ガギソン
グリモワール(フランス語で「魔術の書物」を意味し、特にヨーロッパで流布した魔術書を指す)の一つである「術士アブラメリンの聖なる魔術の書」で紹介される悪魔。このガギソンの起源は、ヘブライの神話や伝承に登場する、疫病を蔓延させるという低級神もしくは悪霊、疫病神の類で、ガギソンという名前も「ばらまく者」という意味であるという。悪魔のガギソンは、このヘブライ神話の疫病神がキリスト教に悪魔として移入されたものである。悪魔ガギソンは、災厄や病気を司る。悪魔としてのガギソンは、19世紀のイギリスのオカルティストであるマクレガー・メイザースが、図書館で見つけたフランス語で書かれた古書(原書はドイツに住むユダヤ人が14~15世紀に息子に宛てて書いた書簡という体裁)を英訳して知られるようになったグリモワールの一つ、「術士アブラメリンの聖なる魔術の書(アブラメリンの書)」において、獅子頭の悪魔「オリアス」の支配下にあると紹介されている。
出典:
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神様コレクション
作者ひとこと:
ガギソンのデザインは、体中から無数の触手が生えている邪神の姿に描きました。浮遊して疫病や災厄をばらまくイメージです。
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