志多羅神(シダラガミ)<設楽神、しだらの神>
平安時代、疫病が流行した時、民衆が疫病の流行から逃れる為に信仰した。この神は御霊神でもあり、農業の神ともされた。また志多羅神は八幡神と同系か、或いは八幡神の眷属神ともいわれ、志多羅神は八面の仮面を付け、小さな藺笠(イガサ)を冠していた。名前の「しだら」は音楽の手拍子の意味である。945年に志多羅神が入京するという噂が広まり、志多羅神を信仰する民衆達が志多羅神入京を期待し、熱狂的になり、群衆が歌い踊りながら、摂津から石清水八幡宮まで神輿を担いだ。また、1012年にも九州から京に、志多羅神が向かったという。この志多羅神を祀る時には楽所を設け、人々は手を打ち、鼓などを打ち鳴らして志多羅神を祀った。
出典:
コトバンク
作者ひとこと:
志多羅神のデザインは、御幣を手に持ち面を被った、子鬼の様な姿の神を描きました。
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