マンババラン
フィリピンに伝わる魔女。マンババランは、肉食の甲虫を使って相手に呪いをかける「バラン」という黒魔術の使い手の魔女である。マンババランは、バランの黒魔術に使う虫を、いつもは瓶や竹筒の中に住まわせており、この虫に慎重に生姜の根を与えながら飼育している。そして、相手にバランの黒魔術で呪いをかける際には呪文を唱え、瓶や竹筒の中から甲虫を解き放って、その甲虫を呪う相手に襲わせる。甲虫は、相手の体の様々な場所に潜り込んで、そこで痛みや病気を引き起こす。このマンババランの甲虫が引き起こす病気は通常の医療や薬では治療出来ない。やがて、甲虫の引き起こす病気によって死んだ者の体内では、体内にいる甲虫が、体内に卵を産み付け、新たなバランの黒魔術に使う甲虫が産まれる事になる。このマンババランの呪いが見られる地域には「アルブラリオ」、「マナナンバル」、「ソルワナ」と呼ばれる呪術医や聖職者がおり、マンババランの呪いの病気に対して、卵黄を使った治療を行うという。
出典:
ピクシブ百科事典
作者ひとこと:
マンババランのデザインは、マンババランが、肉食の甲虫を使って呪いをかける魔女である事から、首にムカデを巻いていたり、体から様々な虫の脚が出ていたりする虫をイメージする姿の魔女に描きました。
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