自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2020年3月5日木曜日

「金精神」



金精神(コンセイシン)<金精大明神(コンセイダイミョウジン)、金精様(コンセイサマ)、カナマラさま>

民間の性神信仰の一種で、男根の形をした御神体を祀った神の一柱である。「金精」以外に、金勢、金清、金生、魂生、根性、根精など、さまざまな当て字がされ、「金」は金色に輝くような、「精」は勢であり精力絶倫な男根を意味しているとされる。広義では男根の形をした御神体を祀った神全般を指すこともあり、栃木県などの一部地域では、同じく男根の形をした御神体を祀った道祖神(塞の神)と習合してしまっている例が多い。しかし、基本的に男根形の道祖神(塞の神)と金精神は異なる神である。縁結びや夫婦円満、妊娠や安産祈願、婦人病や性病などの平癒に霊験があるとされ、ほかにも豊穣や生産に結びつくことから商売繁盛に霊験があるともされる。その根底には豊穣と繁栄の願いがあると見られ、生産に結びつく性器崇拝の信仰から始まったとされている。祀った神社は、東北地方から関東地方にかけての地域に多く見られる。近世まで各地に分布していたが、明治維新後に淫祠邪教(いんしじゃきょう)の典型として弾圧されたため、ほとんどが廃棄され、露骨な形態から風紀上好ましくないものとされ、秘め隠されたり迷信扱いされたりもしてきた。金精神を祀る神社としては、金属製の男根を御神体としている巻堀神社(岩手県盛岡市)や、巨根として知られる道鏡の男根を御神体として祀ったのが始まりとされる金精神社(栃木県と群馬県の境の金精峠)などが有名である。巻堀神社には天保四(一八三三)年に奉納されたという陽物などが今も鎮座し、崇拝されている。熱心な信者は木や石で作った陽物を捧げて祈るという。また、古来より温泉は女陰であるとされていることから、温泉が枯れずに湧き続けるように、男根である金精神を祀っているという温泉も多い。金精神を祀っている温泉としては、大沢温泉(岩手県花巻市)や蒸ノ湯温泉(秋田県鹿角市)などが知られている。

出典:
Wikipedia
図解 日本の神々(学研パブリッシング)

作者ひとこと:
金精神のデザインは、下半身が男根の様な神の姿に描きました。

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