ケール
ギリシア神話に登場する神、または悪霊の一種。ケールは死を司る女神、または女性の悪霊で、複数おり、複数形は「ケーレス」という。ケール自身、運命を司る女神であるが、他の運命の女神とは違い、不吉な運命を司っている。またケールは、死の運命をあらわす女神であるともされ、「死の運命」自体をケールとも呼ぶ。また、ケールという名前は「破滅」を意味する。このケールは暴力的な死を擬人化した存在で、黒い翼を持ち、長い歯と長い爪を持ち、戦場で死ぬべき人間を見つけると群がって来て、死骸の血を吸い、肉を喰らうとも言われている。ケール自身が人間達に死を与える決定権を持っているわけではなく、死が訪れると群がってくるというイメージに近く、まさに死を具現化した様な存在と言える。またケールは、非業の死を司る女神、または精霊であるとも言われ、戦場において死をもたらす存在である。人間を死に誘うその役目から悪霊とされる事も多いという。ケールは尖った鋭い爪を持ち、血で染まった真っ赤な衣を纏っている。戦いになると、目を輝かせ、口を歪め、鋭い歯を剥き出しにして、戦場を飛び回るという。またケールは「ハデスの犬」と呼ばれ、冥府の神「ハデス」の従者であるが、戦争を司る軍神「アレス」の従者でもある。ケールは、夜の女神「ニュクス」の娘達である。
出典:
Wikipedia
ファンタジィ事典
神統録@ウィキ
幻想世界事典
作者ひとこと:
ケールのデザインは、背中に翼を生やした女性の魔物の姿に描きました。
0 件のコメント:
コメントを投稿