袁洪(エンコウ)
中国で明代に成立した小説「封神演義」に登場する
「梅山の七怪(バイザンノシチカイ)」という、梅山に住む
七人の妖魔の一人。「梅山の七怪」の頭領格である。
その正体は白猿の精である。変化の術を心得ている。
商(殷)に仕官し、商の王「紂王(チュウオウ)」より
商軍の総大将に任ぜられ、二十万の大軍を率いた。
戦いでは、頭上に元神を現す術で「楊任(ヨウジン)」を
打ち殺した。最後は梅山で女神「女媧」の宝物・
山河社稷図(サンガシャショクズ)の中に迷い込み、
仙桃を食べて動けなくなってしまう。そこを仙人の
「楊セン」の縛妖索(バクヨウサク)で縛り上げられ、
姜子牙(キョウシガ)の斬仙飛刀(ザンセンヒトウ)で
処刑された。
出典:
封神演義 Fengshen-Yanyi
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