ビディ<ベス・ビディ、ハントゥ・ブソン>
ビディは、マレー半島のマレーシアに住むジャ・フー族が伝承する妖怪である。このビディは獣の様な耳を持ち、手足が長く、腹が風船の様に膨らんだ姿をした妖怪である。このビディは、マレーシアの川の中の泥や、川床の穴の中に棲んでいるといわれる。この妖怪が何を食べているのかという事はよく分かっていないが、知られているのは、この妖怪が自分の住処である川の中で小便をするという事である。このビディの小便には毒素が含まれているらしく、時々川で泳ぐ人が足から腹にかけて痛みを感じる事があるのは、その川を住処にしているビディの小便によるものだと考えられている。すなわちこの妖怪は、川の水を汚染するのである。小便の混じった水のせいで痛みを感じるくらいだから、もし誤ってこの水を飲んで(または、口の中に入って)しまったら、生命に関わる大事となるのは必至だ。また、大事にいたらなくても、この妖怪の姿と同じ様に腹が膨らむ事があるというので、人々は大変このビディを恐れている。
出典:
ピクシブ百科事典
妖怪世界遺産
作者ひとこと:
ビディのデザインは、大きく膨れた腹と、長い手足を持った妖怪の姿に描きました。
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