典:
『山日和』(自湧社)
『童話「銀河鉄道の夜」の舞台は矢巾・南昌山』(ツーワンライフ)

作者ひとこと:
 ChatGPTで生成。拙作『アマテラスの力を継ぐ者』で語られるとおりに、カイコの要素も入れたくて、成虫の蚕蛾の触覚と羽根をつけて描かせました。口からは毒に見立てた紫色の煙を吐き出しています。

2026年1月2日金曜日

「三ツ石さま」と「羅刹鬼」


三ツ石さま(ミツイシサマ)

 盛岡市名須川町にある神社「三ツ石神社」にある三つの巨石。三ツ石神社の祭神は「少彦名命(すくなひこなのみこと)、四柱大神」で、例祭は8月の第3日曜日。創建年代は未詳だが、社伝では盛岡市内に現存する神社中最古で、南部信直が創建したともいう。慶長4年、南部利直が盛岡に築城した際、初代・光行の霊を三ツ石神社に迎え、東顕寺に52石を寄進したと伝えられる。神社は東顕寺内にある。その境内に高さ2丈(約6m)、周囲3丈(約9m)の三ツ石があり、「岩手」の地名発祥の地といわれている。
 その昔、羅刹という悪鬼が現れ、住民や旅人を害した。困った住人が三ツ石の神に退治を祈ると、神は悪鬼を捕らえ、巨大な石にしばりつけて岩の中に封じ込めようとしたが、悪鬼が前非を悔いて再びこの里に来ないことを誓い、岩に手形を押して許しを乞うたので、放したという。
 なお、違う説もある。田村麻呂(たむらまろ)将軍がこの地方に進軍してきたときに、退治した蝦夷(えみし)反乱軍の首領3人を捕らえたという。そして二度と反抗しない証文として石に手形を押させたというものである。ちなみに鬼が退散したあと、里人は石の周りで踊り、喜びを表現した。これが現在も続く「さんさ踊り」の始まりといわれている(さんさ踊りの由来には、八幡太郎義家(はちまんたろうよしいえ)に関係あるという説、あるいは南昌山(なんしょうざん)の鬼退治に由来するという説もある)。

出典:
『角川日本地名大辞典 3 岩手県』(角川書店)
『とうほく妖怪図鑑』(無明舎出版)

作者ひとこと:
 ChatGPTで生成。実際に三ツ石神社にある三つの巨石の画像を読み込ませ、微調整をしながら描かせました。


羅刹鬼(ラセツキ)

 岩手県盛岡市に伝わる。昔、羅刹鬼という鬼が、盛岡辺りの里を荒らしており、人々は三ツ石神社に願をかけ、これを捕らえてもらった。羅刹鬼は二度とこの地を踏まないと約束をし、三ツ石の神様はその証文として、三ツ石に手形を押させた。岩手県の県名はこの岩に残った手形に由来するという。
 この話は、現在東北四大祭りの一つである「さんさ踊り」の起源譚、「不来方(こずかた)」という地名譚にもなっている。鬼は、もうこの地には来ないと三ツ石に手形を押して退散したことからこの地域は、鬼が来ない「不来方」と呼ばれた。また、鬼が来なくなったことに村人たちは「さんさ、さんさ」と喜び、感謝の踊りを捧げたのが「さんさ踊り」の起源とされる。
 岩手日報社『岩手の伝説を歩く』によれば、この三ツ石は岩手山が噴火したときに飛んできた石だとか、大きな岩が長い年月のうちに割れたとか、雨上がりには手形が浮かび上がるとも言われているようである。
 岩手県全般に現れる鬼の話のほとんどは、朝廷に対抗した蝦夷(えみし)の民であった。岩手県を含む東北の地は、常に敗れ続けてきた。坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)率いる朝廷軍に敗れ、源頼朝(みなもとのよりとも)率いる関東軍にも敗れ、いくつもの敗北があった。そのために、伝説のほとんどが征服者の視点によるものが多い。この羅刹鬼の話も、またしかりである。

出典:
『日本怪異妖怪事典 東北』(笠間書院)

作者ひとこと:
 Geminiで生成。もう来ないと約束して退散したあと南昌山へ飛んでいったという話もあるようで、イラストは南昌山麓の洞窟で平穏に暮らす羅刹鬼をイメージして描かせました。

2026年1月1日木曜日

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