自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2025年12月5日金曜日

「玉転がし」


玉転がし(タマコロガシ)



作者ひとこと:
玉転がしのデザインは、玉の様な体に、葉っぱの様な手足がついた姿の妖怪に描きました。

2025年12月3日水曜日

「ハンプバック」


ハンプバック<ベス・ブンコック>



ハンプバックのデザインは、長い耳、耳まで裂けた大きな口、背中に生えたトゲを持つ獣人の様な姿の魔物に描きました。

2025年12月1日月曜日

「カカヤン」


カカヤン



カカヤンのデザインは、両方の腕が長い、黒い身体の精霊の姿に描きました。

2025年11月28日金曜日

「𩹂魚」


𩹂魚(イギョ)


作者ひとこと:
𩹂魚のデザインは、脚が生えている蛇の様な姿に描きました。

2025年11月26日水曜日

「朱厭」


朱厭(シュエン)



作者ひとこと:
朱厭のデザインは、テナガザルの様な姿の怪獣に描きました。

2025年11月24日月曜日

「タケラ」


タケラ



作者ひとこと:
タケラのデザインは、尖った頭の精霊の姿に描きました。

2025年11月21日金曜日

「䑏疏」


䑏疏(カンソ)


古代中国の地理書「山海経(せんがいきょう)」の北山経に記されている怪獣。この䑏疏は、帯山という山に棲息している獣である。䑏疏は馬の様な姿の獣で、頭から一本角が生えているが、その一本角は鍍金されている。この䑏疏は火を避けるのに良いとされる(この䑏疏を飼っておくと火災を防ぐ事が出来る、という説もある。この䑏疏の皮は火を避けるのに使用される、という説もある)。

出典:
幻想類書
神魔精妖名辞典
幻想動物の事典
幻想世界の住人たちⅢ<中国編>(新紀元社)
山海経 中国古代の神話世界(平凡社)

作者ひとこと:
䑏疏のデザインは、一本角を生やした馬の姿に描きました。

2025年11月19日水曜日

「𩣡馬」


𩣡馬(ボツバ)


古代中国の地理書「山海経(せんがいきょう)」の北山経に記されている怪獣。この𩣡馬は、馬の様な姿の獣で、その身体の体色は白い。また、𩣡馬の尾は牛の尾である。𩣡馬の頭には一本角が生えている。この𩣡馬の鳴き声は、呼ぶようである(人を呼ぶような声で鳴く、という説もある)。𩣡馬は、水中に棲息している獣で、印沢という沢の水中に棲息しているという。敦頭山という山から旄水という川が流れて東流(とうりゅう。東の方向に流れ注ぐこと)し、この印沢に注ぐ。また一説には、𩣡馬は敦頭山に棲息する獣である、という説もある。

出典:
幻想類書
山海経動物記
神魔精妖名辞典
山海経 中国古代の神話世界(平凡社)

作者ひとこと:
𩣡馬のデザインは、頭に一本角を生やし、尻に牛の様な尾を生やした馬の姿に描きました。

2025年11月17日月曜日

「疾」


疾(シツ)

[2025年3月31日]

作者ひとこと:
疾のデザインは、一本足の子供の姿の妖怪に描きました。

2025年11月14日金曜日

「蠕蛇」


蠕蛇(ゼンダ)


作者ひとこと:
蠕蛇のデザインは、細長い頭をもった蛇の姿に描きました。

2025年11月12日水曜日

「トゥクトリアク」


トゥクトリアク



作者ひとこと:
トゥクトリアクのデザインは、直立した鹿の様な姿をした精霊に描きました。

2025年11月10日月曜日

「喜」


喜(キ)<善(ゼン)>


作者ひとこと:
喜のデザインは、頭も手も真っ黒な子供の姿の妖怪に描きました。

2025年11月7日金曜日

「翹」


翹(キョウ)


作者ひとこと:
翹のデザインは、子供の姿の妖怪に描きました。

2025年11月5日水曜日

「猫胡瓜」


猫胡瓜(ネコキュウリ)

猫から生えたという大きな胡瓜。神奈川県横須賀市浦賀に伝わる昔話に出て来るもの。船宿に飼われていた黒猫の挙動が怪しく不審だったために漁師が殺したが、翌年訪れたときに出されたのがこの妙に大きな胡瓜だった。調べてみると、その胡瓜の実った蔓は埋められた黒猫の骨から生えていた。(【神奈川の伝説】) 「猫南瓜(ネコカボチャ)」と呼ばれる昔話の、南瓜ではなく胡瓜が生えていたかたちのもの。このはなしでは、胡瓜を食べていないが、同じく胡瓜が生える展開を持つ静岡県河津町の猫のはなし(【伊豆の昔話】)などでは、食べてしまった船頭が苦しんだ末に死んでしまう展開が含まれていることを考えると、この猫胡瓜もやはり有毒だったといえそうである。

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
猫胡瓜のデザインは、猫の顔がある大きな胡瓜の姿に描きました。

2025年11月3日月曜日

「乳吸い」


乳吸い(チチスイ)<ベス・ペナジェン>


作者ひとこと:
乳吸いのデザインは、乳房が一つだけある、獣の様な姿の妖怪に描きました。

2025年10月31日金曜日

「枯木株の精」


枯木株の精(カレコカブノセイ)<ベス・ブンゴ>


作者ひとこと:
枯木株の精のデザインは大きな頭から一本腕と一本脚が生えている妖怪の姿に描きました。この一本腕の手で枯れ枝を持ち、近くを通り掛かった人間にその枯れ枝を投げてぶつけるイメージです。

2025年10月29日水曜日

「ハントゥ・デネイ」


ハントゥ・デネイ

[2020年12月23日]

[2025年7月4日]

作者ひとこと:
ハントゥ・デネイのデザインは、大きな頭とずんぐりとした胴、短い手脚の獣の様な姿の妖怪に描きました。

2025年10月27日月曜日

「ワン・ハンデッド」


ワン・ハンデッド<ベス・ティン・二ウェイ>



作者ひとこと:
ワン・ハンデッドのデザインは、胸から一本腕を生やしている妖怪の姿に描きました。

2025年10月24日金曜日

「ティング・カット」


ティング・カット<ベス・ティンカット>



作者ひとこと:
ティング・カットのデザインは、体にビラビラをたくさん付けている小さな精霊の姿に描きました。

2025年10月22日水曜日

「小豆よなげ」


小豆よなげ(アズキヨナゲ)


作者ひとこと:
小豆よなげのデザインは、毛むくじゃらの獣の様な姿の妖怪に描きました。

2025年10月20日月曜日

「小豆坂」


小豆坂(アゴヤザカ)


作者ひとこと:
小豆坂のデザインは、虫の様な姿の妖怪に描きました。イラストの妖怪が「小豆とごうか人とって食おか」と声を上げているイメージです。

2025年10月17日金曜日

「愚鈍の精」


愚鈍の精(グドンノセイ)<ベス・ブドル>


作者ひとこと:
愚鈍の精のデザインは、ドングリの様な頭と、そこから生えた細長い腕という姿の妖怪に描きました。

2025年10月15日水曜日

「月の精」


月の精(ツキノセイ)<ベス・ブラン>


作者ひとこと:
月の精のデザインは、鋭い牙が沢山並んだ口を持った顔がある三日月の姿の魔物に描きました。

2025年10月13日月曜日

「あごの精」


あごの精(アゴノセイ)<ベス・ダグ>

[2025年7月2日]

作者ひとこと:
あごの精のデザインは、大きな頭と、ひょろ長い手を持った妖怪の姿に描きました。

2025年10月10日金曜日

「鎌切り」


鎌切り(カマギリ)


鎌切りのデザインは、螳螂の様な頭、蛇や蜥蜴の様な細長い胴体、大きな鎌のある前足と馬の様な後足、そして鼬の様な尾を持った魔物の姿に描きました。

2025年10月8日水曜日

「口裂け小僧」


口裂け小僧(クチサケコゾウ)


作者ひとこと:
口裂け小僧のデザインは、耳まで裂けた大きな口を持った子供姿の妖怪に描きました。

2025年10月6日月曜日

「提灯化物」


提灯化物(チョウチンバケモノ)


作者ひとこと:
提灯化物のデザインは、燃え上がる提灯の様な、または提灯の様な形の怪火の様な姿に描きました。イラストに描いた怪火が20も30も並んで浮遊しているイメージです。

2025年10月3日金曜日

「御神橋の擬宝珠」


御神橋の擬宝珠(オミバシノギボシ)


作者ひとこと:
御神橋の擬宝珠のデザインは、眼と口がある擬宝珠の姿に描きました。水底に沈んでいるイメージです。

2025年10月1日水曜日

「怖風虫」


怖風虫(オジケムシ)


作者ひとこと:
怖風虫のデザインは、奇妙な姿の虫に描きました。

2025年9月29日月曜日

「庚申様の田螺」


庚申様の田螺(コウシンサマノタニシ)


作者ひとこと:
庚申様の田螺のデザインは、煎り大豆と田螺を描きました。

2025年9月26日金曜日

「権現山の大蛇」


権現山の大蛇(ゴンゲンヤマノオロチ)

茨城県志筑村(現・かすみがうら市)に伝わる。権現山に住んでいたという大蛇で、山から下りて来ては人々に危害を加えていた。本堂保親(志筑の領主・本堂茂親の三男)によって斬られて退治されたが、保親は毒気を受けて病を発し、城に災いがつづいたので、大蛇を鎮めるために太刀を八幡大菩薩に奉納した。結果、保親は本復したという。太刀は「大蛇丸(おろちまる)」と呼ばれ、第二次世界大戦前までは八幡社の氏子が代々保管していたという。

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
権現山の大蛇のデザインは、太刀によって斬られている大蛇の姿に描きました。斬られたところからは、血と鱗が飛び散っています。

2025年9月24日水曜日

「首斬地蔵」


首斬地蔵(クビキリジゾウ)

市街道(栃木県佐野市)に立っていた石の地蔵で、たびたび化けて出てはひとの髪の毛を引っぱったり、お尻をなでて来たりしたという。噂を耳にした山本市左衛門乗延が、これを退治した際、地蔵の首が落ちたのが「首斬地蔵」という呼び名の由来だという。

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
首斬地蔵のデザインは、人々に悪戯をしようと動き回るお地蔵さんの姿に描きました。

2025年9月22日月曜日

「頭部の無い小柄な人影」


頭部の無い小柄な人影(トウブノナイコガラナヒトカゲ)

ある少年の夢の中に毎晩出てきたというふしぎな存在。「本当にこわい! 学校の怪談スペシャル」では、千葉県に住む少年のはなしとして語られている。夢にいつも頭部の無い小柄な人影が出て来て、その人影に腕を引っぱられながら山の途中にあるお地蔵さんのところへ丸い石を持ってゆく、という内容だった。少年が兄に相談をすると、ハイキングのときに少年が山で蹴とばして遊んでいた丸い石なのではないかということになり、確かめにゆくと、今まで何の変哲もない丸い石だと思っていたそれは崩れた石地蔵の頭らしいもので、夢でおぼえのあるような道をたどると本当に地蔵があり、頭がなかったという。

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
頭部の無い小柄な人影のデザインは、真っ黒い体の、頭のないお地蔵さんの姿に描きました。

2025年9月19日金曜日

「怨みの瓢簞」


怨みの瓢簞(ウラミノヒョウタン)

群馬県前橋市などに伝わる。長者が自室に置いた瓢簞の中にたくさんのお金を貯め込んでおり、それを使用人が盗み出したので、許しを乞うのも聞かずに殺してしまったところ、その怨みからか家は貧しくなってしまった。そのため、その家の子孫にあたる家では瓢簞や干瓢(夕顔)づくりをしなくなったという。

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
怨みの瓢簞のデザインは、中から血と小判が出て来ている瓢簞に描きました。

2025年9月17日水曜日

「両角駒」


両角駒(リョウカクノコマ)

頭に竜のような二本の角の生えた馬。尾や蹄は牛のようでもあるという。茨城県高萩市野々平新田に伝わるはなしでは、むかし放牧されていた馬に黒雲が降りて来て妊んで生まれた仔馬だとされる。おそれた飼主の伊兵衛は、この仔馬を名馬里淵(名馬里ヶ淵)に沈めた。すると村は大雷雨に襲われて押し流され甚大な被害にみまわれたという。(【高萩市史】下) 黒雲ではなく大蛇が厩にやって来て、子をなしたとも語られており、そちらでは半分馬で半分蛇(前足までが馬)というかたちで生まれた仔馬(【高萩の昔話と伝説】)だと語られており、一定しない部分もあるが、やはり竜蛇との関係が考えられるもののようである。

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
両角駒のデザインは、龍の様な角と牛の様な尾と蹄を持った馬の姿に描きました。

2025年9月15日月曜日

「白馬」


白馬(ハクバ)

下総国の塩古村(千葉県八街市)に祀られる馬頭観音の縁起物語にみられる。むかし白馬が一頭その地で死に、その霊がたたりをなしつづけ、馬に乗った者が通ると必ず落馬してけがをしたり、青い鬼火が夜な夜な多数飛んだりすることがつづいたので、法印を招いて供養をし、馬頭観音として祀ったと語られている。

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
白馬のデザインは、鬼火を従えた白馬の怨霊の姿に描きました。

2025年9月12日金曜日

「井の頭池の主」


井の頭池の主(イノカシライケノヌシ)


作者ひとこと:
井の頭池の主のデザインは、娘の頭と蛇の体という、人頭蛇身の姿に描きました。

2025年9月10日水曜日

「禿切小僧」


禿切小僧(カブキリコゾウ)

千葉県八生村(現・成田市)などに伝わる妖怪。ひと気のない寂しい山道や夜道などを歩いていると現れて、「水飲め、茶飲め」と言って来たりしたという子供。狢が化けているものだという。「かぶきり」は、おかっぱ頭のこと。この禿切小僧は、小さいおかっぱ頭の子供で、「おちょんちょんな着物」(丈の短い着物?)を着ているという。

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)
日本妖怪大事典(角川書店)

作者ひとこと:
禿切小僧のデザインは、頭にお茶の葉を挿している、おかっぱ頭の子供姿の妖怪に描きました。

2025年9月8日月曜日

「鬼髑」


鬼髑(キドク)

玄紀先生「日東本草図纂(にっとうほんぞうずさん)」(巻十二)に記述のある妖怪。寛延2年(1749年)8月13日の出来事という。常陸相馬郡の将門山の頂には、平将門の時代からあるといわれる松の大樹が聳えていた。しかし折からの長雨により山の土が流され、溢れた水が松の根に注ぎ、そこへ大風が吹きつけたために大樹はついに根本から倒れてしまった。すると松の根元に埋まっていたらしい「鬼髑(キドク? 未詳)」があらわになり、それが雨に打たれて苦しみ叫びはじめた。城下数里四方、幼き者から老いた者まで皆この絶叫に怯え、気絶する者まで出る事態となった。城の物頭が鉄砲隊を率いてこの怪物退治に向かい、数挺の銃で撃つことによりようやく仕留めたという。こうして撃ち取られた怪物の形は鬼か蟹のよう、鋺のごとき目は爛々と光り輝き、頭頂部はへこんでいて、朱の髪は棕櫚のよう、顎下にもするどい毛が生えていた。そして大きさは8畳あまりもあったという。添えられている「鬼髑」の姿は本文の記述と合致するもので、棘だらけの大きな頭だけの妖怪が歯を剥き出しにしている様が描かれている。

出典:
【妖怪図鑑】新版TYZ

作者ひとこと:
鬼髑のデザインは、大きな鬼の頭の様な姿をした怪物に描きました。

2025年9月5日金曜日

「口裂け小僧」


口裂け小僧(クチサケコゾウ)

夜道を歩いていると前方に子供が歩いているので、「どこ行くの」と呼び掛けて顔を見たら、口が耳まで裂けたような大きな口だったりするという。埼玉県戸田市などで語られる。狢が化けていたなどといわれている。

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
口裂け小僧のデザインは、耳まで裂けたような大きな口を持った子供姿の妖怪に描きました。

2025年9月3日水曜日

「提灯化物」


提灯化物(チョウチンバケモノ)

埼玉県戸田市などでは、狐たちの起こす「とうかっ火(トウカッピ)」のことを、このように呼んだりもしている。提灯のような怪火が20も30も並んでは消えたりするといい、「狐の嫁入り(キツネノヨメイリ。提灯のあかりのような狐火が一列につらなって動くのが見えたりするもの)」とも呼ばれる。〔関連〕「とうかっ火(トウカッピ)」「狐火(キツネビ)」

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
提灯化物のデザインは、燃え上がる提灯の様な姿の怪火に描きました。イラストに描いた怪火が20も30も並んで浮遊しているイメージです。

2025年9月1日月曜日

「玉転がし」


玉転がし(タマコロガシ)


作者ひとこと:
玉転がしのデザインは、葉っぱの様な手足のある鞠の様な姿の妖怪に描きました。

2025年8月29日金曜日

「鎌切り」


鎌切り(カマギリ)

「鎌鼬(カマイタチ)」のこと。群馬県で呼ばれる。群馬県川場村では、「頽馬(ダイバ。馬が突然倒れてしまったりすることをこう呼んでおり、それを引き起こすとされる悪魔・神のようなもの)」のことを、「カマギリのようなもの」(【ダイバ神資料】)ともしている。風と一緒に馬にあたって害をするものと見ていたようである。「かまぎり」や「かまいたち」は群馬県では螳螂の地方名(【上州の風土と方言】)としても用いられており、こちらは頽馬と関係ないとみえるが、少し判別が難しい語彙として注意が必要である。

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
鎌切りのデザインは、螳螂の様な手足を持った、小さな鎌鼬の姿に描きました。

2025年8月27日水曜日

「とうかっ火」


とうかっ火(トウカッピ)

「狐火(キツネビ)」のこと。提灯がいくつも並んでいるような光が列をつくりながら、点滅したりしたという。埼玉県など各地で呼ばれているもので、「狐のとうかっ火」とも呼ばれる。(【埼玉県史民俗調査報告書(山村地帯民俗調査)」、【新曽・上戸田の民俗】) 埼玉県皆野町などでは、この行列が見えてしまったときは、履物を脱いで裏返しにしてその上に座り、煙草を吸えば消えるといわれていた。(【埼玉県史民俗調査報告書(山村地帯民俗調査)】)

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
とうかっ火のデザインは、狐の様な顔がある火の玉が沢山いる姿に描きました。

2025年8月25日月曜日

「風玉」


風玉(カゼダマ)


「カザダマ」ともいう。岐阜県揖斐郡徳山村(現・揖斐郡揖斐川町。徳山村の地域は徳山ダムとなった)に伝わる怪火の一種。風玉は、お盆くらいの大きさの明るいもので、明治30年(1897年)の大風の時、この風玉がたくさん出て、周囲が明るくなった。嵐の最中、山から出てきて何回も行き来していたのだという。

出典:
瓶詰妖怪
怪異・妖怪伝承データベース
日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院)

作者ひとこと:
風玉のデザインは、四つの目を持った怪火の姿に描きました。

2025年8月22日金曜日

「ガス玉」


ガス玉(ガスダマ)

山梨県都留市の平栗と加畑に伝わる怪異、または怪火の一種。このガス玉は、「平栗・加畑の民俗」に報告されている。話者が子供の頃、火の玉やガス玉が出た時は、おじいさんやおばあさんの魂が出たとされた。とあるおじいさんの家の屋根から火の玉がお寺へ向かって飛んでいき、それから一日や二日経つと死んでしまったのだという。別の話では、桂川でガス玉が爆発して昼間のように明るくなったのだという。また、中が透き通るようなガス玉がほわんほわんと前の方へ行くのを見たのだという。

出典:
日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院)

作者ひとこと:
ガス玉のデザインは、中が透き通ったシャボン玉の様な怪火の姿に描きました。

2025年8月20日水曜日

「狐者異」


狐者異(コワイ)

日本の妖怪の一種。この狐者異は、天保12年(1841年)刊の怪談集「絵本百物語」にある妖怪である。狐者異は我慢強情、すなわち自己中心的で驕慢な者の別名にして、俗にいう無分別者のことであるという。生きているうちには法を無視して人を恐れずして人のものを取り食らい、死して後は妄念執着の思いを引いて無量の形をなし、仏法世法の妨げをなすという。経典もこの疑心を狐になぞらえており、恐るべきは自己の悪念で、この頓着を捨て去らぬときは仏さえも嫌い恐れると説いている、と解説されている。また、恐ろしいことを「こわい」というのは、この狐者異が由来であるとも記されている。絵には振り売りのうどんを喰らおうとする恐ろしげな化物の姿が描かれている。

出典:
【妖怪図鑑】新版TYZ

作者ひとこと:
狐者異のデザインは、口の中に牙を持った妖怪の姿に描きました。

2025年8月18日月曜日

「荒火」


荒火(アレビ)

石川県鳳至郡能都町高倉地区(現・鳳珠郡能登町)に伝わる怪火の一種。昔、海上に青い火が焚かれているように見える時があった。これを「荒火」と呼び、雨が降った晩とか小雨が降る晩に出てくる。その高さは三、四尺(約0.9m~1.2m)ほどで、同じ船に乗っていた三人が同時に見たが、害を加えてくることはなかったという。

出典:
日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院)
怪異・妖怪伝承データベース

作者ひとこと:
荒火のデザインは、燃え上がる怪火の姿に描きました。

2025年8月15日金曜日

「カザボコ」


カザボコ

富山県下新川郡生地町(現・黒部氏生地)に伝わる怪異の一種。一般に光るものは海が荒れる前兆なので、漁師が最も忌むものである。生地では「カザボコ」といって、青い玉が天から下がってくると風が吹くのだという。

出典:日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院)

作者ひとこと:
カザボコのデザインは、垂れ下がる雲の中にある玉の姿の怪異に描きました。

2025年8月13日水曜日

「六首沢」


六首沢(ロククビサワ)



作者ひとこと:
六首沢のデザインは、欅の葉っぱと一緒に下がってくる六つの生首の姿に描きました。