自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2025年10月20日月曜日

「小豆坂」


小豆坂(アゴヤザカ)


作者ひとこと:
小豆坂のデザインは、虫の様な姿の妖怪に描きました。イラストの妖怪が「小豆とごうか人とって食おか」と声を上げているイメージです。

2025年10月17日金曜日

「愚鈍の精」


愚鈍の精(グドンノセイ)<ベス・ブドル>


作者ひとこと:
愚鈍の精のデザインは、ドングリの様な頭と、そこから生えた細長い腕という姿の妖怪に描きました。

2025年10月15日水曜日

「月の精」


月の精(ツキノセイ)<ベス・ブラン>


作者ひとこと:
月の精のデザインは、鋭い牙が沢山並んだ口を持った顔がある三日月の姿の魔物に描きました。

2025年10月13日月曜日

「あごの精」


あごの精(アゴノセイ)<ベス・ダグ>

[2025年7月2日]

作者ひとこと:
あごの精のデザインは、大きな頭と、ひょろ長い手を持った妖怪の姿に描きました。

2025年10月10日金曜日

「鎌切り」


鎌切り(カマギリ)


鎌切りのデザインは、螳螂の様な頭、蛇や蜥蜴の様な細長い胴体、大きな鎌のある前足と馬の様な後足、そして鼬の様な尾を持った魔物の姿に描きました。

2025年10月8日水曜日

「口裂け小僧」


口裂け小僧(クチサケコゾウ)


作者ひとこと:
口裂け小僧のデザインは、耳まで裂けた大きな口を持った子供姿の妖怪に描きました。

2025年10月6日月曜日

「提灯化物」


提灯化物(チョウチンバケモノ)


作者ひとこと:
提灯化物のデザインは、燃え上がる提灯の様な、または提灯の様な形の怪火の様な姿に描きました。イラストに描いた怪火が20も30も並んで浮遊しているイメージです。

2025年10月3日金曜日

「御神橋の擬宝珠」


御神橋の擬宝珠(オミバシノギボシ)


作者ひとこと:
御神橋の擬宝珠のデザインは、眼と口がある擬宝珠の姿に描きました。水底に沈んでいるイメージです。

2025年10月1日水曜日

「怖風虫」


怖風虫(オジケムシ)


作者ひとこと:
怖風虫のデザインは、奇妙な姿の虫に描きました。

2025年9月29日月曜日

「庚申様の田螺」


庚申様の田螺(コウシンサマノタニシ)


作者ひとこと:
庚申様の田螺のデザインは、煎り大豆と田螺を描きました。

2025年9月26日金曜日

「権現山の大蛇」


権現山の大蛇(ゴンゲンヤマノオロチ)

茨城県志筑村(現・かすみがうら市)に伝わる。権現山に住んでいたという大蛇で、山から下りて来ては人々に危害を加えていた。本堂保親(志筑の領主・本堂茂親の三男)によって斬られて退治されたが、保親は毒気を受けて病を発し、城に災いがつづいたので、大蛇を鎮めるために太刀を八幡大菩薩に奉納した。結果、保親は本復したという。太刀は「大蛇丸(おろちまる)」と呼ばれ、第二次世界大戦前までは八幡社の氏子が代々保管していたという。

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
権現山の大蛇のデザインは、太刀によって斬られている大蛇の姿に描きました。斬られたところからは、血と鱗が飛び散っています。

2025年9月24日水曜日

「首斬地蔵」


首斬地蔵(クビキリジゾウ)

市街道(栃木県佐野市)に立っていた石の地蔵で、たびたび化けて出てはひとの髪の毛を引っぱったり、お尻をなでて来たりしたという。噂を耳にした山本市左衛門乗延が、これを退治した際、地蔵の首が落ちたのが「首斬地蔵」という呼び名の由来だという。

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
首斬地蔵のデザインは、人々に悪戯をしようと動き回るお地蔵さんの姿に描きました。

2025年9月22日月曜日

「頭部の無い小柄な人影」


頭部の無い小柄な人影(トウブノナイコガラナヒトカゲ)

ある少年の夢の中に毎晩出てきたというふしぎな存在。「本当にこわい! 学校の怪談スペシャル」では、千葉県に住む少年のはなしとして語られている。夢にいつも頭部の無い小柄な人影が出て来て、その人影に腕を引っぱられながら山の途中にあるお地蔵さんのところへ丸い石を持ってゆく、という内容だった。少年が兄に相談をすると、ハイキングのときに少年が山で蹴とばして遊んでいた丸い石なのではないかということになり、確かめにゆくと、今まで何の変哲もない丸い石だと思っていたそれは崩れた石地蔵の頭らしいもので、夢でおぼえのあるような道をたどると本当に地蔵があり、頭がなかったという。

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
頭部の無い小柄な人影のデザインは、真っ黒い体の、頭のないお地蔵さんの姿に描きました。

2025年9月19日金曜日

「怨みの瓢簞」


怨みの瓢簞(ウラミノヒョウタン)

群馬県前橋市などに伝わる。長者が自室に置いた瓢簞の中にたくさんのお金を貯め込んでおり、それを使用人が盗み出したので、許しを乞うのも聞かずに殺してしまったところ、その怨みからか家は貧しくなってしまった。そのため、その家の子孫にあたる家では瓢簞や干瓢(夕顔)づくりをしなくなったという。

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
怨みの瓢簞のデザインは、中から血と小判が出て来ている瓢簞に描きました。

2025年9月17日水曜日

「両角駒」


両角駒(リョウカクノコマ)

頭に竜のような二本の角の生えた馬。尾や蹄は牛のようでもあるという。茨城県高萩市野々平新田に伝わるはなしでは、むかし放牧されていた馬に黒雲が降りて来て妊んで生まれた仔馬だとされる。おそれた飼主の伊兵衛は、この仔馬を名馬里淵(名馬里ヶ淵)に沈めた。すると村は大雷雨に襲われて押し流され甚大な被害にみまわれたという。(【高萩市史】下) 黒雲ではなく大蛇が厩にやって来て、子をなしたとも語られており、そちらでは半分馬で半分蛇(前足までが馬)というかたちで生まれた仔馬(【高萩の昔話と伝説】)だと語られており、一定しない部分もあるが、やはり竜蛇との関係が考えられるもののようである。

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
両角駒のデザインは、龍の様な角と牛の様な尾と蹄を持った馬の姿に描きました。

2025年9月15日月曜日

「白馬」


白馬(ハクバ)

下総国の塩古村(千葉県八街市)に祀られる馬頭観音の縁起物語にみられる。むかし白馬が一頭その地で死に、その霊がたたりをなしつづけ、馬に乗った者が通ると必ず落馬してけがをしたり、青い鬼火が夜な夜な多数飛んだりすることがつづいたので、法印を招いて供養をし、馬頭観音として祀ったと語られている。

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
白馬のデザインは、鬼火を従えた白馬の怨霊の姿に描きました。

2025年9月12日金曜日

「井の頭池の主」


井の頭池の主(イノカシライケノヌシ)


作者ひとこと:
井の頭池の主のデザインは、娘の頭と蛇の体という、人頭蛇身の姿に描きました。

2025年9月10日水曜日

「禿切小僧」


禿切小僧(カブキリコゾウ)

千葉県八生村(現・成田市)などに伝わる妖怪。ひと気のない寂しい山道や夜道などを歩いていると現れて、「水飲め、茶飲め」と言って来たりしたという子供。狢が化けているものだという。「かぶきり」は、おかっぱ頭のこと。この禿切小僧は、小さいおかっぱ頭の子供で、「おちょんちょんな着物」(丈の短い着物?)を着ているという。

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)
日本妖怪大事典(角川書店)

作者ひとこと:
禿切小僧のデザインは、頭にお茶の葉を挿している、おかっぱ頭の子供姿の妖怪に描きました。

2025年9月8日月曜日

「鬼髑」


鬼髑(キドク)

玄紀先生「日東本草図纂(にっとうほんぞうずさん)」(巻十二)に記述のある妖怪。寛延2年(1749年)8月13日の出来事という。常陸相馬郡の将門山の頂には、平将門の時代からあるといわれる松の大樹が聳えていた。しかし折からの長雨により山の土が流され、溢れた水が松の根に注ぎ、そこへ大風が吹きつけたために大樹はついに根本から倒れてしまった。すると松の根元に埋まっていたらしい「鬼髑(キドク? 未詳)」があらわになり、それが雨に打たれて苦しみ叫びはじめた。城下数里四方、幼き者から老いた者まで皆この絶叫に怯え、気絶する者まで出る事態となった。城の物頭が鉄砲隊を率いてこの怪物退治に向かい、数挺の銃で撃つことによりようやく仕留めたという。こうして撃ち取られた怪物の形は鬼か蟹のよう、鋺のごとき目は爛々と光り輝き、頭頂部はへこんでいて、朱の髪は棕櫚のよう、顎下にもするどい毛が生えていた。そして大きさは8畳あまりもあったという。添えられている「鬼髑」の姿は本文の記述と合致するもので、棘だらけの大きな頭だけの妖怪が歯を剥き出しにしている様が描かれている。

出典:
【妖怪図鑑】新版TYZ

作者ひとこと:
鬼髑のデザインは、大きな鬼の頭の様な姿をした怪物に描きました。

2025年9月5日金曜日

「口裂け小僧」


口裂け小僧(クチサケコゾウ)

夜道を歩いていると前方に子供が歩いているので、「どこ行くの」と呼び掛けて顔を見たら、口が耳まで裂けたような大きな口だったりするという。埼玉県戸田市などで語られる。狢が化けていたなどといわれている。

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
口裂け小僧のデザインは、耳まで裂けたような大きな口を持った子供姿の妖怪に描きました。

2025年9月3日水曜日

「提灯化物」


提灯化物(チョウチンバケモノ)

埼玉県戸田市などでは、狐たちの起こす「とうかっ火(トウカッピ)」のことを、このように呼んだりもしている。提灯のような怪火が20も30も並んでは消えたりするといい、「狐の嫁入り(キツネノヨメイリ。提灯のあかりのような狐火が一列につらなって動くのが見えたりするもの)」とも呼ばれる。〔関連〕「とうかっ火(トウカッピ)」「狐火(キツネビ)」

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
提灯化物のデザインは、燃え上がる提灯の様な姿の怪火に描きました。イラストに描いた怪火が20も30も並んで浮遊しているイメージです。

2025年9月1日月曜日

「玉転がし」


玉転がし(タマコロガシ)


作者ひとこと:
玉転がしのデザインは、葉っぱの様な手足のある鞠の様な姿の妖怪に描きました。

2025年8月29日金曜日

「鎌切り」


鎌切り(カマギリ)

「鎌鼬(カマイタチ)」のこと。群馬県で呼ばれる。群馬県川場村では、「頽馬(ダイバ。馬が突然倒れてしまったりすることをこう呼んでおり、それを引き起こすとされる悪魔・神のようなもの)」のことを、「カマギリのようなもの」(【ダイバ神資料】)ともしている。風と一緒に馬にあたって害をするものと見ていたようである。「かまぎり」や「かまいたち」は群馬県では螳螂の地方名(【上州の風土と方言】)としても用いられており、こちらは頽馬と関係ないとみえるが、少し判別が難しい語彙として注意が必要である。

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
鎌切りのデザインは、螳螂の様な手足を持った、小さな鎌鼬の姿に描きました。

2025年8月27日水曜日

「とうかっ火」


とうかっ火(トウカッピ)

「狐火(キツネビ)」のこと。提灯がいくつも並んでいるような光が列をつくりながら、点滅したりしたという。埼玉県など各地で呼ばれているもので、「狐のとうかっ火」とも呼ばれる。(【埼玉県史民俗調査報告書(山村地帯民俗調査)」、【新曽・上戸田の民俗】) 埼玉県皆野町などでは、この行列が見えてしまったときは、履物を脱いで裏返しにしてその上に座り、煙草を吸えば消えるといわれていた。(【埼玉県史民俗調査報告書(山村地帯民俗調査)】)

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
とうかっ火のデザインは、狐の様な顔がある火の玉が沢山いる姿に描きました。

2025年8月25日月曜日

「風玉」


風玉(カゼダマ)


「カザダマ」ともいう。岐阜県揖斐郡徳山村(現・揖斐郡揖斐川町。徳山村の地域は徳山ダムとなった)に伝わる怪火の一種。風玉は、お盆くらいの大きさの明るいもので、明治30年(1897年)の大風の時、この風玉がたくさん出て、周囲が明るくなった。嵐の最中、山から出てきて何回も行き来していたのだという。

出典:
瓶詰妖怪
怪異・妖怪伝承データベース
日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院)

作者ひとこと:
風玉のデザインは、四つの目を持った怪火の姿に描きました。

2025年8月22日金曜日

「ガス玉」


ガス玉(ガスダマ)

山梨県都留市の平栗と加畑に伝わる怪異、または怪火の一種。このガス玉は、「平栗・加畑の民俗」に報告されている。話者が子供の頃、火の玉やガス玉が出た時は、おじいさんやおばあさんの魂が出たとされた。とあるおじいさんの家の屋根から火の玉がお寺へ向かって飛んでいき、それから一日や二日経つと死んでしまったのだという。別の話では、桂川でガス玉が爆発して昼間のように明るくなったのだという。また、中が透き通るようなガス玉がほわんほわんと前の方へ行くのを見たのだという。

出典:
日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院)

作者ひとこと:
ガス玉のデザインは、中が透き通ったシャボン玉の様な怪火の姿に描きました。

2025年8月20日水曜日

「狐者異」


狐者異(コワイ)

日本の妖怪の一種。この狐者異は、天保12年(1841年)刊の怪談集「絵本百物語」にある妖怪である。狐者異は我慢強情、すなわち自己中心的で驕慢な者の別名にして、俗にいう無分別者のことであるという。生きているうちには法を無視して人を恐れずして人のものを取り食らい、死して後は妄念執着の思いを引いて無量の形をなし、仏法世法の妨げをなすという。経典もこの疑心を狐になぞらえており、恐るべきは自己の悪念で、この頓着を捨て去らぬときは仏さえも嫌い恐れると説いている、と解説されている。また、恐ろしいことを「こわい」というのは、この狐者異が由来であるとも記されている。絵には振り売りのうどんを喰らおうとする恐ろしげな化物の姿が描かれている。

出典:
【妖怪図鑑】新版TYZ

作者ひとこと:
狐者異のデザインは、口の中に牙を持った妖怪の姿に描きました。

2025年8月18日月曜日

「荒火」


荒火(アレビ)

石川県鳳至郡能都町高倉地区(現・鳳珠郡能登町)に伝わる怪火の一種。昔、海上に青い火が焚かれているように見える時があった。これを「荒火」と呼び、雨が降った晩とか小雨が降る晩に出てくる。その高さは三、四尺(約0.9m~1.2m)ほどで、同じ船に乗っていた三人が同時に見たが、害を加えてくることはなかったという。

出典:
日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院)
怪異・妖怪伝承データベース

作者ひとこと:
荒火のデザインは、燃え上がる怪火の姿に描きました。

2025年8月15日金曜日

「カザボコ」


カザボコ

富山県下新川郡生地町(現・黒部氏生地)に伝わる怪異の一種。一般に光るものは海が荒れる前兆なので、漁師が最も忌むものである。生地では「カザボコ」といって、青い玉が天から下がってくると風が吹くのだという。

出典:日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院)

作者ひとこと:
カザボコのデザインは、垂れ下がる雲の中にある玉の姿の怪異に描きました。

2025年8月13日水曜日

「六首沢」


六首沢(ロククビサワ)



作者ひとこと:
六首沢のデザインは、欅の葉っぱと一緒に下がってくる六つの生首の姿に描きました。

2025年8月11日月曜日

「舞首」


舞首(マイクビ)

日本の妖怪の一種。この舞首は、天保12年(1841年)刊の怪談集「絵本百物語」にある妖怪である。寛元(1243年~1247年)の頃、鎌倉検非違使の放免(微罪犯を検非違使の手下としたもの)に、小三太、又重、悪五郎という三人がいた。伊豆の真鶴が崎(神奈川県真鶴町)で祭があった時、その酒席でこの三人が争いを始めた。小三太と又重は共謀して大力無双の聞こえある悪五郎を討とうとしたが、悪五郎はそれを見破って一刀のもとに小三太を斬り殺し、小三太の首を切断した。しかし逃げ出した又重を追跡する途中、悪五郎は山中で石に躓き転倒してしまった。この好機に又重は悪五郎に斬りかかり、起き上がった悪五郎は又重を刀で突いて反撃した。又重と悪五郎の両者は組み合い争ううちに足を踏み外し、共に海へと転落してしまった。又重と悪五郎が互いの首を刀で掻き落とすと、二つの首は体を離れた後も海中で争いを続けた。やがて悪五郎の腰に提げられていた小三太の首も躍り出て、この争いに加わった。夜には三人の首が噛みつき合い、火炎を吐いて争い、昼には海水が渦を巻いて巴の様相を見せたため、この場所は巴が淵と名付けられたという。「絵本百物語」の本文ではこの様な話となっているが、絵につけられた詞書では「三人の博徒勝負のいさかひより事おこりて公にとらはれ、皆死罪になりて、死がいを海にながしけるに、三人が首ひとところによりて、口より炎をはきかけ、たがひにいさかふこと昼夜やむことなし」とあり、三人の博徒が勝負上の諍いから捕らえられて死罪になり、海に流された死骸の首が一箇所に集まり昼夜を問わず争うようになったと解説されており、本文と違った解説がされている。

出典:
【妖怪図鑑】新版TYZ
日本妖怪大事典(角川書店)

作者ひとこと:
舞首のデザインは、三つの男性の首の姿の妖怪に描きました。

2025年8月8日金曜日

「アポ」


アポ

フィリピンのルソン島北部の山岳地帯に暮らすイスネグ族に伝わる妖怪の一種。このアポは、赤痢で死んだ人間の腎臓を喰う妖怪である。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
アポのデザインは、大きな口を持った妖怪の姿に描きました。

2025年8月6日水曜日

「シグルタン」


シグルタン


作者ひとこと:
シグルタンのデザインは、女性の姿をした魔物に描きました。

2025年8月4日月曜日

「アングル」


アングル


フィリピンのルソン島北部の山岳地帯に暮らすイスネグ族に伝わる妖怪、または精霊。アングルは、斧を持っている妖怪(または精霊)である。このアングルは人間に襲いかかり、持っている斧の柄の方で人間を殺す。

出典:
幻想動物の事典
ピクシブ百科事典(「フィリピンの妖怪」のページ)

作者ひとこと:
アングルのデザインは、先の尖った柄の斧を手に持っている、鬼の様な姿の妖怪に描きました。

2025年8月1日金曜日

「アンラッバン」


アンラッバン


作者ひとこと:
アンラッバンのデザインは、8つの眼を持った頭と、両手だけの姿の魔物の様な精霊に描きました。

2025年7月30日水曜日

「イナルハイ」


イナルハイ


作者ひとこと:
イナルハイのデザインは、三つの眼を持った鬼の様な姿の悪霊に描きました。

2025年7月28日月曜日

「カカヤン」


カカヤン


作者ひとこと:
カカヤンのデザインは、黒い身体の小鬼の様な姿の精霊に描きました。

2025年7月25日金曜日

「乳吸い」


乳吸い(チチスイ)<ベス・ペナジェン>

マレーシアに伝わる妖怪の一種。乳吸いは、マレー半島のジャングルの奥地に棲んでおり、夜になると民家にやって来て、人間の女性の乳を吸うと言われている。この乳吸いが特に好むのは、産後まもない女性の張った乳であるという。乳吸いは、一人の女性に目をつけると、その女性のところに毎夜やって来て、その女性が痩せ細るまで乳を吸うのを止めないという。この妖怪は、出産直後の女性にとっては、憎むべき妖怪である。「乳吸い」というくらいだから、他の食物には興味がないようで、人間の女性の乳が吸えない時には、自分の乳を吸うという。乳吸いの乳房は中央に1つだけで、だらりと垂れ下がっており、乳吸いが自分で吸うときには、これを両手で支えて口に含むという。

出典:
ピクシブ百科事典(「マレーシアの妖怪」のページ)
妖怪世界遺産

作者ひとこと:
乳吸いのデザインは、乳房が一つだけある、獣の様な姿の妖怪に描きました。

2025年7月23日水曜日

「ジャビの精」


ジャビの精(ジャビノセイ)<ベス・ジャビ>

マレーシアに伝わる妖怪の一種。ジャビの精は、川の泥の中に棲んでいると言われている。このジャビの精は、川に魚を捕りにきた漁師に取り憑くという。ジャビの精に取り憑かれると、その人は熱さと寒さを同時に感じるのだという。

出典:
ピクシブ百科事典(「マレーシアの妖怪」のページ)
妖怪世界遺産

作者ひとこと:
ジャビの精のデザインは、ヌルヌルした肌を持った妖怪の姿に描きました。

2025年7月21日月曜日

「枯木株の精」


枯木株の精(カレコカブノセイ)<ベス・ブンゴ>

マレーシアに伝わる妖怪の一種。この枯木株の精は、枯木に棲んでおり、近くを通り掛かる人に、枯れ枝をぶつけてくるという妖怪である。この妖怪が枯れ枝を落とすとき、その枯れ枝はもはや単なる枝などではなく、爆弾にも似た凶器と化しており、この枯れ枝が身体にぶつかってしまうと、その人は死んでしまうと言われている。この枯木株の精は、人を殺す為に枯れ枝を落とし、落とした枯れ枝が人間に命中すると喜ぶという。この枯木株の精から身を守る方法というのは特にないようで、枯木の下を通る時には警戒する必要がある。

出典:
ピクシブ百科事典(「マレーシアの妖怪」のページ)
妖怪世界遺産

作者ひとこと:
枯木株の精のデザインは、頭から直接足が生えている姿の妖怪に描きました。

2025年7月18日金曜日

「ハントゥ・ジン」


ハントゥ・ジン<アントゥ・ジン>


インドネシア、マレーシア、ブルネイの3カ国の領土であるボルネオ島に居住する民族・ビダユ族に伝わる精霊の一種。ハントゥ・ジンは「ハントゥ(霊魂、精霊、妖怪に相当する霊的存在)」の内の一種である。ビダユ族に伝わるハントゥ・ジンは、人間に憑依する精霊である。普段ハントゥ・ジンは森の穴の中に棲んでいるが、病気の人や、酔って放心状態になっている人が近付くと、ハントゥ・ジンは、そのような人に取り憑いてしまう。ハントゥ・ジンが取り憑いてしまった人は、うまく言葉が喋れなくなり、身体も硬く動きにくくなる。霊感がある人が見ると、ハントゥ・ジンとハントゥ・ジンに取り憑かれている人が二重に見えるという。ハントゥ・ジンに取り憑かれてしまうと、何もしないままではハントゥ・ジンは身体から出て行ってくれる見込みはないので、呪術師に頼むしかない。また、このハントゥ・ジンは巨人のお化けであるとも言われている。ボルネオ島の内陸部に居住する狩猟採集民族であるプナン族の人々に伝わる「ジン」は、全身毛だらけの巨大な化け物であるという。森の中で木が倒れる音がして、そこに行くとジンがいると言われている。

出典:
幻想動物の事典
ピクシブ百科事典(「マレーシアの妖怪」のページ)

作者ひとこと:
ハントゥ・ジンのデザインは、四つの目と、鳥の様な腕を持った魔物の様な姿に描きました。

2025年7月16日水曜日

「ハントゥ・デナイ」


ハントゥ・デナイ<ハンツー・デナイ>

マレーシアに伝わる「ハントゥ(ハンツー)」と呼ばれる霊魂、精霊、妖怪に相当する霊的存在の一種。このハントゥ(ハンツー)は、マレーシアの一部である西マレーシア(「半島マレーシア」とも呼ばれている)に住んでいるマレー人の民間伝承では、悪い精霊の総称とされる。このハントゥ・デナイ(ハンツー・デナイ)は、狩りの精霊であるとされている。このハントゥ・デナイは、動物の足跡に潜んでおり、足跡を辿って動物を追ってきた狩人に襲いかかるという。「ハントゥ・デナイ(ハンツー・デナイ)」という名前は「足跡の精霊」という意味である。

出典:
神様コレクション
幻想動物の事典
コトバンク
ピクシブ百科事典(「マレーシアの妖怪」のページ)

作者ひとこと:
ハントゥ・デナイのデザインは、地面についた動物の足跡から、ニュッと上半身だけを出して、襲いかかるというイメージで、上半身だけの妖怪の姿に描いてみました。

2025年7月14日月曜日

「ティング・カット」


ティング・カット<ベス・ティンカット>


作者ひとこと:
ティング・カットのデザインは、ペラペラの体で地中から現れた精霊の姿に描きました。

2025年7月11日金曜日

「ガマング」


ガマング<ベス・ガマン>


マレーシアに伝わる精霊、または妖怪の一種。このガマングは音の精霊である。このガマングは胸の辺りが胸毛に覆われている姿をしている。このガマングは「パディ(穀物)」の田に棲んでおり、時々、「ハー、ハー、ハー」と叫んでは、近くを通り掛かった人々を驚かす。このガマングの声を聞いてしまった人間には、カーッと身体の内側が熱くなってくるが、逆に肌は冷たくなるという妙な症状が現れる。この不気味な声が人間の脳の神経を冒すのか、それともガマングが吐く息に毒素が含まれているのかは分からないが、このガマングの声を耳にした人間は必ず体調を崩すという事なので、忌み嫌われている精霊の一つである。

出典:
幻想動物の事典
ピクシブ百科事典(「マレーシアの妖怪」のページ)
妖怪世界遺産

作者ひとこと:
ガマングのデザインは、大きく口を開けて、叫んでいる姿の魔物に描きました。

2025年7月9日水曜日

「ハントゥ・ソンケイ」


ハントゥ・ソンケイ<ハンツー・ソンケイ>


作者ひとこと:
ハントゥ・ソンケイの姿は、大きな眼と長い鼻、長い腕を持った、胸から上だけの姿の魔物に描きました。

2025年7月7日月曜日

「ハントゥ・シブル」


ハントゥ・シブル<ハンツー・シ・ブル>


作者ひとこと:
ハントゥ・シブルのデザインは、漂う燐火、怪火の群れを引き連れた、悪魔、または魔物の様な姿に描きました。

2025年7月4日金曜日

「ハントゥ・デネイ」


ハントゥ・デネイ


作者ひとこと:
ハントゥ・デネイのデザインは、蹄のある手足を持った、獣の様な姿の妖怪、または精霊の姿に描きました。

2025年7月2日水曜日

「あごの精」


あごの精(アゴノセイ)<ベス・ダグ>

マレーシアに伝わる妖怪の一種。マレーシアでは、耳下腺炎(いわゆる【おたふく風邪】の事)を引き起こすのは、この「あごの精」が原因だと言われている。この妖怪は、路上、中でも狭い道に棲んでいて、歩きながら左右に唾を吐く悪癖がある。そのあごの精が吐く唾がかかってしまった人は、おたふく風邪になってしまうという。おたふく風邪というのは流行性のものだから、おたふく風邪が流行った時には、きっとこの妖怪の動きが活発になっているのだろう。

出典:
ピクシブ百科事典(「マレーシアの妖怪」のページ)
妖怪世界遺産

作者ひとこと:
あごの精のデザインは、頭と手と足だけの姿をした妖怪に描きました。

2025年6月30日月曜日

「月の精」


月の精(ツキノセイ)<ベス・ブラン>

マレーシアに伝わる妖怪の一種。この月の精は、月に棲んでいる妖怪である。この月の精は、月の明るく輝く夜に、月光が照らしている所の大地へ降りてくると言われている。こんな時に子供が月を見たりすると、わけもなく泣き出して止まらなくなってしまうという。また、この月の精は、果実の季節になると、ジャングルの中の、小さな丘の上に棲むようになり、「オイ、オイ」と鳴いて、人間を誘い出し、その人間を食べてしまうとも言われている。

出典:
ピクシブ百科事典(「マレーシアの妖怪」のページ)
妖怪世界遺産

作者ひとこと:
月の精のデザインは、顔がある三日月の様な姿をした妖怪に描きました。

2025年6月27日金曜日

「ハントゥ・カユ」


ハントゥ・カユ<ハンツー・カユ>


作者ひとこと:
ハントゥ・カユのデザインは、牙の生えた大きな口と、八本の細長い腕を持った魔物の姿に描きました。