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2022年12月31日土曜日

「ウティホ」


ウティホ

南アフリカ共和国からナミビアに居住しているコイコイ人が信仰している天空神。ウティホは天候を支配している神である。降雨はウティホの慈悲の顕れであり、ウティホは穀物のために雨を降らせる。ウティホは雷で語る慈悲深い神とも言われており、雷を声にして人間に意思を伝えるという。またある時、ウティホは、野ウサギに「人間は永遠に死なない」というメッセージを持たせたが、野ウサギが誤って「人間は蘇らない」と伝えてしまい、結果、人間は永遠の命を得る事が出来なかった。

出典:
神魔精妖名辞典
神様紹介bot(神ボ)
神様コレクション

作者ひとこと:
ウティホのデザインは、足元に雲や太陽、月がある、巨大な体躯の神の姿に描きました。

2022年12月30日金曜日

「アイム」


アイム


作者ひとこと:
アイムのデザインは、男性と猫と蛇の三つの頭を持ち、毒蛇の上に立った悪魔の姿に描きました。

2022年12月29日木曜日

「猿猴」


猿猴(エンコウ)

日本の中国、四国地方に伝わる妖怪。「エンコ」「エーコ」とも言う。この猿猴は河童の類である。特に広島県、山口県、高知県に色濃い分布が見られる。猿猴は、「金物や蓼、人間の唾などを嫌う」「腕が伸縮する」「牛馬に悪戯する」「人間を襲って尻を抜く」、といった河童と同じような性質が語られ、猿猴は主に河川や池などにいるものとされるが、沿岸部の村では海にいるものとしている。文久3年(1863年)、土佐(高知県)幡多郡間崎の漁師達が生け捕ったという猿猴は、1歳くらいの童子の様だったという。鰻の様にぬめぬめした肌を持ち、顔と手の形は猿、指には長い爪があり、両足は人間に似ているが足首には爪が4つある。頭には長い毛が生え、顔の色は赤熊(しゃぐま)の様で、この猿猴に鯛をやると引き裂いて食ったそうである。桂井和雄の『土佐の山村の「妖物と怪異」』には、同じ土佐での変わった事例が見える。高知県長岡郡吉野川流域で、夜に漁り火をつけて川底の鰻などを捕っていると、市松人形(女の子の人形)が流れてきて、これを金突きで突くとにっこり笑ったという。この流れて来た市松人形は猿猴が化けたものとされる。河童と同じように、猿猴は好んで女性を犯す。猿猴の子供は頭に皿があり、歯が1本生えて産まれてくるといい、こうした子供は焼き殺すとされている。土佐には猿猴と同じく河童の類として「シバテン」という妖怪が伝わっているが、土佐郡土佐山村ではシバテンが旧暦6月7日の祇園の日に川に入って猿猴になると言われており、この日には川に好物の胡瓜を流すという。また、山口県萩市大島では「タキワロウ」という、山に3年、川に3年棲む妖怪がいて、これが海に入ると【エンコ】になるとされている。ここではエンコはよく唄を歌うと言われる。広島県広島市内には猿猴川という川が流れているが、ここの猿猴は老婆や若い女に化けて男を誑かすという。この川に河童に似た妖怪が出た事から、この妖怪を猿猴と呼ぶようになったという説もある。

出典:
日本妖怪大事典(角川書店)

作者ひとこと:
猿猴のデザインは、猿の様な姿をした河童に似た妖怪の姿に描きました。

2022年12月28日水曜日

「アガレス」


アガレス


作者ひとこと:
アガレスのデザインは、大きなクロコダイルの上に乗り、オオタカを模した飾りを身に着けた、老人の姿の悪魔に描きました。

2022年12月27日火曜日

「川蛍」


川蛍(カワボタル)


作者ひとこと:
川蛍のデザインは、淡く燃え盛りながら飛び回る、球状の怪虫の姿に描きました。

2022年12月26日月曜日

「牛打ち坊」


牛打ち坊(ウシウチボウ)


作者ひとこと:
牛打ち坊のデザインは、頭から背中、尻にかけて針の様な角の様なものが生えた狸の様な獣姿の妖怪に描きました。イラストの牛打ち坊は茄子(焼き茄子)の上に乗っています。

2022年12月25日日曜日

「アスタルテ」


アスタルテ


作者ひとこと:
アスタルテのデザインは、頭に三日月型の角を生やした女神の姿に描きました。

2022年12月24日土曜日

「キーヌシー」


キーヌシー

沖縄県に伝わる怪異。キーヌシーは大木に宿る木の精の事で、屋敷の大木を伐る時など、まずキーヌシーに祈願してから伐るという。ムーチーの日(旧暦12月8日)にはキーヌシーが不在となるので、この日に限って、枝を伐り落とせるとする土地もある。また、実際には倒れていないのに、夜中に木が倒れる音が聞こえるのは、キーヌシーが苦しんでいる時の音とされ、そうした木は2日~3日後に枯れてしまうという。キーヌシーを擬人化したものが「キジムナー」だとも言われる。沖縄県石垣市では、キーヌシーは老木が化けているものであると言われている。沖縄県勝連村では、木の精(キーヌシー)は、古い大きな木などに住んでいて、人には害を与えない。8月10日にススキの葉でシバクンジをすると出てくることはないと言われている。

出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳
怪異・妖怪伝承データベース
日本妖怪大事典(角川書店)

作者ひとこと:
キーヌシーのデザインは、体から枝が生えている木の精霊の姿に描きました。

2022年12月23日金曜日

「狂骨」


狂骨(キョウコツ)

江戸時代中期の画家、浮世絵師である鳥山石燕(とりやま せきえん)の「今昔百鬼拾遺」に描かれた妖怪。井戸から立ち上がる骸骨姿で描かれているもので、【狂骨は井中の白骨なり。世の諺に甚しき事をきやうこつといふも、このうらみのはなはだしきよりいふならん】と解説されている。肉の落ち尽くした白骨を「髐骨(きょうこつ)」といい、神奈川県津久井郡ではすっとんきょうな、けたたましいことを「キョーコツナイ」という。狂骨という妖怪の伝承はないことから、石燕が言葉遊びから創作したものと思われる。

出典:
日本妖怪大事典(角川書店)

作者ひとこと:
狂骨のデザインは、骸骨の様な、幽霊の様な姿をした妖怪に描きました。

2022年12月22日木曜日

「アスタロト」


アスタロト


作者ひとこと:
アスタロトのデザインは、片手に毒蛇を巻きつけた、女性の悪魔の姿に描きました。

2022年12月21日水曜日

「コロモヅモ」


コロモヅモ(コロモドゥモ、コーロモドモ、カマッパ、カンマパ)

アフリカ南部に住むソト族の神話や伝承に登場する怪物。このコロモヅモは、天地創世の時代から存在する怪物である。コロモヅモは巨大な怪物で、あまりにも食欲が旺盛なため、一人を残して、全ての人間を食べてしまった。隠れて生き残った老婆は、やがて双子の男の子を出産した。やがて双子の男の子は、一匹の犬を連れて、コロモヅモを退治しに行った。双子の男の子がコロモヅモ退治に成功した後、コロモヅモに食べられていた全ての人間達は元の姿のままコロモヅモの体内から助け出された。また別の話では、怪物コーロモドモ(コロモヅモ)は1マイル(1.6km)もある舌を持ち、尾は地の果てに届き、その体は鱗に覆われ、口もとても大きかった。コロモヅモはあちこちを歩き回り、家畜や人間をどんどん食べてしまい、その結果、世界にはほとんど人間がいなくなってしまった。ただ一人、女性が生き残っていたが、コロモヅモは彼女を捜さなかった。やがて彼女は男の子を産んだが、この男の子は成長すると、母親の制止も聞かずにコロモヅモ退治に行ってしまう。コロモヅモを発見した男の子は、まずコロモヅモの舌を切断 これでコロモヅモは男の子を食べる事は出来ない。しかも、この時コロモヅモは満腹で動けなかったため、コロモヅモは男の子によってなぶり殺しにされた。男の子は、こうして退治したコロモヅモの腹を切って人々を助け出したが、その際に刀で傷をつけてしまった。世界の救世主であるはずなのに、男の子は結局、殺されてしまった。

出典:
神様コレクション
ピクシブ百科事典(「アフリカの妖怪」のページ)
神魔精妖名辞典
幻想動物の事典
世界の怪物・神獣事典(原書房)

作者ひとこと:
コロモヅモのデザインは、三つの口を持ち、全身を鱗に覆われた、ワニかオオトカゲの様な怪物に描きました。

2022年12月20日火曜日

「勾魂鬼」


勾魂鬼(ゴホングェ)

中国の少数民族である赫哲(ホジェン)族のシャーマニズムにおける死神。人が死ぬと、その「転生の霊魂(転生の魂)」は生前の道を再び歩いた後に、新しく誕生した動物や人間の身体に入り込む。その道案内をするのが勾魂鬼である。

出典:
神魔精妖名辞典
神様コレクション
東洋神名事典(新紀元社)

作者ひとこと:
勾魂鬼のデザインは、両手が分離している霊鬼の様な、死神の様な姿に描きました。片手の上を浮遊しているのが、今、案内をしている霊魂です。

2022年12月19日月曜日

「毛羽毛現」


毛羽毛現(ケウケゲン)


作者ひとこと:
毛羽毛現のデザインは、毛むくじゃらの妖怪の姿に描きました。

2022年12月18日日曜日

「ケデメル」


ケデメル

16世紀ルネサンス期ドイツの魔術師、人文主義者、神学者、法律家、軍人、医師であるハインリヒ・コルネリウス・アグリッパによると、このケデメルは金星の守護神であるという。また、このケデメルを悪魔視する説もある。

出典:
神様コレクション

作者ひとこと:
ケデメルのデザインは、天秤の様な姿をした魔神に描きました。

2022年12月17日土曜日

「ケリヌダロス」


ケリヌダロス

ギリシア語魔術文書「ソロモンの魔術論」によると、それぞれの時間帯の支配者である、善き天使と悪しき悪魔がいるとされる。もし、善行を望むならば天使に願えば、その天使は盟を結んでくれる。逆に、悪行を望むならば悪魔に願えば、その悪魔は盟を結んでくれる。一週間の7日の内、24時間に各々の天使と悪魔がいる。ケリヌダロスは、火曜日の6時間目を支配する悪魔である。このケリヌダロスは、天使「オカイル」と対になっている。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ケリヌダロスのデザインは、頭から直接、二本の足が生えている姿の悪魔に描きました。

2022年12月16日金曜日

「クレイ」


クレイ

パラグアイのアチェ民族(グアヤキ民族)の伝承に登場する死の幽霊。このクレイは、赤ん坊が産まれた事を知ると、産まれた赤ん坊の息を止めて殺してしまうという。クレイの様な【姿の見えない者たち】は物音や言葉を合図にして居場所を突き止めて殺すのだという。だから女性が出産する際、決して笑っても話してもいけないという。人々は女性を取り囲んで一種の防御の輪をつくる。赤ん坊が産まれたら、その臍の緒を、切れ味の鋭い長い竹のナイフで切る。

出典:
神様コレクション
幻想世界神話辞典

作者ひとこと:
クレイのデザインは、普通の人間の目には見えないが、宙を浮遊している邪悪な精霊、または霊魂というイメージで描きました。

2022年12月15日木曜日

「加牟波理入道」


加牟波理入道(カンバリニュウドウ)


作者ひとこと:
加牟波理入道のデザインは、三ツ目の妖怪の姿に描きました。

2022年12月14日水曜日

「大首」


大首(オオクビ)


江戸時代中期の画家、浮世絵師である鳥山石燕(とりやま せきえん)の「今昔画図続百鬼」に描かれた妖怪で、【大凡(おおよそ)物の大なるもの皆おそるべし。いはんや雨夜の星明りに鉄漿(かね)くろぐろとつけたる女の首おそろし。なんともおろかなり】とあり、お歯黒をつけた巨大な顔が描かれている。大首という名前での妖怪出現記録は見当たらないが、石燕のいた江戸時代には、女の大きな顔だけの妖怪に出会ったという人が何人もいるらしく、随筆集や怪談集にいくつかの話をみる事ができる。例えば、山口県岩国の怪談を集めた「岩邑怪談録」は、「古城の化物の事」として次のような話を収めている。上口というところのある家の下働きの女は、御城山という古城跡で毎朝ワラビを採るのを日課としていた。ある日の早朝、いつものように御城山に登ったところ、どこからともなく一丈(約3m)ばかりもの女の首が現れ、古城の台の上から女を見ながら笑いかけた。女は転がりながら帰り、以後その山には近づかなかったという。

出典:
日本妖怪大事典(角川書店)

作者ひとこと:
大首のデザインは、口にお歯黒をつけた、巨大な女性の頭だけの姿の妖怪に描きました。

2022年12月13日火曜日

「キキルン」


キキルン(キールット)


カナダ北部一帯やアラスカ州、グリーンランドに居住する民族であるイヌイットの神話や伝承に登場する怪物、または精霊の一種。キキルンは病気の精霊である。このキキルンは、まばらに毛が生えた犬の姿をしており、ひきつけの原因であるとされた。また、このキキルンは、大型犬の様な姿をした怪物であるとも言われている。この怪物は人間を襲うが、自らの名(キキルン)を呼ばれる事を嫌う。

出典:
神様コレクション
ピクシブ百科事典(「イヌイット神話」のページ)

作者ひとこと:
キキルンのデザインは、まばらに毛が生えた犬の姿の怪物に描きました。

2022年12月12日月曜日

「クマルビ」


クマルビ


作者ひとこと:
クマルビのデザインは、食いちぎった男根と、吞みこんだ三つの子種の内、吐き出した二つの子種を表す、二つの精子を持った神の姿に描きました。

2022年12月11日日曜日

「神産巣日神」


神産巣日神(カミムスヒノカミ)


作者ひとこと:
神産巣日神のデザインは、体から雲が噴き出ている、土偶の様な姿の神に描きました。

2022年12月10日土曜日

「大戸惑女神」


大戸惑女神(オオトマトイメノカミ)


作者ひとこと:
大戸惑女神のデザインは、頭に笠を被った、土偶か埴輪の様な姿の女神に描きました。

2022年12月9日金曜日

「大戸惑子神」


大戸惑子神(オオトマトイコノカミ)


作者ひとこと:
大戸惑子神のデザインは、土偶か埴輪の様な姿をした男神に描きました。

2022年12月8日木曜日

「ウトゥック」


ウトゥック


作者ひとこと:
ウトゥックのデザインは、羊の様な獣の頭と、足が蹄になった人間の身体、背中に鳥の様な翼を生やした精霊の姿に描きました。

2022年12月7日水曜日

「イツパパロトル」


イツパパロトル


作者ひとこと:
イツパパロトルのデザインは、背中に蝶の翼を生やし、ジャガーの手足を持った女神の姿に描きました。

2022年12月6日火曜日

「ラクシュミー」


ラクシュミー


作者ひとこと:
ラクシュミーのデザインは、頭に大きな蓮華の花をのせた、四本腕の女神の姿に描きました。

2022年12月5日月曜日

「キールト」


キールト


作者ひとこと:
キールトのデザインは、ミミズの様な太くて長い尾を持った、獣姿の魔物、または精霊に描きました。

2022年12月4日日曜日

「ウイルクサク」


ウイルクサク


作者ひとこと:
ウイルクサクのデザインは、仮面を被った様な顔をした精霊に描きました。

2022年12月3日土曜日

「クージャヌク」


クージャヌク


作者ひとこと:
クージャヌクのデザインは、世界創造の際の混沌の水から誕生した巨大な霊鳥というイメージで描きました。

2022年12月2日金曜日

「イナラシュ」


イナラシュ


作者ひとこと:
イナラシュのデザインは、頭に冠を被り、牛の角を生やし、手に酒の入った酒壺と剣を持った女神の姿に描きました。

2022年12月1日木曜日

「イイェルケト」


イイェルケト


カナダ北部一帯やアラスカ州、グリーンランドに居住する民族であるイヌイットに伝わる精霊。イイェルケトという名前は「目のあたりが独特なものたち」という意味である。また「自らの姿を(例えば山のクレバスに)隠すものたち」という意味もあるらしい。イイェルケトは、山のクレバスの中に住んでいる精霊達である。その目は瞬きをする時に、上から下にではなく、横に瞼が動く またイイェルケトは足が非常に速く、カリブーでさえ追い越す事が出来る。しかし、その他の生活は人間達と変わらない。昔の事、二人のイヌイットの女性が燃料を集めようと外に出たところ、イイェルケトの気配がした。しかし、このイイェルケトは彼女達をつかんで自分達の家に運び去ってしまった。女性達は何とかして外に出ようと努力の限りを尽くしたが、どうしても出る事が出来なかった。仕方ないので女性達はそのままイイェルケトの村に住むことにした。そんなある日、イイェルケト達が外に走りに出たが、イイェルケト達は非常に足が速い為、女性達はイイェルケト達についていく事が出来なかった。そこでイイェルケトは彼女達をつかまえて、脚を水の中に浸してやわらかくし、だんだんと腫れ上がってきたところで、脚から何かを切り出した。それは普通の人でいうところの脛の前部と骨の間の何かで、しかし骨でもなければ軟骨でもなく、「イグリグトルケト」と呼ばれるものだった。それが外されて親指から抜き出されたのである。すると女性達の足は非常に速くなり、イイェルケトと同じくらい走れるようになり、そしてカリブーを捕まえるくらい俊足になった。というわけで彼女達はイイェルケトの村から逃げ出し、人々の元へと帰った。それから彼女達は偉大なシャーマンになった。それから人々は、イイェルケトは強く、勇気があり、大胆で素早く助けてくれる精霊である、と言うようになった。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
イイェルケトのデザインは、人間とよく似た姿の精霊に描きました しかし目だけは、横に瞼がある縦型の目をしています。