エトン<エトーン、アイトン、アイトーン>
ギリシア神話に登場する幻獣、または怪鳥の一種。エトンは巨大なハゲタカである。このエトンは、コーカサス山で「プロメテウス」の肝臓を日々食らい続けた。プロメテウスは、「ゼウス」によって火を取り上げられ、自然界の猛威や寒さに怯える人類を哀れみ、火があれば、人類は暖をとる事も出来、調理も出来ると考え、「ヘーパイストス」の作業場の炉の中にオオウイキョウを入れて点火し、それを地上に持って来て人類に「火」を渡した。人類はプロメテウスから与えられた火を基盤とした文明や技術など多くの恩恵を受けたが、同時に、その火を使って武器を作り戦争を始めるに至った。これに怒ったゼウスは、権力の神「クラトス」と暴力の神「ビアー」に命じてプロメテウスをコーカサス山の山頂に磔にさせ、プロメテウスを生きながらにして毎日肝臓を、巨大なハゲタカのエトンに啄まれる責め苦を強いた。プロメテウスは不死である為、プロメテウスの肝臓は夜中に再生し、後にヘラクレスがエトンを殺し、プロメテウスを責め苦から解放するまで、エトンによる拷問は行われ続けた。その生きたまま肝臓をエトンに啄まれる責め苦の刑期は三万年であった。エトンは、風の魔神「テュポン」と、その妻である魔神「エキドナ」の間に産まれた子供である。
出典:
Wikipedia(「プロメ-テウス」のページ)
神様コレクション
作者ひとこと:
エトンのデザインは、巨大なハゲタカの姿に描きました。
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