ヤ・オ・ガー
アメリカの先住民族であるイロコイ族の神話に登場する精霊の一種。ヤ・オ・ガーは風の精霊の内の一体で、北風を司る。このヤ・オ・ガーは、熊の姿をしている。セネカ族の信仰によれば、風を司るのは「ガ・オー」という名の、人間に好意的な善霊で、そのガ・オーの住居の入口には、熊の姿をした北風の精霊「ヤ・オ・ガー」、ピューマの姿をした西風の精霊「ダジョジ」、ヘラジカの姿をした東風の精霊「オヤンドネ」、子鹿の姿をした南風の精霊「ネ・ア・ゴ」が閉じ込められており、これらの風の精霊達を支配する事によって、ガ・オーは季節の変化も司る事になっている。ガ・オーが住居の北の扉を開けた時に、ヤ・オ・ガーは呼応した。ヤ・オ・ガーは、普段はガ・オーによって支配されているが、ひとたび解放されると、ヤ・オ・ガーは冷たい嵐の様な風をもたらし、ヤ・オ・ガーの吐息は水を凍らせるとされている。または、嵐の様な冷たい風をもたらし、その息で世界を凍らせるとも言われている。
出典:
神様コレクション
神魔精妖名辞典
コトバンク
ピクシブ百科事典
幻想世界事典
作者ひとこと:
ヤ・オ・ガーのデザインは、首もとに雲を纏った、巨大な熊の姿の精霊に描きました。
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