山鰐(ヤマワニ)
日本に伝わる妖怪。土佐で書き継がれた妖怪絵巻「土佐お化け草紙」に描かれている妖怪。手は上に掲げ、手首だけだらりと下げており、口は丸く非常に大きい。口には牙が生え、舌が飛び出している。頭は口に沿って申し訳程度よいった姿に描かれている。絵巻には山鰐が発した言葉も書き込まれており「わしがいとこは海にあるが、それもみな口の太き者にて、何にても一口になめるという。お寺の鰐(鰐口)も口が太いゆえ、わしが名をつけておるぞえ。なめなめなめ」とある。海に従兄弟がいるという事なので、鮫か何かの山版かという事になる。
出典:
幻想動物の事典
【妖怪図鑑】新版YTZ
作者ひとこと:
山鰐のデザインは、大きな口を開けた姿に描きました。
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