自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2024年5月31日金曜日

「西谷千彰」と「中川虹」


西谷千彰(ニシヤチアキ)<ワーゲン>

noho著の漫画『となりの妖怪さん』に登場するキャラクター。車の「つくも神(ツクモガミ)」。「西谷和彦(ニシヤカズヒコ)」のパートナー「奈美子」を病気で亡くした後、ひどく落ち込んでいた時に新生した愛車のワーゲンを、今はお互い思いやりながら、家族としての生活を送っている。人型の時は頭部が車の形、車の姿になった時は人を乗せて走ることができる。「大石ぶちお(オオイシブチオ)」とは自動車学校で知り合い、友だちになった。


中川虹(ナカガワレイン)

noho著の漫画『となりの妖怪さん』に登場するキャラクター。「河童(カッパ)」。縁ヶ森小学校5年生。同じクラスで、正義感が強く運動神経のよい「佐野龍(サノリョウ)」に憧れている。控えめでおとなしいが、自分の考えをしっかりと持っている。

出典:
『となりの妖怪さん』(イースト・プレス)

2024年5月29日水曜日

「ゴプレガボグ」


ゴプレガボグ


パラオに伝わる精霊の一種。ゴプレガボグは、犬の様な、猫の様な顔をしている精霊である。夜に森や畑を歩く人がいると、木の枝やタピオカの茎を折る。このゴプレガボグは、「メクギツツ・エル・ガリヅ(悪神。精霊的な存在。怖い神様)」の一種である。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ゴプレガボグのデザインは、二本の長い尾を持った、犬の様な猫の様な、動物の姿をした精霊に描きました。

2024年5月27日月曜日

「メレツキ」


メレツキ


パラオに伝わる怪異の一種。人魂のようなもの。青いような赤いようなもので、玉になってフワフワ飛ぶ。このメレツキは、「メクギツツ・エル・ガリヅ(悪神。精霊的な存在。怖い神様)」の一種である。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
メレツキのデザインは、小さな人魂の様な、怪火の様な姿に描きました。

2024年5月24日金曜日

「マガレゲル」


マガレゲル

パラオに伝わる神の一種。海蛇の姿をしている。マガレゲルが身体に憑くと、コホンコホンと、絶えず咳が出る。このマガレゲルは、「メクギツツ・エル・ガリヅ(悪神。精霊的な存在。怖い神様)の一種である。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
マガレゲルのデザインは、仮面の様な頭を持った、海蛇の姿の精霊に描きました。

2024年5月22日水曜日

「ガシボクー」


ガシボクー


パラオに伝わる神の一種。鰻の姿をしている。ガシボクーが身体に憑くと、横腹が痛み、死に至る事もある。このガシボクーは、「メクギツツ・エル・ガリヅ(悪神。精霊的な存在。怖い神様)の一種である。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ガシボクーのデザインは、鰻の姿をした精霊に描きました。

2024年5月20日月曜日

「カマイリス」


カマイリス


パラオに伝わる神の一種。蛇の姿をしている。カマイリスが身体に憑くと、腹が痛くなる。このカマイリスは、「メクギツツ・エル・ガリヅ(悪神。精霊的な存在。怖い神様)の一種である。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
カマイリスのデザインは、蛇の姿をした精霊に描きました。

2024年5月17日金曜日

「大石ぶちお」と「坂木すず」


大石ぶちお(オオイシブチオ)

noho著の漫画『となりの妖怪さん』に登場するキャラクター。大石家の飼い猫が20歳になって新生した、「猫又(ネコマタ)」の青年。シャイなところがありながらも、新しい環境に溶け込もうと努力し、自分がなぜ妖怪になったのか、これから何をすべきかを悩んでいる。大石家の次男のたくみとは兄弟のような間柄。


坂木すず(サカキスズ)

noho著の漫画『となりの妖怪さん』に登場するキャラクター。「猫又」。300歳ぐらい。普段は人間に変化し、「山本五郎左衛門(サンモトゴロウザエモン)」の事務所のチーフマネージャーをしている。昔は恨みや憎しみを募らせていたが、山本の言葉に救われた。同じ猫又の先輩として、大石ぶちおを気にかけてくれている。

出典:
『となりの妖怪さん』(イースト・プレス)

2024年5月15日水曜日

「ウラツヅ」


ウラツヅ


パラオに伝わる神の一種。ミミズの姿をしている。ウラツヅが身体に憑くと、息が苦しくなる。また、咳が出て、痰が出てからとまる。このウラツヅは、「メクギツツ・エル・ガリヅ(悪神。精霊的な存在。怖い神様)」の一種である。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ウラツヅのデザインは、ミミズの姿をした、精霊の姿に描きました。

2024年5月13日月曜日

「ミトグ」


ミトグ


カムチャツカ半島に居住する民族(イテリメン族?)に伝わる精霊。ミトグは、海の精霊で、魚の様な姿をしている。このミトグは、嵐を引き起こす。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ミトグのデザインは、巨大な魚の姿をした精霊に描きました。

2024年5月10日金曜日

「クーンニ・アンバ」


クーンニ・アンバ

樺太(サハリン島)東岸を主な居住域とする少数民族、ウィルタに伝わる妖怪の一種。クーンニ・アンバは、呼ぶ妖怪であるという。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
クーンニ・アンバのデザインは、顔に大きな口だけをもった妖怪の姿に描きました。

2024年5月8日水曜日

「ハーフサーンジ」


ハーフサーンジ


樺太(サハリン島)東岸を主な居住域とする少数民族、ウィルタに伝わる妖怪の一種。ハーフサーンジは、飛んで歩くとか、人間を攫うとか、女性に化けるとか、頭の中に入るとかいわれる。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ハーフサーンジのデザインは、影の様な姿をした魔物に描きました。

2024年5月6日月曜日

「イサル・コリガニ」


イサル・コリガニ


樺太(サハリン島)東岸を主な居住域とする少数民族、ウィルタに伝わる怪虫。イサル・コリガニは、目の中にいるという虫である。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
イサル・コリガニのデザインは、長い体をもった怪虫の姿に描きました。

2024年5月3日金曜日

「縁火山次郎坊」と「縁火山太善坊」


縁火山次郎坊(フチビヤマジロウボウ)<ジロー>

noho著の漫画『となりの妖怪さん』に登場するキャラクター。縁火山にある大杉から生まれた「カラス天狗(カラステング)」で、優しくてのんびりした性格。年齢は500歳ぐらい。鼻高天狗の太善坊(後述)と2人で暮らしていて、縁ヶ森の土地とひとびとを守っている。人間の女の子「杉本睦実(スギモトムツミ)」を見守り、気にかけている。


縁火山太善坊(フチビヤマタゼンボウ)<おっちゃん>

noho著の漫画『となりの妖怪さん』に登場するキャラクター。次郎坊(前述)と共に縁ヶ森の土地とひとびとを守っている「鼻高天狗(ハナダカテング)」。年齢は1200歳ぐらい。100年ほど前の戦争で片羽根を失った後、次郎坊に大天狗の地位を受け継がせた。穏やかでさっぱりした性格。仲間との釣りを楽しみにしていて、料理も上手い。

出典:
『となりの妖怪さん』(イースト・プレス)

2024年5月1日水曜日

「羽山津見神」


羽山津見神(ハヤマツミノカミ)<麓山祇(ハヤマツミ)>

日本神話に登場する山の神。「古事記(こじき)」や「日本書紀(にほんしょき)」において、「伊邪那岐命(イザナギノミコト。伊弉諾尊)」によって斬り殺された「迦具土神(カグツチノカミ。軻遇突智命)」の死体に生じた山津見神の一柱。古事記によると、右手から成ったのが羽山津見神で、頭には「正鹿山津見神(マサカヤマツミノカミ)」、胸には「淤縢山津見神(オドヤマツミノカミ)」、腹には「奥山津見神(オクヤマツミノカミ)」、陰部には「闇山津見神(クラヤマツミノカミ)」、左手には「志芸山津見神(シギヤマツミノカミ)」、左足には「原山津見神(ハラヤマツミノカミ)」、右足には「戸山津見神(トヤマツミノカミ)」、合わせて八神が生じた。日本書紀では一書(あるふみ)にしか記述がなく、それによれば、手から成ったのが麓山祇で、首には「大山祇(オオヤマツミ)」、胴体には「中山祇(ナカヤマツミ)」、腰には「正勝山祇(マサカヤマツミ)」、足には「䨄山祇(シギヤマツミ)」の五神が生じた。ハヤマは端山、つまり麓(ふもと)の山の意。手は身体の端にあるので、端山となったのだろう。

出典:
古事記注釈 第一巻(ちくま学芸文庫)
日本書紀 一(岩波文庫)

作者ひとこと:
羽山津見神(麓山祇)のデザインは、小型の猿の様な姿の山神、または山の精霊をイメージした姿に描きました。