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2022年12月31日土曜日

「ウティホ」


ウティホ

南アフリカ共和国からナミビアに居住しているコイコイ人が信仰している天空神。ウティホは天候を支配している神である。降雨はウティホの慈悲の顕れであり、ウティホは穀物のために雨を降らせる。ウティホは雷で語る慈悲深い神とも言われており、雷を声にして人間に意思を伝えるという。またある時、ウティホは、野ウサギに「人間は永遠に死なない」というメッセージを持たせたが、野ウサギが誤って「人間は蘇らない」と伝えてしまい、結果、人間は永遠の命を得る事が出来なかった。

出典:
神魔精妖名辞典
神様紹介bot(神ボ)
神様コレクション

作者ひとこと:
ウティホのデザインは、足元に雲や太陽、月がある、巨大な体躯の神の姿に描きました。

2022年12月30日金曜日

「アイム」


アイム


作者ひとこと:
アイムのデザインは、男性と猫と蛇の三つの頭を持ち、毒蛇の上に立った悪魔の姿に描きました。

2022年12月29日木曜日

「猿猴」


猿猴(エンコウ)

日本の中国、四国地方に伝わる妖怪。「エンコ」「エーコ」とも言う。この猿猴は河童の類である。特に広島県、山口県、高知県に色濃い分布が見られる。猿猴は、「金物や蓼、人間の唾などを嫌う」「腕が伸縮する」「牛馬に悪戯する」「人間を襲って尻を抜く」、といった河童と同じような性質が語られ、猿猴は主に河川や池などにいるものとされるが、沿岸部の村では海にいるものとしている。文久3年(1863年)、土佐(高知県)幡多郡間崎の漁師達が生け捕ったという猿猴は、1歳くらいの童子の様だったという。鰻の様にぬめぬめした肌を持ち、顔と手の形は猿、指には長い爪があり、両足は人間に似ているが足首には爪が4つある。頭には長い毛が生え、顔の色は赤熊(しゃぐま)の様で、この猿猴に鯛をやると引き裂いて食ったそうである。桂井和雄の『土佐の山村の「妖物と怪異」』には、同じ土佐での変わった事例が見える。高知県長岡郡吉野川流域で、夜に漁り火をつけて川底の鰻などを捕っていると、市松人形(女の子の人形)が流れてきて、これを金突きで突くとにっこり笑ったという。この流れて来た市松人形は猿猴が化けたものとされる。河童と同じように、猿猴は好んで女性を犯す。猿猴の子供は頭に皿があり、歯が1本生えて産まれてくるといい、こうした子供は焼き殺すとされている。土佐には猿猴と同じく河童の類として「シバテン」という妖怪が伝わっているが、土佐郡土佐山村ではシバテンが旧暦6月7日の祇園の日に川に入って猿猴になると言われており、この日には川に好物の胡瓜を流すという。また、山口県萩市大島では「タキワロウ」という、山に3年、川に3年棲む妖怪がいて、これが海に入ると【エンコ】になるとされている。ここではエンコはよく唄を歌うと言われる。広島県広島市内には猿猴川という川が流れているが、ここの猿猴は老婆や若い女に化けて男を誑かすという。この川に河童に似た妖怪が出た事から、この妖怪を猿猴と呼ぶようになったという説もある。

出典:
日本妖怪大事典(角川書店)

作者ひとこと:
猿猴のデザインは、猿の様な姿をした河童に似た妖怪の姿に描きました。

2022年12月28日水曜日

「アガレス」


アガレス


作者ひとこと:
アガレスのデザインは、大きなクロコダイルの上に乗り、オオタカを模した飾りを身に着けた、老人の姿の悪魔に描きました。

2022年12月27日火曜日

「川蛍」


川蛍(カワボタル)


作者ひとこと:
川蛍のデザインは、淡く燃え盛りながら飛び回る、球状の怪虫の姿に描きました。

2022年12月26日月曜日

「牛打ち坊」


牛打ち坊(ウシウチボウ)


作者ひとこと:
牛打ち坊のデザインは、頭から背中、尻にかけて針の様な角の様なものが生えた狸の様な獣姿の妖怪に描きました。イラストの牛打ち坊は茄子(焼き茄子)の上に乗っています。

2022年12月25日日曜日

「アスタルテ」


アスタルテ


作者ひとこと:
アスタルテのデザインは、頭に三日月型の角を生やした女神の姿に描きました。

2022年12月24日土曜日

「キーヌシー」


キーヌシー

沖縄県に伝わる怪異。キーヌシーは大木に宿る木の精の事で、屋敷の大木を伐る時など、まずキーヌシーに祈願してから伐るという。ムーチーの日(旧暦12月8日)にはキーヌシーが不在となるので、この日に限って、枝を伐り落とせるとする土地もある。また、実際には倒れていないのに、夜中に木が倒れる音が聞こえるのは、キーヌシーが苦しんでいる時の音とされ、そうした木は2日~3日後に枯れてしまうという。キーヌシーを擬人化したものが「キジムナー」だとも言われる。沖縄県石垣市では、キーヌシーは老木が化けているものであると言われている。沖縄県勝連村では、木の精(キーヌシー)は、古い大きな木などに住んでいて、人には害を与えない。8月10日にススキの葉でシバクンジをすると出てくることはないと言われている。

出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳
怪異・妖怪伝承データベース
日本妖怪大事典(角川書店)

作者ひとこと:
キーヌシーのデザインは、体から枝が生えている木の精霊の姿に描きました。

2022年12月23日金曜日

「狂骨」


狂骨(キョウコツ)

江戸時代中期の画家、浮世絵師である鳥山石燕(とりやま せきえん)の「今昔百鬼拾遺」に描かれた妖怪。井戸から立ち上がる骸骨姿で描かれているもので、【狂骨は井中の白骨なり。世の諺に甚しき事をきやうこつといふも、このうらみのはなはだしきよりいふならん】と解説されている。肉の落ち尽くした白骨を「髐骨(きょうこつ)」といい、神奈川県津久井郡ではすっとんきょうな、けたたましいことを「キョーコツナイ」という。狂骨という妖怪の伝承はないことから、石燕が言葉遊びから創作したものと思われる。

出典:
日本妖怪大事典(角川書店)

作者ひとこと:
狂骨のデザインは、骸骨の様な、幽霊の様な姿をした妖怪に描きました。

2022年12月22日木曜日

「アスタロト」


アスタロト


作者ひとこと:
アスタロトのデザインは、片手に毒蛇を巻きつけた、女性の悪魔の姿に描きました。

2022年12月21日水曜日

「コロモヅモ」


コロモヅモ(コロモドゥモ、コーロモドモ、カマッパ、カンマパ)

アフリカ南部に住むソト族の神話や伝承に登場する怪物。このコロモヅモは、天地創世の時代から存在する怪物である。コロモヅモは巨大な怪物で、あまりにも食欲が旺盛なため、一人を残して、全ての人間を食べてしまった。隠れて生き残った老婆は、やがて双子の男の子を出産した。やがて双子の男の子は、一匹の犬を連れて、コロモヅモを退治しに行った。双子の男の子がコロモヅモ退治に成功した後、コロモヅモに食べられていた全ての人間達は元の姿のままコロモヅモの体内から助け出された。また別の話では、怪物コーロモドモ(コロモヅモ)は1マイル(1.6km)もある舌を持ち、尾は地の果てに届き、その体は鱗に覆われ、口もとても大きかった。コロモヅモはあちこちを歩き回り、家畜や人間をどんどん食べてしまい、その結果、世界にはほとんど人間がいなくなってしまった。ただ一人、女性が生き残っていたが、コロモヅモは彼女を捜さなかった。やがて彼女は男の子を産んだが、この男の子は成長すると、母親の制止も聞かずにコロモヅモ退治に行ってしまう。コロモヅモを発見した男の子は、まずコロモヅモの舌を切断 これでコロモヅモは男の子を食べる事は出来ない。しかも、この時コロモヅモは満腹で動けなかったため、コロモヅモは男の子によってなぶり殺しにされた。男の子は、こうして退治したコロモヅモの腹を切って人々を助け出したが、その際に刀で傷をつけてしまった。世界の救世主であるはずなのに、男の子は結局、殺されてしまった。

出典:
神様コレクション
ピクシブ百科事典(「アフリカの妖怪」のページ)
神魔精妖名辞典
幻想動物の事典
世界の怪物・神獣事典(原書房)

作者ひとこと:
コロモヅモのデザインは、三つの口を持ち、全身を鱗に覆われた、ワニかオオトカゲの様な怪物に描きました。

2022年12月20日火曜日

「勾魂鬼」


勾魂鬼(ゴホングェ)

中国の少数民族である赫哲(ホジェン)族のシャーマニズムにおける死神。人が死ぬと、その「転生の霊魂(転生の魂)」は生前の道を再び歩いた後に、新しく誕生した動物や人間の身体に入り込む。その道案内をするのが勾魂鬼である。

出典:
神魔精妖名辞典
神様コレクション
東洋神名事典(新紀元社)

作者ひとこと:
勾魂鬼のデザインは、両手が分離している霊鬼の様な、死神の様な姿に描きました。片手の上を浮遊しているのが、今、案内をしている霊魂です。

2022年12月19日月曜日

「毛羽毛現」


毛羽毛現(ケウケゲン)


作者ひとこと:
毛羽毛現のデザインは、毛むくじゃらの妖怪の姿に描きました。

2022年12月18日日曜日

「ケデメル」


ケデメル

16世紀ルネサンス期ドイツの魔術師、人文主義者、神学者、法律家、軍人、医師であるハインリヒ・コルネリウス・アグリッパによると、このケデメルは金星の守護神であるという。また、このケデメルを悪魔視する説もある。

出典:
神様コレクション

作者ひとこと:
ケデメルのデザインは、天秤の様な姿をした魔神に描きました。

2022年12月17日土曜日

「ケリヌダロス」


ケリヌダロス

ギリシア語魔術文書「ソロモンの魔術論」によると、それぞれの時間帯の支配者である、善き天使と悪しき悪魔がいるとされる。もし、善行を望むならば天使に願えば、その天使は盟を結んでくれる。逆に、悪行を望むならば悪魔に願えば、その悪魔は盟を結んでくれる。一週間の7日の内、24時間に各々の天使と悪魔がいる。ケリヌダロスは、火曜日の6時間目を支配する悪魔である。このケリヌダロスは、天使「オカイル」と対になっている。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ケリヌダロスのデザインは、頭から直接、二本の足が生えている姿の悪魔に描きました。

2022年12月16日金曜日

「クレイ」


クレイ

パラグアイのアチェ民族(グアヤキ民族)の伝承に登場する死の幽霊。このクレイは、赤ん坊が産まれた事を知ると、産まれた赤ん坊の息を止めて殺してしまうという。クレイの様な【姿の見えない者たち】は物音や言葉を合図にして居場所を突き止めて殺すのだという。だから女性が出産する際、決して笑っても話してもいけないという。人々は女性を取り囲んで一種の防御の輪をつくる。赤ん坊が産まれたら、その臍の緒を、切れ味の鋭い長い竹のナイフで切る。

出典:
神様コレクション
幻想世界神話辞典

作者ひとこと:
クレイのデザインは、普通の人間の目には見えないが、宙を浮遊している邪悪な精霊、または霊魂というイメージで描きました。

2022年12月15日木曜日

「加牟波理入道」


加牟波理入道(カンバリニュウドウ)


作者ひとこと:
加牟波理入道のデザインは、三ツ目の妖怪の姿に描きました。

2022年12月14日水曜日

「大首」


大首(オオクビ)


江戸時代中期の画家、浮世絵師である鳥山石燕(とりやま せきえん)の「今昔画図続百鬼」に描かれた妖怪で、【大凡(おおよそ)物の大なるもの皆おそるべし。いはんや雨夜の星明りに鉄漿(かね)くろぐろとつけたる女の首おそろし。なんともおろかなり】とあり、お歯黒をつけた巨大な顔が描かれている。大首という名前での妖怪出現記録は見当たらないが、石燕のいた江戸時代には、女の大きな顔だけの妖怪に出会ったという人が何人もいるらしく、随筆集や怪談集にいくつかの話をみる事ができる。例えば、山口県岩国の怪談を集めた「岩邑怪談録」は、「古城の化物の事」として次のような話を収めている。上口というところのある家の下働きの女は、御城山という古城跡で毎朝ワラビを採るのを日課としていた。ある日の早朝、いつものように御城山に登ったところ、どこからともなく一丈(約3m)ばかりもの女の首が現れ、古城の台の上から女を見ながら笑いかけた。女は転がりながら帰り、以後その山には近づかなかったという。

出典:
日本妖怪大事典(角川書店)

作者ひとこと:
大首のデザインは、口にお歯黒をつけた、巨大な女性の頭だけの姿の妖怪に描きました。

2022年12月13日火曜日

「キキルン」


キキルン(キールット)


カナダ北部一帯やアラスカ州、グリーンランドに居住する民族であるイヌイットの神話や伝承に登場する怪物、または精霊の一種。キキルンは病気の精霊である。このキキルンは、まばらに毛が生えた犬の姿をしており、ひきつけの原因であるとされた。また、このキキルンは、大型犬の様な姿をした怪物であるとも言われている。この怪物は人間を襲うが、自らの名(キキルン)を呼ばれる事を嫌う。

出典:
神様コレクション
ピクシブ百科事典(「イヌイット神話」のページ)

作者ひとこと:
キキルンのデザインは、まばらに毛が生えた犬の姿の怪物に描きました。

2022年12月12日月曜日

「クマルビ」


クマルビ


作者ひとこと:
クマルビのデザインは、食いちぎった男根と、吞みこんだ三つの子種の内、吐き出した二つの子種を表す、二つの精子を持った神の姿に描きました。

2022年12月11日日曜日

「神産巣日神」


神産巣日神(カミムスヒノカミ)


作者ひとこと:
神産巣日神のデザインは、体から雲が噴き出ている、土偶の様な姿の神に描きました。

2022年12月10日土曜日

「大戸惑女神」


大戸惑女神(オオトマトイメノカミ)


作者ひとこと:
大戸惑女神のデザインは、頭に笠を被った、土偶か埴輪の様な姿の女神に描きました。

2022年12月9日金曜日

「大戸惑子神」


大戸惑子神(オオトマトイコノカミ)


作者ひとこと:
大戸惑子神のデザインは、土偶か埴輪の様な姿をした男神に描きました。

2022年12月8日木曜日

「ウトゥック」


ウトゥック


作者ひとこと:
ウトゥックのデザインは、羊の様な獣の頭と、足が蹄になった人間の身体、背中に鳥の様な翼を生やした精霊の姿に描きました。

2022年12月7日水曜日

「イツパパロトル」


イツパパロトル


作者ひとこと:
イツパパロトルのデザインは、背中に蝶の翼を生やし、ジャガーの手足を持った女神の姿に描きました。

2022年12月6日火曜日

「ラクシュミー」


ラクシュミー


作者ひとこと:
ラクシュミーのデザインは、頭に大きな蓮華の花をのせた、四本腕の女神の姿に描きました。

2022年12月5日月曜日

「キールト」


キールト


作者ひとこと:
キールトのデザインは、ミミズの様な太くて長い尾を持った、獣姿の魔物、または精霊に描きました。

2022年12月4日日曜日

「ウイルクサク」


ウイルクサク


作者ひとこと:
ウイルクサクのデザインは、仮面を被った様な顔をした精霊に描きました。

2022年12月3日土曜日

「クージャヌク」


クージャヌク


作者ひとこと:
クージャヌクのデザインは、世界創造の際の混沌の水から誕生した巨大な霊鳥というイメージで描きました。

2022年12月2日金曜日

「イナラシュ」


イナラシュ


作者ひとこと:
イナラシュのデザインは、頭に冠を被り、牛の角を生やし、手に酒の入った酒壺と剣を持った女神の姿に描きました。

2022年12月1日木曜日

「イイェルケト」


イイェルケト


カナダ北部一帯やアラスカ州、グリーンランドに居住する民族であるイヌイットに伝わる精霊。イイェルケトという名前は「目のあたりが独特なものたち」という意味である。また「自らの姿を(例えば山のクレバスに)隠すものたち」という意味もあるらしい。イイェルケトは、山のクレバスの中に住んでいる精霊達である。その目は瞬きをする時に、上から下にではなく、横に瞼が動く またイイェルケトは足が非常に速く、カリブーでさえ追い越す事が出来る。しかし、その他の生活は人間達と変わらない。昔の事、二人のイヌイットの女性が燃料を集めようと外に出たところ、イイェルケトの気配がした。しかし、このイイェルケトは彼女達をつかんで自分達の家に運び去ってしまった。女性達は何とかして外に出ようと努力の限りを尽くしたが、どうしても出る事が出来なかった。仕方ないので女性達はそのままイイェルケトの村に住むことにした。そんなある日、イイェルケト達が外に走りに出たが、イイェルケト達は非常に足が速い為、女性達はイイェルケト達についていく事が出来なかった。そこでイイェルケトは彼女達をつかまえて、脚を水の中に浸してやわらかくし、だんだんと腫れ上がってきたところで、脚から何かを切り出した。それは普通の人でいうところの脛の前部と骨の間の何かで、しかし骨でもなければ軟骨でもなく、「イグリグトルケト」と呼ばれるものだった。それが外されて親指から抜き出されたのである。すると女性達の足は非常に速くなり、イイェルケトと同じくらい走れるようになり、そしてカリブーを捕まえるくらい俊足になった。というわけで彼女達はイイェルケトの村から逃げ出し、人々の元へと帰った。それから彼女達は偉大なシャーマンになった。それから人々は、イイェルケトは強く、勇気があり、大胆で素早く助けてくれる精霊である、と言うようになった。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
イイェルケトのデザインは、人間とよく似た姿の精霊に描きました しかし目だけは、横に瞼がある縦型の目をしています。

2022年11月30日水曜日

「イア」


イア

フィジーのロトゥマ島に伝わる悪霊の一種。このイアは、礁のウナギの姿をしている。この礁のウナギの姿をしたイアを、ある特定の場所で見てしまうと、そのイアを見てしまった人間は死んでしまう。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
イアのデザインは、縞模様のあるウナギの姿の悪霊に描きました。

2022年11月29日火曜日

「イゲボ」


イゲボ


作者ひとこと:
イゲボのデザインは、三つの目と口のある鬼火の様な怪火の姿に描きました。

2022年11月28日月曜日

「アダマストル」


アダマストル

喜望峰(南アフリカ共和国西ケープ州ケープタウンにある岬)にいるとされる精霊である。このアダマストルは、災厄を予言すると言われる。また、このアダマストルは、喜望峰を越えようとする船に災難を予言する守護精霊であるとも言われている。

出典:
通信用語の基礎知識
神様コレクション

作者ひとこと:
アダマストルのデザインは、全身が鱗に覆われ、頭に角を生やした魔物の様な姿をした精霊に描きました。

2022年11月27日日曜日

「アタクサク」


アタクサク


カナダ北部一帯やアラスカ州、グリーンランドに居住する民族であるイヌイットの神話に登場する精霊。このアタクサクは幸運の化身である。北部インディアンの神話では、このアタクサクは太陽の神格化として登場する。

出典:
神様コレクション

作者ひとこと:
アタクサクのデザインは、球状の精霊の姿に描きました。アタクサクの周りから放射状に色とりどりの紐が伸びて、太陽の様になっているイメージで描いてみました。

2022年11月26日土曜日

「アポパ」


アポパ


作者ひとこと:
アポパのデザインは、体の色が黒く、耳の尖った小人姿の妖魔に描きました。

2022年11月25日金曜日

「アッポッシャ」


アッポッシャ


作者ひとこと:
アッポッシャのデザインは、着物を着た、大きな目と口を持った鬼の様な姿に描きました。

2022年11月24日木曜日

「アマメハギ」


アマメハギ


作者ひとこと:
アマメハギのデザインは、鬼の様な姿の妖怪に描きました。

2022年11月23日水曜日

「アパテー」


アパテー


作者ひとこと:
アパテーのデザインは、一つ目の女神の姿に描きました。周りには飛び回る目玉の姿をした災いを司る魔物を描きました。

2022年11月22日火曜日

「天津甕星神」


天津甕星神(アマツミカボシノカミ)


天津甕星神のデザインは、背中に星(妖しく光輝いているイメージ)が光背の様にある神の姿に描きました。

2022年11月21日月曜日

「天羽槌雄命」


天羽槌雄命(アメノハヅチオノミコト)


作者ひとこと:
天羽槌雄命のデザインは、星々を織り込んだ織物を腕として持っている神の姿に描きました。

2022年11月20日日曜日

「化蛇」


化蛇(カダ)

中国最古の地理書とされる「山海経」の[中山経]に言及されている怪物、または幻獣。化蛇は、凶兆となる生物の内の一つである。化蛇は、陽山という山を流れる、伊水(伊河)の支流である陽水という川に棲息している。この化蛇は、頭は人、体は豺(サイ、山犬)で、全体としては蛇の姿をしており、翼も持っている。化蛇は、喚く様に鳴くという。この化蛇が現れた国は洪水に見舞われるとされる。

出典:
神魔精妖名辞典

作者ひとこと:
化蛇のデザインは、人間の様な頭、山犬の胴体と脚で翼を生やし、長い蛇の尾を持っている怪物の姿に描きました。

2022年11月19日土曜日

「ケツァルコアトル」


ケツァルコアトル

メソアメリカ地域の神話に登場する神。ケツァルコアトルという名前は、ナワトル語で「美しい羽毛を持つ蛇」という意味である。「ケツァル」はエメラルド色の鮮やかな羽毛を持つ実在の鳥。「コアトル」はガラガラヘビの事である。神であるケツァルコアトルは「羽根の生えた蛇」の図像でオルメカ時代からメソアメリカ全体で知られ、豊穣と関係する。風、金星、水などと結びつく事もあり、属性には地域ごとに大きなバリエーションがある。また、同じ名を持つ文化英雄も存在する。ケツァルコアトルは、ユカテク語で「ケツァル(蛇)」を意味する「ククルカン」という呼称もある。ケツァルコアトルの最古の図像の一つはオルメカ文化のラ・ベンタ遺跡で発見された鳥と蛇とが合体したもの。メキシコ中央高原ではテオティワカン遺跡のケツァルコアトル神殿が古く、そこには、保存状態のよい「羽毛を持つ蛇」の彫像が見られる。ケツァルコアトルが擬人化される場合、一般に「風の仮面」をつけ、長い鼻もしくは鳥の嘴をつけ、頭にはトラ皮の円錐形の帽子を被っている。属性が変わると、巻き貝や星を連想させる道具を手に携える。ある神話ではケツァルコアトルは、「テスカトリポカ」と共に天空、大地、天の川を創造し、後に太陽に変身したと語られる。他の神話では、大地と天空を分離させ、彼ら(ケツァルコアトルとテスカトリポカ)は天空を支える大木になったとも説明される。一方、ケツァルコアトルは、地下界に下りて行き、死の神「ミクトランテクトリ」を騙し、死者の骨を盗み出し、その死者の骨に精液をかけて、新しい人類を創造している。また、赤蟻が巣から脱穀したトウモロコシの粒を運ぶのを観察し、創造されたばかりの人類がトウモロコシを食糧として入手できるように支援する。16世紀の古文書によると、ケツァルコアトルの熱心な信奉者であった司祭王「セ・アカトル・トピルツィン・ケツァルコアトル」は、神話上の都市トランに君臨し、国を繁栄させていたが、神「ウィツィロポチトリ」を支持する反対勢力の罠に掛かり、酔った勢いで姉妹の「ケツァルペトラトル」と近親相姦の罪を犯してしまう。その罪に恥じいった司祭王は、再来を約束し、東の赤い土地を目指して出立する。この神話の最後の部分は、16世紀にアステカ人がスペイン人と遭遇した際に、白人を「帰還してきた神」と理解した根拠となった。

出典:
神の文化史事典(白水社)

作者ひとこと:
ケツァルコアトルのデザインは、鳥の翼と尾羽を持った蛇の姿の神に描きました。

2022年11月17日木曜日

「夔龍」


夔龍(キリュウ)

中国神話に登場する神獣、または怪物。夔龍は一本足の龍である。「山海経」の「大荒東経」には、【東海に流波山があり、この山は海に入り七千里、この山には野獣が住んでおり、形状は牛の様で体は蒼身で角は無く、蹄のある足は一本足であった。海水に出入りする時には大風大雨を伴い、その身体から発する光は太陽や月と同じで、その咆哮は雷鳴と同じであった。名を夔と言った。黄帝は夔を得て、その皮で太鼓を造り、雷獣の骨で造ったバチでその太鼓を叩くと、雷鳴の様な音が五百里の外まで響き渡った。これを用いて天下に威を示した】とあり、「夔(キ)」の事が書かれている。この様に山海経の記述では夔は牛の様な怪物であると書かれているが、古代では夔と言えば蛇や龍の形状として描かれる場合が多く、書物にも龍として書かれている場合が多く見られている。殷の晩期と西周時代には青銅器の装飾で「夔龍紋」は主要な装飾の一つであった。夔龍紋の多くは口を大きく開き、尾を巻いている細長い形状として青銅器に装飾されている。この夔龍は一本足の龍とされる他にも、帝「舜(シュン)」の二人の家臣の事を指しているとする場合もある。夔龍の内の夔は楽官で、龍は諫官であったとも言われている。「書・舜典」には、【伯が稽首の礼で夔龍に譲った】とある。「孔伝」には、【夔龍は二臣名】と書いている。また「夔」という漢字は、古代中国においてかなり大切な意味を持っていたと考えられている。帝「俊(シュン)」や、帝舜、帝「嚳(コク)」は元々、「夔」という神が分かれた存在であるという解釈もある。古籍中には夔が蛇の形状で登場している場合がある。「説文解字」には【夔、神魅也、龍の様で足は一つである】とある。殷時代の末期と西周時代の青銅器に夔は主要な装飾の一つとして用いられてきた。多くは口を張り裂けんばかりに開けて尾を巻いている細長い形である。その姿は青銅器の形状にあわせて描かれている。青銅器上の龍紋はよく夔紋や夔龍紋と呼ばれている。宋代以来の記録中では、青銅器上で表現される一本足で爬虫類の形状をした装飾の図柄は全て夔と称された。これは【夔一本足】という文献の記述によるものである。実際、一本足の動物が二本足の動物の側面に描かれている場合は、夔紋という呼称は用いられずに、この場合は夔龍紋や龍紋と呼ばれている。夔竜文(夔龍紋)は、中国の殷・周代の青銅器に用いられた文様の一種である。龍身で足が一本、角と手がついている架空の動物で、口が上下に反り返っているものを夔竜(夔龍)、上唇が下に曲がって嘴状になっているものを「夔鳳(キホウ)」という。夔竜文は側面獣形の文様で、多くは雷文とともに用いられる。殷から西周前期の文様では一対の夔竜が絡み合う形であるが、西周中期以降では単独、または連続の文様として表現され、夔竜は胴長となり後方に反転したもの、蛇身に近くなったもの、両頭がS字形になったものがある。

出典:
プロメテウス
コトバンク

作者ひとこと:
夔龍のデザインは、三本爪を持った一本足だけを持った龍の姿に描きました。

2022年11月16日水曜日

「ケモシ」


ケモシ

モアブ(死海の東側)人の主神。「列王記下」第3章27節によれば、戦勝祈願の為に、皇太子がケモシの人身御供にされた事があった。また、このケモシは、「ベルフェゴル」の事だとも言われている。「士師記」第11章24節によれば、ケモシはアンモン(死海の北東の地域)人にも崇拝されていた事がある。旧約聖書「民数記21:29」では、モアブ人は「ケモシの民」と呼ばれている。「列王記下3:27」には、ケモシに対し人身御供が行われたと書かれている。「ソロモン王」は、ケモシの祭壇を建てた(列王記下11:7)。しかし「ヨシュア」はこれを破棄した。19世紀フランスのコラン・ド・プランシーは、ケモシを「へつらいの魔神」とし、地獄会議のメンバーとしている。

出典:
幻想動物の事典
幻想世界の住人たちⅡ(新紀元社)

作者ひとこと:
ケモシのデザインは、牛の頭と四本の牛の腕を持ち、蛇の下半身を持った魔神の姿に描きました。

2022年11月15日火曜日

「トゥルパ」


トゥルパ

出典元に情報がありません。誰かご存知の方がいましたらコメントください。

作者ひとこと:
トゥルパのデザインは、頭に孔雀の羽の冠を被った、神または精霊の姿に描きました。

2022年11月14日月曜日

「ネアック・ター」


ネアック・ター


カンボジアを中心とするクメール人における土地の精霊、土地の神。ネアック・ターという名前は、クメール語でネアックは「人」の一般的呼称、ターは「祖父」という意味である。大木や大石、蟻塚などの近くにネアック・ターの祠が作られ、その祠の中に自然石や木でネアック・ターの像(しばしば男女一対)が祀られる。ネアック・ターは稲作の祭や雨乞の対象となり、ネアック・ターに水牛の供犠が行われるが、以前は人身供犠が行われていたとも言われる。ネアック・ターは、土地を拓いた祖先、いわば村立ての遠祖を表わすとも考えられ、また、「シヴァ」の象徴「リンガ」が安置される事も多く、ヒンドゥー教との関連も指摘されている。またネアック・ターは、人々を加護する存在として、民間伝承にもしばしば登場する。

出典:
神の文化史事典(白水社)

作者ひとこと:
ネアック・ターのデザインは、槍を持った精霊、または神の姿に描きました。

2022年11月13日日曜日

「ハントゥ・アナク・グア・バトゥ」


ハントゥ・アナク・グア・バトゥ

マレーシアに伝わる「ハントゥ(ハンツー)」と呼ばれる霊魂、精霊、妖怪に相当する霊的存在の一種。このハントゥ(ハンツー)は、マレーシアの一部である西マレーシア(「半島マレーシア」とも呼ばれている)に住んでいるマレー人の民間伝承では、悪い精霊の総称とされる。このハントゥ・アナク・グア・バトゥは、鍾乳石のお化けである。

出典:
ピクシブ百科事典(「マレーシアの妖怪」のページ)

作者ひとこと:
ハントゥ・アナク・グア・バトゥのデザインは、鍾乳石に手足がある様な姿の精霊、または妖怪の姿に描きました。

2022年11月12日土曜日

「アル=ラート」


アル=ラート

イスラム教以前にアラビアの北部・中央部で崇拝された女神。「アラット」とも呼ばれる。メッカ近郊のタイフで信仰されていた女神で、タイフでは白い花崗岩がアル=ラートの御神体とされた。信者、特に女性達はこの石の周りを巡って、アル=ラートを崇めた。アル=ラートに関する詳しい記録は残っていないが、おそらくアル=ラートは大母神であり、大地を司る女神であったと考えられている。このアル=ラートは、最高神「アラー」の三人の娘の神の内の一人であり、後の二人は「マナト」「アル=ウッザ」である。アル=ラートは太陽、月ないし金星と関係がある女神であるとも言われている。また、このアリラト(アル=ラート)は、アッシリアやバビロニアの影響を受けた女神であるとも言われており、ギリシア神話の女神「ウラニア」や、パルミラの大女神「アラート」と同一視される事もあった。

出典:
神様コレクション
神魔精妖名辞典

作者ひとこと:
アル=ラートのデザインは、背中に月輪があり、手に椰子の葉を持った女神の姿に描きました。

2022年11月11日金曜日

「ダイジン」と「すずめの椅子」


ダイジン

「すずめの戸締まり」に登場する存在。扉が存在する場所に現れては、主人公である岩戸鈴芽(イワトスズメ)たちを翻弄する、人間の言葉を話す白い猫。手のひらサイズの小さな体で、骨張ってげっそりと痩せていた。しかし煮干しを与えただけで、枯れ木のようだった痩せこけた体が、大福のような肉づきになった。黄色い目はビー玉のようで、真っ白な毛並みの中で左目だけが黒い毛で囲まれ、片目だけを殴られて隈取りされたようである。登場直後での感想は、鈴芽いわく、ずいぶんと哀れを誘う顔つきだという。


すずめの椅子(スズメノイス)

「すずめの戸締まり」に登場する存在。黄色いペンキが塗られた、木造りの古い小さな椅子。災いが出てこないよう、開いてしまった扉に鍵をかけて回る「閉じ師」の仕事をしている宗像草太(ムナカタソウタ)が、とある拍子に、岩戸鈴芽が幼少期に使っていた子供用の椅子に憑依(?)してしまった姿。口はないが、会話は可能のようだ。背板には、目に見立てて彫った凹みが二つあり、脚は一本欠けている。ダイジンによる呪いだと考え、白い猫を追いかけるもフェリーで見失い、もとに戻すため椅子の姿のまま、草太は鈴芽とともに、ダイジンが向かったであろう愛媛へ行くこととなった。

出典:
『小説 すずめの戸締まり』新海誠(角川文庫)