ウグジュクナーパク
アラスカのイヌイットの伝承と信仰に登場する巨大な齧歯類の動物。このウグジュクナーパクは、非常に長い、物をつかむのに適した尻尾を持つ巨大なネズミとされる。その尻尾を使って海獣の皮を張った木造の小舟である「ウミアク」をひっくり返し、なかから犠牲者をつかみ出す。ウグジュクナーパクの毛皮は猟師が使うような武器では傷つけることはできず、また滅多にない聴力とスピードを持っている。つまり、このウグジュクナーパクは特に危険な生物ということであり、猟師も漁師もウグジュクナーパクが棲む島には決して近づかない。
出典:
世界の怪物・神獣事典(原書房)
作者ひとこと:
ウグジュクナーパクのデザインは、「物を掴むのに適した尻尾」という特徴を、イラストでは、尻尾の先に手を付けて、本当に掴めるという感じにした、巨大なネズミの怪物に描きました。
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