封豨(ホウキ)
中国神話に登場する怪物。中国の南方にある、桑林(ソウリン)という地に棲んでいた。巨大な猪の姿をしている。とてつもない怪力で、性格は乱暴で貪欲だった。家畜や人々を襲って、傷付けたり食い殺したりした。更に田畑を荒らした。また、身体は鎧の様に頑丈な毛皮に覆われ、普通の武器では全く歯が立たない。多くの人々が封豨に苦しめられた為、帝「堯(ギョウ)」は「羿(ゲイ)」を封豨退治に遣わした。羿は封豨の脚に矢を打ち込み、封豨を生け捕りにした。生け捕りにされた封豨は、まず肉を切り取り蒸して、蒸された封豨の肉は料理され堯に献上された。また、封豨が河など水に入ると雨が降るとも言われ、桑林で祈られた。この場合は恐ろしい怪物では無く、封豨は雨雲を呼び雨を降らす、雨の神として信仰された。
出典:
プロメテウス
Wikipedia
作者ひとこと:
封豨のデザインは伝承通り、巨大な猪の姿をイメージして描きました。
0 件のコメント:
コメントを投稿