蝦蟇火(ガマビ)
日本の岩手県紫波郡煙山村(現在の矢巾町)に伝わる妖怪で、怪火の一種である。蝦蟇火とは、蝦蟇が毎晩のように火柱を立てると言うものである。大字矢沢にある供養石から毎夜のように火柱が上がっていた。毎夜、火柱が上がるので、ある者が馬の爪切りで火柱を切りつけたところ、火柱は消え去った。翌朝、供養石の様子を見に行くと、大きな、年を経た古蝦蟇が頭を切られて死んでいた。
出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳
日本妖怪大事典(角川書店)
作者ひとこと:
蝦蟇火のデザインは、炎に包まれた蝦蟇の姿に描きました。
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