油盗人(アブラヌスット)
日本に伝わる妖怪で、怪火の一種。江戸時代の怪談本「古今百物語評判(ココンヒャクモノガタリヒョウバン)」にある怪火。比叡山が全盛期の時代、延暦寺根本中堂の油料を得て栄えた近江の人がいた。しかし後に没落し、失意のうちに死んでいったが、それ以来その人の家の辺りから毎夜の様に怪火が出て、根本中堂の灯火へ向かって飛んで行く様になった。この怪火は、灯火を盗む事は無かったが「油盗人」と呼ばれた。この怪火の噂を聞いたある者が、この怪火を仕留めようとした所、怒りの形相の坊主の生首が、口から火炎を吐いているのを見た。
出典:
Wikipedia
妖怪邸・妖堂 日記帳
作者ひとこと:
油盗人のデザインは、「古今百物語評判」の絵を参考に描きました。
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