カワコゾウ
愛知県に伝わる。昔、津具川の二子島(現・設楽町か)の持ち主が島で仕事をしていると、一人の小僧が頻繁にやって来るのだが、どうも様子がおかしい。近くに「蛇淵」と呼ばれる淵があり、「カワコゾウ(いわゆる「河童」の類い)」かもしれないと思い、弁当の菜に蓼を入れ、昼飯の際にそれを与えると、小僧は「しまった」と叫んで川に飛び込んだ。翌日、淵の真ん中に大きな魚が腹を背にして浮かんでいた。立派なイワナだったので持ち帰って食べたところ、一家は毒でことごとく死んでしまい、二子島も洪水で荒れて砂地になってしまったという。
出典:
日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院)
作者ひとこと:
カワコゾウのデザインは、子供姿の妖怪に描きました。

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