コグクプク
アラスカのベーリング海沿岸に住むイヌイットの伝説と伝承に登場する怪物。コグクプクは、地中に棲息する巨大な怪物で、地表に出る事なく穴を掘り進めて、食物を探す事を強いられているが、コグクプクが地下にいる、より大きな理由は、コグクプクは、日の光を浴びると死んでしまう為である。真冬に一夜だけ、暗闇の中に姿を現わす。しかし、地表に長く留まり過ぎて太陽の光のために死んでしまったものは、今では白く色褪せた巨大な骨になっている。これがこの地方で発見されたマンモスの骨の説明になっている。
出典:
世界の怪物・神獣事典(原書房)
作者ひとこと:
コグクプクのデザインは、マンモスの牙の様な長い牙と、象の様な大きな耳と象の様な足、そして鱗に覆われた体を持つ巨大な怪獣の姿に描きました。
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