[2017年9月21日]
古代中国の地理書「山海経(せんがいきょう)」の北山経に記されている怪獣。この幽鴳は、邊春之山(辺春之山)という山に棲息している獣である。幽鴳は、猿の様な姿(オナガザルの様な姿、とも)の獣で、その体には模様がある。この幽鴳は良く笑い、人間を見ると眠ったふりをする。また「幽鴳」という名前は、この獣の鳴き声から名付けられたという(この獣が「ユウアン」と鳴く事から「幽鴳」という名が付いた訳である。幽鴳の鳴き声は、自分の名前を呼ぶ様である、とも言われている)。
出典:
幻想類書
山海経動物記
神魔精妖名辞典
幻想動物の事典
山海経 中国古代の神話世界(平凡社)
作者ひとこと:
幽鴳のデザインは、体に豹の様な模様がある、猿に似た姿の怪物に描きました。

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