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2018年4月30日月曜日
2018年4月29日日曜日
「精霊馬」と「金魚草」
精霊馬(ショウリョウウマ)
お盆の期間中に見られる、この世とあの世を行き来するための乗り物。故人の霊魂を乗せるとされ、ナスやキュウリを用いて作る。マッチ棒や折った割り箸などを足に見立てて差し込み、馬や牛として仏壇まわりや精霊棚に供物とともに配する。キュウリは足の速い馬に見立て、早くあの世から家に帰って来られるように、ナスは足の遅い牛に見立て、ゆっくりあの世に戻って行くように、また、この世から供物をたくさん積んで楽に帰れるように、という願いがそれぞれ込められている。
出典:
Wikipedia「お盆」
はてなキーワード
作者ひとこと:
アニメ『鬼灯の冷徹』第弐期その弐の第1話で、唐瓜(カラウリ)と茄子(ナスビ)の成長が見られました。もう立派な先輩ですね! ということで今回は、この二人のモチーフになった精霊馬にしました。馬の頭と尻尾をつけたキュウリと、牛の頭と尻尾をつけたナスと、周りには幽霊も描いてみました。
金魚草(キンギョソウ)
ゴマノハグサ科キンギョソウ属(オオバコ科アンティリナム属)で、地中海沿岸部を原産地とする植物。その名の通り、金魚のような花を穂状に数多く咲かせる。金魚の養殖で有名な愛知県「弥富(ヤトミ)市」の市の花にもなっている。花言葉の「おしゃべり」「でしゃばり」「おせっかい」は、口をぱくぱくさせて話しているように見えることが由来。英名は「噛みつく龍」を意味する「スナップドラゴン」であり、ミツバチが花の中に入って蜜を吸う様子を、ミツバチが龍に飲み込まれているような姿になぞらえて表現した。西洋では、この花が仮面に似ているとも言われ、そこから「推測では、やはりNO」の花言葉が生まれた。属名の「Antirrhinum(アンティリナム)」は、その花の形からギリシャ語で「anti(似)+rhinos(鼻)」を表し、「鼻のようなもの」という意味である。江戸時代後半に日本に渡来し、春の南房総では、たくさん温室栽培される。
出典:
Wikipedia
NAVERまとめ
季節の花 300
goo辞書 英和和英
城跡ほっつき歩記 「雑草・山野草・草花 植物図鑑」
作者ひとこと:
『鬼灯の冷徹』第弐期その弐の第3話のBパートでは、金魚草が閻魔殿の庭に植えられた経緯について触れられています。なので、今回は「金魚草」を描いてみました。「荼枳尼天(ダキニテン)」はマゴラカさんが描いていそうだし、「宇迦之御魂(ウカノミタマ)神」は僕のほうのブログで描きたいと思ったので、今回は描きませんでした。最初は知らなかったけど『鬼灯の冷徹』に金魚草が出てきて、なにこれ? と思って調べたら実際に存在する草花で……。花が枯れたあとの莢(サヤ、種子を包んでいる殻)が、金魚草はドクロのような形になるらしく、そのビフォーアフターを今回は描いてみました。
「二口女」と「山爺」
二口女(フタクチオンナ)
日本に伝わる妖怪の一種。江戸時代に記された『絵本百物語(エホンヒャクモノガタリ)』にある妖怪の一つで、後頭部にもう一つの口を持つ女性として描かれている。髪の毛を蛇のように操り、食べ物を後頭部の口に運ぶ。二口女が登場する『食わず女房(クワズニョウボウ)』の類話は多数残っているが、正体を現した山姥が夫を連れ去ろうとして、菖蒲や蓬など魔除けの効果がある植物によって失敗する、という結末が多い。昔話では山姥が正体だが、『絵本百物語』では先妻の子供を虐待して餓死させた、継母(ママハハ)の成れの果てだと解説している。
出典:
Wikipedia
決定版 日本の妖怪(宝島社)
作者ひとこと:
二口女のデザインは、髪の毛を蛇のように操るとあるので、実際に髪の毛を蛇にして食べ物を掴む姿にしてみました。『妖怪のお医者さん』という漫画の中に出てくる二口女が好きで、それを意識して少し可愛く描いてみました。『妖怪のお医者さん』には幼女で描かれていますが、それよりも大人っぽくしています。前回の「たんたん坊」のイラストの中に「カマイタチ」を描きましたが、二口女は個別に描きたいと思ったので、このスペースにねじ込みました。
山爺(ヤマジジイ)<ヤマンジイ、山父(ヤマチチ)>
日本に伝わる妖怪の一種。高知県をはじめとする四国地方に伝承されており、身長が3~4尺(約90~120センチメートル)、全身に鼠色の短毛が生えており、目は二つ目だが、片方が大きく片方が非常に小さいため、一つ目に見えるとある。一つ目の伝承は、この一つ目に見える二つ目が誤解されて伝わったものともいう。イノシシやサルなどの骨を、まるでダイコンのようにたやすく噛み砕くほどの頑丈な歯を持っているので、猟師たちはこの山爺を餌で手なずけ、オオカミを追い払うのに使っていたという。山爺を見たという人はさすがに少ないわけだが、ある大雪の日に、村外れの道に杵で押したような丸い跡がついていて、たぶん山爺の足跡だろうと話し合ったという。
出典:
Wikipedia
決定版 日本妖怪大全(講談社)
作者ひとこと:
山爺のデザインは、伝承通りにしました。『ゲゲゲの鬼太郎』第6期の第4話は「山爺」が出てくる話でした。鬼太郎の山爺のように片頬を上げた口にしてみましたが、全体的には違うふうに描いてみました。4話には「山爺」とともに「油すまし」や「ベトベトさん」も出ていたのですが、ここでは敵キャラだけ紹介しようと思います(正確には「山爺」は敵ではありませんが)。
2018年4月28日土曜日
2018年4月27日金曜日
「オンディタチアエ」
2018年4月26日木曜日
2018年4月25日水曜日
「ウッチョウセン」
ウッチョウセン
アメリカ合衆国やカナダに住む、パサマクォディ族の伝承と信仰に登場する巨大な鳥。大きな生物で、大抵は世界の北の果てにある岩の上に静かに止まっているが、ほんの少し翼を動かしただけで世界を吹き渡る風が起きる。ウッチョウセンは余りにも揉め事を起こすので結局、英雄「グルースキャップ」が監視しなくてはならなくなった。
出典:
世界の怪物・神獣事典(原書房)
作者ひとこと:
ウッチョウセンのデザインは、巨大な鳥だということだったので、頭に山が載っていたり体に雲がまとわりついている姿で、巨大な感じを描きました。いつも静かに岩の上に止まっているというので、目を閉じて瞑想しているイメージにしてみました。
2018年4月24日火曜日
2018年4月23日月曜日
「アイス・ジャイアント」
2018年4月22日日曜日
「亡霊番長」と「死者の乗る自転車」
亡霊番長(ボウレイバンチョウ)
都市伝説の一種。どこからともなく大男が現れ、いじめをしている人間に襲いかかる。生前、いじめっ子から友人を守っていた少年が、事故で亡くなったあとも友人のことが心配で、亡霊番長として現世に姿を現した存在と考えられる。『妖怪ウォッチ』の完全な創作と思われるが、妖怪が生まれた根底には「悪いことをすれば懲らしめられる」というものが、少なからず存在していたはずである。
出典:
妖怪ウォッチ シャドウサイド
作者ひとこと:
亡霊番長のデザインは、アニメに登場するものを参考にしました。弱いものいじめをしている人間にしか危害を与えないので、原作よりも少し優しそうな顔立ちの妖怪にしてみました(あとづけ)。
死者の乗る自転車(シシャノノルジテンシャ)
都市伝説の一種。道を歩いていると、黒い影に覆われた自転車があとをついてきて、顔を見せてしまうと「お前じゃない」と言って襲ってくる。乗り捨てられた自転車が化けた、現代付喪神(ツクモガミ)の一種である。もともとの所有者を探して、ゆかりのあった場所を徘徊していると考えられ、これ自体は『妖怪ウォッチ』の完全な創作と思われる。しかし、後ろからぴったりついてきて、転んだ人間を食う「送り犬(オクリイヌ)」という妖怪や、列車に撥(ハ)ねられて、上半身だけになった「テケテケ」と呼ばれる都市伝説などは、実際に語られていたものが存在する。テケテケは、自分の下半身を探すために現れると言われるが、時として、自分を見捨てた人間を復讐のために襲うとされる。その点も、死者の乗る自転車と類似しているが、死者の乗る自転車のほうは、それほどの凶暴性はなく、顔面に×印をつけていくだけで、それは一週間ほどで消える。自分にもう一度乗って欲しいという、そんな願望が具現化されたものであろう。
出典:
妖怪ウォッチ シャドウサイド
Wikipedia「テケテケ」「送り犬」
作者ひとこと:
死者の乗る自転車のデザインは、アニメに登場するものを参考にしました。自転車のほうが本体なので、原作通りライトを目にして、前輪を口にして描きました。
「たんたん坊」と「白澤」
たんたん坊(タンタンボウ)<やにやに坊>
名前が指すように、痰(タン)を飛ばして攻撃する妖怪。水木しげるが創作した、妖怪城の主である。「二口女(フタクチオンナ)<大口女(オオクチオンナ)>」や「鎌鼬(カマイタチ)」などと行動を共にすることが多く、目やにを飛ばして攻撃する「やにやに坊(ヤニヤニボウ)」と同一視される。容姿が似ている「大かむろ(オオカムロ)」も、おそらく水木しげるの創作と思われ、その原典となったのは「速水春暁斎(ハヤミシュンギョウサイ)」の『絵本小夜時雨(エホンサヨシグレ)』に登場する、狸が化けた首だけの妖怪とされている。しかし原典とは名前が異なり、全くの別物であると考えられる。
出典:
Wikipedia
ピクシブ百科事典
作者ひとこと:
たんたん坊のデザインは、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』を参考にしました。背景には妖怪城とカマイタチの姿も描いてみました。
白澤(ハクタク)<白沢>
中国に伝わる、人語を解し万物に精通するとされる聖獣。『三才図会(サンサイズエ)』によると、「東望山」に白澤と呼ぶ獣が住んでいた。白澤は人間の言葉を操り、治めるものが有徳であれば姿をみせたと言う。しかし『佩文韻府(ハイブンインプ)』や『淵鑑類函(エンカンルイカン)』では、これを『山海経(センガイキョウ)』からの引用とするが、実際の『山海経』に、このような文はない。徳の高い為政者の治世に姿を現すのは、麒麟(キリン)や鳳凰(ホウオウ)に似ている。日本では『和漢三才図会(ワカンサンサイズエ)』にも描かれているが、獅子に似た姿である。「鳥山石燕(トリヤマセキエン)」は『今昔百鬼拾遺(コンジャクヒャッキシュウイ)』でこれを取り上げているが、その姿は1対の牛に似た角をいただき、下顎に山羊髭を蓄え、額にも瞳を持つ3眼、さらには左右の胴体に3眼を描き入れており、合わせて9眼として描いている。白澤が3眼以上の眼を持つ姿は石燕以降と推測され、それより前には3眼以上の眼は確認できない。たとえば『怪奇鳥獣図巻(カイキチョウジュウズカン)』(出版は江戸時代だが、より古い中国の書物を参考に描かれた可能性が高い)の白澤は2眼である。この白澤は、麒麟の体躯を頑丈にしたような姿で描かれている。
出典:
Wikipedia
作者ひとこと:
アニメ『鬼灯の冷徹』第弐期その弐の第2話は、前後半どちらも洋服についての話が登場する回でした。なぜか『鬼灯の冷徹』では鬼灯とともに、ファッションセンスのないキャラクターとして描かれていますね。ということで、今回は白澤を描いてみました。漫画のイメージを残しつつ、変化する途中のイメージでデザインしました。大きく描くことで、色々ごまかしました(*ゝω・)てへぺろ☆
「キワコウ」
キワコウ
アメリカ合衆国やカナダに住むパサマクォディ族やマリシート族の伝説における巨人。人食いの「アイス・ジャイアント」の一種。魔女の邪悪な魔法によって生き返った死体が、人間を二人以上食べるとなる。英雄「グルースキャップ」はキワコウを倒す為、彼等と同じ姿に変身して、警戒を解いて中に入り込み、グルースキャップは地面に魔法をかけ水を沸き上がらせた。それから変身の歌を歌うと魔法がキワコウを魚に変え、そのまま水に流されて、その後はキワコウが人間に害をもたらすことはなくなった。
出典:
神魔精妖名辞典
世界の怪物・神獣事典(原書房)
作者ひとこと:
キワコウのデザインは、死体がなる巨人ということなので、片目を空洞にして死体だったことを表現しました。また、物語の中に水が出てくるので、水中から上半身を出した姿で描きました。
2018年4月21日土曜日
「ガアシエンディエタ」
2018年4月20日金曜日
「オングウェ・イアス」
2018年4月19日木曜日
「ガニアグワイヘゴワ」
ガニアグワイヘゴワ
アメリカの先住民イロコイ族(セネカ族)の伝説や信仰に登場する、人食い怪物。毛のない熊のような姿をしている。略奪をしたり、森で一人で歩いている人間を食い殺したりする。そこでセネカ族の「ハデンテニ」と「ハニゴンゲンダタ」は、この怪物を退治しようと決意する。二人は精霊「ガジクサ」に助言を求め、ガニアグワイヘゴワは不死身だが、足の裏だけはそうではないこと、そしてガニアグワイヘゴワは頭が悪いので、彫像を見ても本当の人間と勘違いして襲ってくることを知った。こうして二人は、ガニアグワイヘゴワの棲む地底へと向かい、木製の彫像を住まいの前に置いた。案の定興奮したガニアグワイヘゴワが現れ、彫像を無抵抗の人間と信じ込んで襲いかかった。二人はガニアグワイヘゴワに戦いを挑み、両足の裏を矢で射抜き、その後両足を切り落とした。さらにガニアグワイヘゴワを火で焼き尽くして退治した。
出典:
神魔精妖名辞典
世界の怪物・神獣事典(原書房)
作者ひとこと:
ガニアグワイヘゴワのデザインは、伝承通り毛のない熊の姿で描きました。顔に無数の瘤(コブ)をつけて、異形の感じ・不気味な感じにしてみました。
2018年4月18日水曜日
「ジエイエン」
2018年4月17日火曜日
2018年4月16日月曜日
「ドゥーノンガエス」
ドゥーノンガエス
アメリカの先住民イロコイ族(セネカ族)に伝わる、頭に二本の角を持った大蛇の姿をした怪物。普段は湖や泉や川の深くに棲むが、日光を浴びるため地上に姿を見せる。動物や人間を捕食する。ドゥーノンガエスの棲む場所の水に触れることさえ危ないとされ、生物がドゥーノンガエスの棲む水に触れた瞬間に、その生物は消えてしまう。また、ドゥーノンガエスの名前を口にすることも危険で、人々はドゥーノンガエスが冬眠に入るまで、彼の話題を語ることが許されていない。ドゥーノンガエスは人間に化けることもある。
出典:
幻想世界事典
神魔精妖名辞典
作者ひとこと:
ドゥーノンガエスのデザインは、伝承通り二本の角を持った大蛇の姿にして、人間に化けるということから、人間の腕と胴体を持った姿で描きました。
2018年4月15日日曜日
「伸上り」と「鬼灯」
伸上り(ノビアガリ)
日本各地に伝わる妖怪。「高坊主(タカボウズ)」や「星ちぎり(ホシチギリ)」、「見越し入道(ミコシニュウドウ)」などとも呼ばれ、主に伸上りは四国地方での呼び名。目の前に現れたかと思うと、見ているうちに次第に背が高くなり、見上げれば見上げるほど、どんどん背が高くなっていく。地上から約30センチメートルのところを蹴飛ばしたり、目を逸らしたり、「見越した」と呼びかけたりすると、その姿を消すとされている。
出典:
Wikipedia
作者ひとこと:
アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6期第1話は「のびあがり」で、第2話は「見上げ入道(ミアゲニュウドウ)」でした。ゲゲゲの鬼太郎の中では、吸血木(キュウケツキ)の種を人間に植え付ける妖怪として登場するので、何本もの手を持っていて、その一本に樹木を持たせた姿にしてみました。伸上りの正体がタヌキやカワウソとされているので、顔にカワウソ要素(耳やヒゲ)を入れて描きました。また、「見上げ入道」とも同一視されているので、お坊さんのような袈裟(ケサ)を身につけさせました。
鬼灯(ホオズキ)<鬼燈、酸漿>
東南アジア原産のナス科の多年草。「ヌカヅキ」や「輝血(カガチ)」とも呼ばれる。ほおずきの名前の由来は、実の赤くふっくらした様子から、頬を連想したもの(「づき」は「顔つき」「目つき」の「つき」)や、ホホ(蝥、カメムシの類)という虫がつくからという説もある。中国語では「酸漿」の名のほかに「金灯」「錦灯籠」などとも言い、英語では「Chinese lantern plant」とも呼ばれている。根の部分には子宮の緊縮作用がある「ヒストニン」が含まれており、妊娠中の女性が服用した場合、流産の恐れがある。
出典:
Wikipedia
作者ひとこと:
鬼灯は死者の霊を導く提灯に見立てられるので、幽霊に鬼灯型の提灯を持たせたイラストを描きました。ただの幽霊ではなく、鬼のようなキバもつけてみました。
2018年4月14日土曜日
「イヤティク」
2018年4月13日金曜日
2018年4月12日木曜日
2018年4月11日水曜日
2018年4月10日火曜日
2018年4月9日月曜日
「ビッグ・ウォーター・マン」
2018年4月8日日曜日
2018年4月7日土曜日
「エスツァナトレヒ」
エスツァナトレヒ(エスツァナットレーヒ)
アメリカの先住民ナバホ族が崇拝する女神。名前は「姿を変える女」という意味。若い娘の姿から年老いた婆の姿に変わり、再び若返るのを繰り返す不死である。彼女は季節の変化を神格化した女神である。また彼女は、あるとき一人で暮らす寂しさに耐えかねて、自分の皮膚から人間を作った。夫は太陽神「ツォハノアイ」、息子たちは「ナイェネズガニ」と「トバジスツィニ」である。
出典:
神様コレクション
愚者のページ
作者ひとこと:
エスツァナトレヒのデザインは、夫のツォハノアイと同じく頭だけの姿にしてみました。夫が太陽なことや季節を司ること、人間を作ったことなどから、地母神を想像しました。大地の神なので、髪の代わりに草木や水になっています。また、彼女から人間が連なって出来ている様子をイメージして描きました。