送り拍子木(オクリヒョウシギ)
日本に伝わる妖怪、怪異。本所(東京都墨田区)に江戸時代頃から伝承されている奇談・怪談である「本所七不思議」の内の一つ。江戸の本所割下水付近を「火の用心」と声を上げて唱えながら拍子木を打って夜回りしていると、自分は打ち終えたはずの拍子木の音が、どこからか別の拍子木の音が聞こえてくるというもの。どこからか聞こえてくる拍子木の音は、同じ様な調子が繰り返し聞こえ、あたかも自分を送っている様に鳴る。しかし夜回りが背後を振り向いても誰もいない。これは、実際には、静まり返った町中に拍子木の音が反響したに過ぎないとの指摘もあるが、雨の日に拍子木を打っていないのに、どこからか拍子木の音が聞こえてきたという話も伝わっている。
出典:
Wikipedia
日本妖怪大事典(角川書店)
作者ひとこと:
送り拍子木のデザインは、拍子木を手に持った妖怪の姿に描きました。
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