ラレス
ローマ神話に登場する霊の一種。ラレスは人家の守護霊である。死んだ人間の幽霊「レムレス」が家に棲み着いて守護霊となったものが、このラレスとなる。しかし、ほとんどの場合は、その家を最初に造った祖先の霊がラレスになると言われていた。ローマ神話においては、「メルクリウス」と「ララ」の間に生まれた息子達がラレスであるとされる。ラレスは、家の炉端のあたりに棲み着くとされている。そのため、ローマの人達は炉端付近に神棚を作り、ラレスに感謝を捧げた。しかし、宗教革命後は悪魔の様な存在として伝えられる様になり、残念な事に守護霊の面影は消え去ってしまった。
出典:
幻想世界幻獣事典(笠倉出版社)
作者ひとこと:
ラレスのデザインは、巨大なトカゲの様なドラゴンの様な姿の守護霊に描きました。
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