自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2026年3月30日月曜日

「トーサランペ」


トーサランペ

アイヌに伝わる妖怪。名前の意味は【湖の魔物】で、マリモの事である。魔物の巣であるなどとして、忌み嫌われていたという。

出典:
日本怪異妖怪事典 北海道(笠間書院)

作者ひとこと:
イラストのトーサランペは、マリモを棲み家にしており、そのマリモから目と手足だけを出している魔物の姿に描きました。

2026年3月27日金曜日

「ニタッラサンペ」


ニタッラサンペ


アイヌに伝わる妖怪。名前は【湿地の苔の心臓】や【湿地の化け物】を意味する。このニタッラサンペは、獣とも鳥ともつかない(または、獣とも鳥とも違う姿とも)格好をしていて、その姿は、茶褐色のマリモの様で翼が生えており、地面を丸まり転がって移動する。直径は六、七寸(約18~21㎝)。ニタッラサンペを見るのは不吉であり、ニタッラサンペを見た者は運が悪くなってしまう。全道のアイヌが、このニタッラサンペの名前を知っていたという。湖にはニタッラサンペに似た魔物「トラサンペ」がいる。

出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳
神魔精妖名辞典
日本怪異妖怪事典 北海道(笠間書院)

作者ひとこと:
ニタッラサンペのデザインは、翼を生やした、茶褐色のマリモの様な毛玉の様な姿の妖怪に描きました。

2026年3月25日水曜日

「トラサンペ」


トラサンペ


アイヌに伝わる妖怪。名前は【湖の化物】や【湖の苔の心臓】を意味する、所謂「マリモ」の事である。昔、湖に「ベカンベ(名前は「水中に浮かぶ者」や「浮かんでいた者」を意味し、浮き藻の事だとも、菱の事だとも言われている)」がおり、湖の神に自分の仲間を増やしたいと願った。しかし湖の神は、お前が増えると湖が見苦しくなり、また人間達が増えたお前を採りに来る様になり、その為、湖が荒れるから駄目だと断った。怒ったベカンベは湖に藻を投げ入れ(湖の中に、周囲の草をちぎって丸めたものを投げ入れた、とも言われている)、これがトラサンペ、つまりマリモになった。そのため、アイヌの人々は湖の神に逆らうものである「マリモ」を「トラサンペ(湖の底にいる化け物)」と呼び、大切にしなかったという。湿地にもトラサンペと似た魔物がいて、これは「ニタッラサンペ」という。また、萱野茂著「萱野茂のアイヌ語辞典」によれば、トラサンペは「イワラサンペ」という妖怪と対になる存在と考えられていたという。

出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳
神魔精妖名辞典
ピクシブ百科事典
日本怪異妖怪事典 北海道(笠間書院)

作者ひとこと:
トラサンペのデザインは、マリモ姿の妖怪に描きました。イラストのトラサンペは周囲に水草や菱を絡ませています。

2026年3月23日月曜日

「タデブツィイ」


タデブツィイ


ロシア極北地方の先住民族であるネネツ人(カニン半島からタイミル半島の間、そしてオビ川、エニセイ川の川岸に広がって居住している)に伝わる悪霊の一種。このタデブツィイは、悪霊「ア」の支配下にある悪霊たちのことである。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
タデブツィイのデザインは、一つ目の悪霊の姿に描きました。

2026年3月20日金曜日

「ハルィ」


ハルィ


ロシア極北地方の先住民族であるネネツ人(カニン半島からタイミル半島の間、そしてオビ川、エニセイ川の川岸に広がって居住している)に伝わる怪虫の一種。人の体の痛むところには、このハルィという虫がいて、病気を引き起こしているのだという。悪神「ンガ」がハルィを送り込むとも言われている。ヴィドゥタナ(上級シャーマン)だけがハルィを目視して、ナイフで切開して除去する事が出来る。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ハルィのデザインは、大きな顎を持った怪虫の姿に描きました。

2026年3月18日水曜日

「ハーフサーンジ」


ハーフサーンジ



樺太(サハリン島)東岸を主な居住域とする少数民族、ウィルタに伝わる妖怪の一種。ハーフサーンジは、飛んで歩くとか、人間を攫うとか、女性に化けるとか、頭の中に入るとかいわれる。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ハーフサーンジのデザインは、頭に角を生やした妖魔の姿に描きました。

2026年3月16日月曜日

「ヒトハ・カル」


ヒトハ・カル



主にシベリア北東端のチュクチ半島(チュコト半島)に住んでいる民族であるチュクチ族(チュクチ人)に伝わる「エティン」の一種(エティンとは、様々なものの「主」。チュクチの世界観では、森や川や湖や動物(の種そのもの)や樹木には、全てエティンと呼ばれるものがついているという)。ヒトハ・カルは、アナドィル海岸の近くにある湖の精霊。このヒトハ・カルは、アザラシの体で人間の手をもち、頭は毛むくじゃらで、立って湖から現れる。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ヒトハ・カルのデザインは、毛むくじゃらの頭と、アザラシの体、人間の手を持った姿に描きました。

2026年3月13日金曜日

「鈴木化け物」


鈴木化け物(スズキバケモノ)

新潟県新発田市中ノ目新田近くに鈴木永正という長者の住んでいる屋敷があったといわれている。この辺りは福島潟に近く、池の端、中ノ目、天王などの村で、よく火の玉が飛んでいたという。火の玉は地上1mほどの高さを、時には速く時にはゆっくり飛び回った。火の玉にちょっかいを出すとどこまでも付いてくるので、出会ってもかまうものではないという。この火の玉は「鈴木長者が亡くなる前に埋めた膨大な黄金が、その場所を伝えるために現れるのだ」とか、「一族が火事で全滅したのでその魂が飛んでいるのだ」などと伝えられている。この火の玉を「鈴木化け物」「鈴木屋敷の火の玉」と呼んだという。

出典:
日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院)

作者ひとこと:
鈴木化け物のデザインは、恨めしい顔がある火の玉の姿に描きました。

2026年3月11日水曜日

「黒い玉」


黒い玉(クロイタマ)

岐阜県郡上郡大和町(現・郡上市大和町)に伝わる怪異の一種。ある人が、夜に庄兵衛という人の家に遊びに行く途中、真っ黒い玉が行く先に転がってきた。暗い中で黒い玉が見えるはずがないのに、前に転がってきてしょうがなかったので、負けるものかと思って小便をかけてみたら、付いてこなくなったのだという。

出典:
日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院)

作者ひとこと:
黒い玉のデザインは、二つの目がある真っ黒い玉の姿の怪異に描きました。

2026年3月9日月曜日

「おそよ」


おそよ(オソヨ)

群馬県明和町中谷に伝わる。「おそよ橋」には雨の日の晩になると火の玉が出ると言われていた。橋の上で殺された「おそよ」という女の霊だとされる。

出典:
日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院)

作者ひとこと:
おそよのデザインは、悲しそうな顔がある火の玉の姿に描きました。

2026年3月6日金曜日

「千軒の火」


千軒の火(センゲンノヒ)


作者ひとこと:
千軒の火のデザインは、燃え盛っている怪火の姿に描きました。

2026年3月4日水曜日

「とうかん火」


とうかん火(トウカンビ)<稲荷火>


作者ひとこと:
とうかん火のデザインは、狐の様な獣の目がある怪火の姿に描きました。

2026年3月2日月曜日

「赤い光」


赤い光(アカイヒカリ)


作者ひとこと:
赤い光のデザインは、狐が尻尾の先を火の様に赤く光らせている姿に描きました。