ウングル
オーストラリアの先住民であるアボリジニが崇拝する、大蛇の姿をした虹の精霊「虹蛇(ニジヘビ、レインボー・サーペント)」の内の一種。ウングルは天地創造の時代「ドリームタイム」に、世界がまだ海しかなかった頃、海底の泥が集まって誕生したのが最初の精霊、虹蛇ウングルだった。ウングルは何度もブーメランを飛ばして海面を泡立てて、その泡を固めて陸地を造った。そうして出来た大地に上がったウングルは、沢山の卵を産み、その卵から多くの精霊達が産まれた。それら多くの精霊達が更に様々な地上の生き物達を生み出したので、世界には多くの生き物達が暮らす様になった。
出典:
よくわかる「世界のドラゴン」事典(廣済堂出版)
作者ひとこと:
ウングルのデザインは、魚と蛇が合体した様な姿に描きました。口にブーメランを咥えています。
0 件のコメント:
コメントを投稿