自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2020年8月29日土曜日

「洛嬪」


洛嬪(ラクヒン)<雒嬪、洛神(ラクシン)、宓妃(フッピ)

中国神話に登場する、洛水(ラクスイ。黄河にそそぐ川の一つ)の女神で、水と川を司る女神ともされる。洛嬪は、洛水と伊川(イセン)が合流する辺りに住んでいるとされている。洛嬪は「伏羲(フッキ、フクギ。中国神話に登場する神または伝説上の帝王で、三皇の一人)」の娘である。洛嬪が洛水を渡っている時に溺れ死に、洛水の女神になったと言われている。洛嬪は洛水の女神となった後に、黄河の神である「河伯(カハク)」と結婚した。しかし、ここに、太陽を射落とした事で有名な弓の名人「羿(ゲイ)」がやって来て、羿は河伯を弓で射て、洛嬪を奪って結婚したという伝説がある。洛嬪は、とにかく美しい女神だったらしく、数多くの詩人達に歌われている。特に知られているのは、三国時代に魏の「曹植(ソウショク)」によって歌われた「洛神賊」である。それによれば、洛嬪の姿は「軽やかであること、飛び立つ鳳凰のようで、しなやかであること遊び戯れる龍のよう」だった。また、「遠くから洛嬪を見ると、その白いこと、太陽が朝霞から昇るようで、近くから見ると、この赤いこと、青い波間に顔を出した蓮の花のようだった」という。

出典:
Wikipedia
神魔精妖名辞典
フランボワイヤン・ワールド

作者ひとこと:
洛嬪のデザインは、父である伏羲と同じ様に、上半身は人、下半身は蛇の姿の神に描きました。上半身は羽衣を纏った天女の様な感じにしました。

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