国之狭霧神(クニノサギリノカミ)
日本神話に登場する神。「古事記(こじき)」でのみ登場し「日本書紀(にほんしょき)」では言及されない。国之狭霧神は「天之狭霧神(アメノサギリノカミ)」とともに、「大山津見神(オオヤマツミノカミ。山を司る神)」と、大山津見神の妻「鹿屋野比売神(カヤノヒメノカミ。野と草を司る女神)」の両神から生まれた神で、「伊邪那岐命(イザナギノミコト)」と「伊邪那美命(イザナミノミコト)」の御子神「三十五神(みそぢまりいつはしら)」の一柱として25番目に数えられる。国之狭霧神は、名前の通り「山野の霧の神」だと考えられる。また国之狭霧神は、天之狭霧神とともに峠を守る神でもあるという。この国之狭霧神は国津神(くにつかみ)であるという。国之狭霧神は、平原に吹き溜まる霧を司る神である、という説もある。また、国之狭霧神と天之狭霧神は、境界線の守護神である、という説もある。この国之狭霧神は、俗世と神域を分け隔てる力を持った神である、という説もある。
出典:
神魔精妖名辞典
ピクシブ百科事典
東洋神名事典(新紀元社)
図解日本神話(新紀元社)
作者ひとこと:
国之狭霧神のデザインは、霧の中から現れた神の姿に描きました。
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