自己紹介
このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。
2025年9月12日金曜日
2025年9月10日水曜日
「禿切小僧」
禿切小僧(カブキリコゾウ)
千葉県八生村(現・成田市)などに伝わる妖怪。ひと気のない寂しい山道や夜道などを歩いていると現れて、「水飲め、茶飲め」と言って来たりしたという子供。狢が化けているものだという。「かぶきり」は、おかっぱ頭のこと。この禿切小僧は、小さいおかっぱ頭の子供で、「おちょんちょんな着物」(丈の短い着物?)を着ているという。
出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)
日本妖怪大事典(角川書店)
作者ひとこと:
禿切小僧のデザインは、頭にお茶の葉を挿している、おかっぱ頭の子供姿の妖怪に描きました。
2025年9月8日月曜日
「鬼髑」
鬼髑(キドク)
玄紀先生「日東本草図纂(にっとうほんぞうずさん)」(巻十二)に記述のある妖怪。寛延2年(1749年)8月13日の出来事という。常陸相馬郡の将門山の頂には、平将門の時代からあるといわれる松の大樹が聳えていた。しかし折からの長雨により山の土が流され、溢れた水が松の根に注ぎ、そこへ大風が吹きつけたために大樹はついに根本から倒れてしまった。すると松の根元に埋まっていたらしい「鬼髑(キドク? 未詳)」があらわになり、それが雨に打たれて苦しみ叫びはじめた。城下数里四方、幼き者から老いた者まで皆この絶叫に怯え、気絶する者まで出る事態となった。城の物頭が鉄砲隊を率いてこの怪物退治に向かい、数挺の銃で撃つことによりようやく仕留めたという。こうして撃ち取られた怪物の形は鬼か蟹のよう、鋺のごとき目は爛々と光り輝き、頭頂部はへこんでいて、朱の髪は棕櫚のよう、顎下にもするどい毛が生えていた。そして大きさは8畳あまりもあったという。添えられている「鬼髑」の姿は本文の記述と合致するもので、棘だらけの大きな頭だけの妖怪が歯を剥き出しにしている様が描かれている。
出典:
【妖怪図鑑】新版TYZ
作者ひとこと:
鬼髑のデザインは、大きな鬼の頭の様な姿をした怪物に描きました。
2025年9月5日金曜日
「口裂け小僧」
口裂け小僧(クチサケコゾウ)
夜道を歩いていると前方に子供が歩いているので、「どこ行くの」と呼び掛けて顔を見たら、口が耳まで裂けたような大きな口だったりするという。埼玉県戸田市などで語られる。狢が化けていたなどといわれている。
出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)
作者ひとこと:
口裂け小僧のデザインは、耳まで裂けたような大きな口を持った子供姿の妖怪に描きました。
2025年9月3日水曜日
「提灯化物」
提灯化物(チョウチンバケモノ)
埼玉県戸田市などでは、狐たちの起こす「とうかっ火(トウカッピ)」のことを、このように呼んだりもしている。提灯のような怪火が20も30も並んでは消えたりするといい、「狐の嫁入り(キツネノヨメイリ。提灯のあかりのような狐火が一列につらなって動くのが見えたりするもの)」とも呼ばれる。〔関連〕「とうかっ火(トウカッピ)」「狐火(キツネビ)」
出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)
作者ひとこと:
提灯化物のデザインは、燃え上がる提灯の様な姿の怪火に描きました。イラストに描いた怪火が20も30も並んで浮遊しているイメージです。
2025年9月1日月曜日
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