「アスモデウス」

アスモデウス＜アスモダイオス、アシュメダイ、アスモダイ、アスモデ、アスモダイ、アスマダイ、シュドナイ＞

古代イスラエル王国の第三代王「ソロモン」が封印した72体の悪魔の一体。72体の中の序列32番目。72の軍団を率いる、地獄の王。召喚すると人間、雄牛、雄羊の3つの頭とガチョウの足、毒蛇の尾を持ち、手に軍旗と槍を持って、地獄のドラゴンに跨がり、口から火を噴く。アスモデウスの姿を見ても、恐れずに敬意を払って丁寧に応対すれば、非常に喜び、召喚者に指輪やガチョウの肉をくれたり、幾何学や天文学などの秘術を教えてくれる。アスモデウスは、ソロモン王の封印した72体の悪魔達の頭目の一人であり、激怒や情欲の魔神で、キリスト教の七つの大罪では色欲を司る。アスモデウスは、悪魔に堕天する前は智天使だった。「トビト記」では、サラという美しい娘に取り憑き、その結婚相手を次々絞め殺していた悪魔として、アスモデウスが登場し、最後には大天使「ラファエル」によって捕縛され、アスモデウスはエジプトの奥地に幽閉された。アスモデウスはゾロアスター教の悪神「アエーシュマ」の伝承が、ユダヤ教に取り入れられて生まれた悪魔だと言われている。

出典：
Wikipedia
図説　天使悪魔辞典（幻冬舎）

作者ひとこと：
アスモデウスのデザインは、記述通り人間と雄牛、雄羊の頭とガチョウの足、毒蛇の尾を持った悪魔の姿を描きました。