ページ

2019年9月29日日曜日

「カディカマラ」



カディカマラ

オーストラリアの先住民であるアボリジニに伝わる幻獣、または未確認動物。カディカマラは巨大な怪獣であるとされ、その体はサイより大きく、顔はクマの様で、唇は兎(ウサギ)の様に割れており、そこから前歯が二本突き出しているという姿をしている。また1800年代には、中央オーストラリアの砂漠地帯から帰って来る金鉱夫達の間で、3~4mの大兎を見たという風聞が伝わっており、これもカディカマラと関連付けられている。「UMA解体新書」實吉達郎・著(新紀元社)によると、1801年、フランスの探検隊がウェスタンオーストラリア州(西オーストラリア州)の西南ジオグラフィー湾から内陸にエントリーした。探検隊一行がアヴォン川に到着した時、メンバーの地質学者、シャルル・バリーが「デボーッ」という巨獣の咆哮を聞いたという。著者・實吉氏は70年代から、シャルル・バリーが聞いた咆哮の持ち主と、カディカマラを関連付けた記述を残している。

出典:
モモの缶詰
本当にいる世界の「未知生物」案内(笠倉出版社)

作者ひとこと:
カディカマラのデザインは、兎と熊が合体した様な、ずんぐりとした巨獣の姿に描きました。

0 件のコメント:

コメントを投稿