森殿(モイドン)
日本で信仰されている神、及び、その神の聖地。森殿は南九州一帯に多く祀られている神で、この神を祀る為の神社の建物はもたず、森の中の大きな椎や楠などの常緑広葉樹の古い大木が、森殿の御神体とされている事が多い。森殿は祟りの激しい民間神で、森殿の祀られている森の敷地内の木の枝を折ったり、薪にしたりすると、その者は皮膚に炎症を起こしたりする。森殿の祀られている敷地内の森の木や葉っぱに触れたり、森殿の祀られている森に近寄るだけでも森殿は祟る事があり、その為、森殿の祭日以外は近寄らないようにするのが常識とされていた。毎年旧暦11月3日の祭日には、森殿に赤飯と餅を供えて祀った。
出典:
日本妖怪大事典(角川書店)
妖怪邸・妖堂 日記帳
作者ひとこと:
森殿のデザインは、注連縄を付けた木や草が生えた、鬼神の様な顔の姿をした神を描きました。
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