ハトゥイブワリ
メラネシアにあるソロモン諸島の南部に位置する島、マキラ島(旧称サンクリストバル島)の信仰と伝承に登場する女神で「フィゴナ」と呼ばれる精霊達の内の一体でもある。ハトゥイブワリは人間に似た上半身と大蛇の下半身を持ち、背中から大きな二つの翼が生えている。頭には4つの目があり、胸からは4つの乳房が垂れ下がっているという姿をしている。ハトゥイブワリの様な翼のある蛇は豊穣の象徴として崇拝されており、ハトゥイブワリの垂れ下がった4つの乳房は全ての生物の命の源であるといわれている。またソロモン諸島には、全ての野菜や植物を作ったとされる「アグヌア」という蛇の神が信じられているが、ハトゥイブワリは、このアグヌアの別名とも、アグヌアの支配下にある神々の内の一柱であるともされている。
出典:
神魔精妖名辞典
神様コレクション
世界の怪物・神獣事典(原書房)
作者ひとこと:
ハトゥイブワリのデザインは4つの目と4つの乳房を持ち、背中から翼の生えた上半身と大蛇の下半身を持った姿に描きました。
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