御蛭様(オシツサン)
主に東北地方に伝わる妖怪。その姿は蛭(ヒル)に似ており、耳が生え全身に毛が生えている。この妖怪は水田に潜んでおり、田植えなどをする人間の足にくっついて血を吸う。この妖怪に血を吸われると、風邪を引いてしまう。しかし、この妖怪は田の神の使いでもあるので、田植えの前に田の神に供えた餅などの供え物を食べた人間には襲ってこない。また、御蛭様は秋田県上小阿仁村にある「御蛭神社」では、「宇迦之御魂(ウカノミタマ)神」と共に神として祀られている。
出典:
日本の妖怪と民族神(モンキー出版)
作者ひとこと:
御蛭様のデザインは、伝承通りにしました。一緒に祀られている宇迦之御魂神の神使である、狐の耳と首にかけた幕を付けた姿に描きました。
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