馬かん(ウマカン)
永禄11年(西暦1568年)10月11日、摂津の国(今の大阪府)に住んでいた元行という人によって書かれた、針や灸などの打ち方や人間の体内の解剖図などから構成されている医学書「針聞書」に登場する、人間の体内にいて病気を引き起こすと考えられた虫の一種。馬癇は赤い体に白い足をした馬の様な姿の虫で、この虫は心臓にいる。これは馬癇と呼ばれる心臓の積聚(シャクジュ=さしこみ、癇癪)で、生じてから月日が経つことで成長し、病気を起こす。この虫を退治するには、針術による治療が有効であり、瀉(シャ。瀉法。漢方の一療法)を施してはならない。
出典:
NAVERまとめ
不思議な医学書「針聞書」キモカワイイ虫たちの世界
九州国立博物館
【妖怪図鑑】新版TYZ
作者ひとこと:
馬かんのデザインは、針聞書にある図を参考に描きました。
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