榊鬼(サカキオニ)
日本に伝わる神、または鬼。榊鬼は、愛知県北設楽郡の村々で行われている「花祭(はなまつり)」(愛知県北設楽郡等に伝承されている霜月神楽の総称)に登場する鬼である。榊鬼は、サカキを腰にさしたり手に持って登場する。榊鬼は祭りの当日、村内の家々をめぐって悪霊をはらい、病人の悪いところを踏み、舞処(まいと)では反閇(へんばい)と称する足踏みを中心とした舞を演じて、悪霊を踏み鎮める。この榊鬼の反閇は最も神聖なものとされた。また、この榊鬼は反閇を踏むことで、大地に新しい生命力や活力を吹き込み、自然の恵みや、五穀豊穣をもたらしてくれる鬼であると言われている。この榊鬼は、花祭に登場する鬼の中で、最も重要な鬼であるとされる。
出典:
東栄町
コトバンク
作者ひとこと:
榊鬼のデザインは、衣を身に纏った鬼神の姿に描きました。鬼の顔に見えるのは、実は顔に鬼の面を付けている姿で描いてみました。
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