タイヤバン
フィリピンのルソン島北部、コルディリエラ山脈に居住する少数民族であるイフガオ族に伝わる怪物、または妖怪。タイヤバンは人々から非常に恐れられている怪物である。タイヤバンは空を飛ぶ怪物で、普段は岩場や茂み、湖などに棲んでいる。タイヤバンは、人間を含む動物や植物の魂を食料としている。このタイヤバンに魂を食べられてしまうと、タイヤバンに食べられてしまった魂の量に応じて、その魂の持ち主の体に異常が発生する。例えば、タイヤバンが魂の一部を食べた時、そのタイヤバンに食べられた魂の一部が腕の部分の物だった場合、その魂の持ち主の腕も枯れてしまう。またタイヤバンは、稲や果樹の魂を盗む事もある。時にタイヤバンは人間に召喚されて、その人間の敵に害を加える事もある。
出典:
幻想動物の事典
和漢百魅缶
作者ひとこと:
タイヤバンのデザインは、体から二本の腕が分離している姿の鬼や魔物の様な姿に描きました。
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