土の精(ツチノセイ)<ベス・ブミ、ハントゥ・ブミ>
土の精は、マレー半島のマレーシアに住むジャ・フー族が伝承する妖怪である。この土の精は、腕にあたるものが無く、魚の背の様な形の禿頭で、上顎に一本、下顎に二本の牙を持つ姿をしているという。この土の精は土中に棲んでおり、昼夜問わず人間の子供に取り憑く。この土の精に取り憑かれた子供は気を失って倒れてしまい、ひどい場合はそのまま死んでしまう事もあるという。遊んでいて、また歩いているところを不意に襲われ、それっきりという事になるわけで、子供にとっては、この土の精は恐怖の対象であり、子供の親にとって土の精は忌むべき存在である。この様に土の精は、子供に取り憑いては気を失わせ、最終的には殺してしまうという怖ろしい精霊であるとされている。この土の精は、土の中にいるという事だけで、その範囲はとてつもなく広く、出没は気まぐれである。
出典:
ピクシブ百科事典
妖怪世界遺産
作者ひとこと:
土の精のデザインは、口の中に牙を持った、大きな頭の妖怪に描きました。
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