木客(ボッキャク、モッカク)
中国に伝わる妖怪、怪物の一種。木客は南康(ナンコウ。江西省)の絶壁の岩の間や木の上に住んでいたという。木客は人間に似た姿をしており、人間の言葉を喋るが、その木客の手や足は鉤爪になっている。また、木客は人間と同様に、仲間が死ぬと、その仲間の死体を棺に入れて葬るという。この木客は、人間と交易する事もあったと言われているが、ただ、木客は人間の前に姿を見せる事は殆ど無いとも言われている。
出典:
妖怪世界遺産
幻想世界の住人たちⅢ<中国編>(新紀元社)
作者ひとこと:
木客のデザインは、首回りや、腰布代わりに葉っぱを身に着けており、手足が鉤爪になっている山人の様な姿に描きました。
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