一口拍子木(ヒトクチヒョウシギ)
日本に伝わる妖怪、怪異。栃木県栃木市大平町西山田にある曹洞宗の寺院「大中寺(ダイチュウジ)」に伝わる「大中寺七不思議」の内の一つ。大中寺の東にある山の方から拍子木の音が一回だけ鳴るというもの。ただし、この拍子木の音は住職にしか聞こえず、住職以外の者には、この拍子木の音は聞こえないという。また、この拍子木の音が住職に聞こえた時は、寺に何か異変が起こると言われている。この拍子木の音が聞こえてから、寺が火事になったという話もある。この拍子木の音は天狗の仕業とされていたり、太平権現のお告げであるとされていたり、様々な説がある。
出典:
とある地域の妖怪事典blog(「東山の一つ拍子木」のページ)
日本伝承大鑑(「大中寺 七不思議」のページ)
作者ひとこと:
一口拍子木のデザインは、拍子木を咥えた鬼神の様な頭の、頭だけの妖怪の姿に描きました。
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