月通様(ゲツウサマ)<月通鬼(ゲツウキ)>
日本に伝わる妖怪の一種。月通様は、宮城県塩竈市に伝わる妖怪で、十五夜の前日の夜に現れる。月通様は、十五夜の前日の夜に外を徘徊している者で、人と道で出会うと「ゲツウ、ゲツウ」と言いながら、相手に人差し指を向ける。こうして月通様に指差された者は高熱を発し、薬も効かず医者に診せても原因が分からず、三日と経たない内に死に至ると言う。なので、この十五夜の前日の夜は、人々は決して外には出ず、家に籠っていなければならないのだと言う。
出典:
日本の妖怪と民族神(モンキー出版)
作者ひとこと:
月通様のデザインは、月通様が十五夜の前日に現れるという伝承から、月の様な頭を持った妖怪の姿に描きました。指は伝承通り、人差し指で相手を指差す様な感じにしてみました。
※こちらはエイプリルフールの創作です。
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