クランプス
ヨーロッパで語られる怪物。クリスマスに聖ニコラウスの従者としてやって来る悪霊で、聖ニコラウスが悪い子供と判定した子供をお仕置きするという。その姿は地域によって異なるが、どれも恐ろしげな容姿をしている。悪い子供に罰を与える怪物であるため、近年では躾のためにクランプスや聖ニコラウスの名前が語られる事もあるようだ。クランプスは、オーストリアやドイツなどヨーロッパ中部の民間伝承に登場する怪物で、クランプスという名前は「かぎ爪」を意味する古いドイツ語に由来し、クランプスは、その名の通りの悪魔の様な長いかぎ爪と、山羊の様な角を持った恐ろしい姿をしているとされる。またオーストリアでは、クランプスは民間伝承に登場する精霊であるとされる。クランプスは、小悪魔の様な姿で意地悪な性格をしているが、クリスマスの手伝いをしてくれるとされる。また、冬になると、クランプスは夜な夜な行儀の悪い子供を探し出して懲らしめる精霊としても知られている。
出典:
コトバンク
神魔精妖名辞典
世界現代怪異事典(笠間書院)
作者ひとこと:
クランプスのデザインは、頭に大きな角を生やし、片方の足が蹄になっている、悪魔か鬼の様な姿をした怪物に描きました。
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