自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2019年11月30日土曜日

「モコ・カーカーリキ」



モコ・カーカーリキ

ニュージーランドの先住民であるマオリに伝わる、人間に病気や痛みといった悪影響を引き起こす、目に見えない超自然的な存在達である「アトゥア」の内の一種で、そのアトゥアが虫や鳥などの物質的な姿をとって人間の目に見えるように顕在化したもの「アリアー」の中でも最も恐ろしいアリアーが、このモコ・カーカーリキであるとされる。またモコ・カーカーリキは死後も地上を彷徨い続けている亡霊「ケーフア」が顕現(姿を変えたもの)したものであるともされる。モコ・カーカーリキという名前は「緑のヤモリ」という意味で、ニュージーランドに実際に棲息するヤモリの一種の事である。このヤモリの出す、独特の笑い声の様な鳴き声は、現地では死を呼ぶ声であると恐れられた。モコ・カーカーリキは死にかけた人間を見つけると、その人間に取り憑き、その人間の腸(ハラワタ)を貪り食う。

出典:
神魔精妖名辞典

作者ひとこと:
モコ・カーカーリキのデザインは、ヤモリをモチーフにした奇妙な姿の精霊を描きました。

2019年11月29日金曜日

「ムルクァウシ」



ムルクァウシ

パプアニューギニアのトロブリアンド諸島に伝わる海の妖女。ムルクァウシの姿は人間の目には見えない。ムルクァウシは海上をカヌーで渡る人間を襲い、その人間の舌や内蔵を食らう。このムルクァウシが近付いて来ると人間の目にはその姿が見えないものの、死臭がしてくるので分かる。

出典:
神様コレクション
このごろ堂HP

作者ひとこと:
ムルクァウシのデザインは、異様な姿の人魚に似た女の魔物に描きました。

2019年11月28日木曜日

「ルールマーウ」



ルールマーウ

ミクロネシア南部のカロリン諸島にあるヤップ島に伝わる幽霊、あるいは妖怪の一種。また「ルールマーウ(Luulmaew)」という言葉には、幽霊あるいは妖怪の一種の名前という他に「陰嚢の象皮病」という意味もあり、この魔物のルールマーウもおそらくはこの陰嚢の象皮病を引き起こす悪霊の事であると思われる。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ルールマーウのデザインは、球体の鳥の様な姿の悪霊に描きました。

2019年11月27日水曜日

「ムルアヅルクール」



ムルアヅルクール<ムロワヅルクール>

パラオのペリリュー島に伝わる人食いの悪魔、または悪神。ムルアヅルクールの口は縦に付いている。この悪神はガシヤスという所に住んでおり、ガシヤスの周辺に住んでいる人々が火を焚いていると、このムルアヅルクールが現れて人々を取って喰った。その為ガシヤスの人々は、ガシヤスから逃げてミユンスという所に移ったが、人々の避難の最中「イリリス」という老婆だけがガシヤスからミユンスに向かう船に乗り遅れ、たった一人ガシヤスに取り残された。イリリスは仕方なく洞窟の中で隠れて暮らしていたが、やがて神の申し子である兄弟、兄の「ルス・ベデゲル(全身針の生えた男)」と弟の「ヘレヤル・ベデゲル(全身コブで不死身の男)」を産んだ。兄弟が15歳になったある日、兄弟はいつも食事が火を焚かないで生で食べている事に疑問を持ち、母のイリリスに聞いてみると、火に誘われて現れ人間を取って喰うムルアヅルクールの事を聞いた。それからしばらくしたある日、兄弟が船着場で歌を唄いながら釣りをしていると、そこにムルアヅルクールが現れた。しかし兄のルス・ベデゲルは果敢にも、この悪神に立ち向かって行き、ムルアヅルクールの口から、この悪神の腹の中に飛び込み、無茶苦茶にこの悪神の腹の中をかき破った。弟のヘレヤル・ベデゲルも石を投げて悪神を攻撃し、とうとうムルアヅルクールを退治した。やがてムルアヅルクールがいなくなってミユンスから戻って来た村人達から兄弟は悪神退治の功績を讃えられて、兄弟は村人達から公集屋(共同住宅)の修理の為に薪を手に入れる権利を貰った。

出典:
幻想動物の事典
神様コレクション
ステワ・ルトゥは夜に啼く

作者ひとこと:
ムルアヅルクールのデザインは、口が縦に付いている姿の人食いの悪神を描きました。

2019年11月26日火曜日

「メレツク」



メレツク

パラオに伝わる怪物の一種。メレツクは毛髪の多い人間の顔の姿で表現される。この怪物は元来、悪い存在であったが、ある時捕らえられてしまい、それからは逆に人々を悪から守る存在になった。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
メレツクのデザインは、巨大な醜い顔の頭の姿に描きました。

2019年11月25日月曜日

「リアラカタウ」



リアラカタウ

ミクロネシア南部にある諸島、カロリン諸島にあるポンペイ島(ポナペ島)に伝わる妖精。リアラカタウは森の妖精の一種である。この妖精を表すエンブレムは「ルコト」というフクロウの一種である。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
リアラカタウのデザインは、フクロウの様な姿の妖精に描きました。

2019年11月24日日曜日

「ヤロ」



ヤロ

南太平洋のフィジー諸島に伝わる霊魂、死霊。ヤロは死に際して肉体を離れ、あの世「ブル」に向かう。ブルに辿り着いたヤロ達は、ブルに住んでいるンデンゲイ神と共に住んでいるとされる。ブルに向かう途中には「ワイニ・ヤロ」という三途の川の様なものがあり、ブルに向かうヤロ達はこのワイニ・ヤロを渡らなければならない。ワイニ・ヤロには渡し守がいて、ヤロがワイニ・ヤロを渡る為の船を用意してくれているが、船はヤロの生前の階級によって分けられている。ヤロは時に、睡眠中の生きている人間を煩わせる事があるが、その様な事をするヤロの中でも、殺された者、生前不貞を働いた女、産褥死を遂げた者のヤロが特に恐れられている。恐れられる一方、ヤロに供物を捧げてヤロを祭る事がある。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ヤロのデザインは魂なので、魂の読み方「タマ」から球の様な姿に描きました。

2019年11月23日土曜日

私的メモ「大嘗祭」「親謁の儀」

※本記事は、書き換える場合もあります。

令和元年11月14日(木)





大嘗祭(ダイジョウサイ)当日祭
☆皇位継承を祝う一世一代の祭祀で、即位の儀の中で最も重要な儀式。
☆午前11時頃、三重県伊勢神宮にて。祭主・黒田清子(クロダサヤコ)さんを先頭に、神職たちが列をなして参道を進んでいく。
☆午後2時頃、勅使(チョクシ)が内宮を訪れ、大嘗祭が行われることを報告する「奉幣の儀(ホウヘイノギ)」が行われた。
☆午後3時半頃、赤坂御所を皇后陛下が出発した。大嘗祭が行われる皇居へ向かった。
☆午後4時半すぎ、東西南北を守る衛門(エモン)たちが、それぞれの配置につく。
☆皇宮警察や宮内庁の事務など一般職員が装束を纏って、祭りごとを行う。
☆着付けを担当したのは、普段は歴史の資料を管理している書陵部で、一年前から着付けの練習をしていた。
☆午後五時前、天皇陛下が皇居に入る。


大嘗宮の儀(ダイジョウキュウノギ)
☆夜通し行われる大嘗祭の中心的な儀式。


供饌の儀(キョウセンノギ)
☆「悠紀殿(ユキデン)」と「主基殿(スキデン)」で行われる。
☆東日本を象徴する「悠紀殿」、西日本を象徴する「主基殿」。
☆国や国民の安寧・五穀豊穣を神に感謝し祈念する。
☆天照大御神と神々に、米や粟、鮑などの神饌と呼ばれる供え物を、箸を使って一つ一つ皿に並べていく。
☆悠紀殿では、栃木産の米「とちぎの星」などが、主基殿では、京都産の米「きぬひかり」などが供えられる。
☆神前に供える稲をつく際には、宮内庁の楽師たちが「稲舂歌(イネツキウタ)」を歌う。


☆平成2年の大嘗祭では、
午後5時頃:悠紀殿供饌の儀
午後9時半頃:陛下が悠紀殿を退出
午後11時半頃:主基殿供饌の儀
翌、午前3時半頃:陛下が主基殿を退出


令和元年11月15日(金)



☆中には天皇と采女(ウネメ)という女官のみしか入れない。
☆悠紀殿の儀には安倍総理ら510人が参列し、主基殿の儀には425人が参列した。
☆神饌を供えるために、箸で陛下は444回、女官は60回の計504回移す。
☆悠紀殿での儀式は2時間半に及んだ(午後9時14分)、全て終わったのは午前3時15分頃。
☆大嘗宮は11月21日から12月8日まで一般公開される。


令和元年11月22日(金)

「親謁の儀」‐YouTube

親謁の儀(シンエツノギ)

「ラウィレレ」



ラウィレレ

太平洋上に浮かぶ島国であるマーシャル諸島共和国に伝わる悪霊。ラウィレレは椰子の葉っぱで出来ている古い魚獲り用の梁(ヤナ)を守っている悪霊である。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ラウィレレのデザインは魚、トカゲ、ワニが合体した様な姿に描きました。

2019年11月22日金曜日

「モコ」



モコ

ポリネシアのクック諸島にあるマンガイア島に伝わる怪物。モコはトカゲの体と人間の頭を持った姿をした巨大な怪物である。このモコは魔法を操る力も持っている。モコは人間との間に子供を作り、その子供から続く子孫達をモコは守っている。

出典:
神魔精妖名辞典(表記:トゥ=テ=ウェイウェイ←モコの別名)
世界の怪物・神獣事典(原書房)

作者ひとこと:
モコのデザインは、人間の頭と龍の様なトカゲの胴体をした姿に描きました。

2019年11月21日木曜日

「ミル・クラ」



ミル・クラ

ポリネシアのクック諸島にあるマンガイア島に伝わる地下世界に住んでいる悪魔達の女王で、彼女は醜い姿をしている。ミル・クラという名前は「赤い」という意味があり、地獄で燃え盛る業火を象徴している。ミル・クラは死んで旅立った魂を自らの配下である「アカアンガ」という悪魔に命じて魂を捕らえさせ、捕らえた魂は地獄で燃え盛る業火にくべて焼き、ミル・クラが食べてしまう。しかし元々ミル・クラは美しい4人の女性の妖精「タパイル」達の母親だったともされている。ミル・クラの最後は、巨大な人面トカゲの「トゥ=テ=ウェイウェイ」の息子である英雄「ンガル」によって倒されて滅ぼされ、彼女のいる地獄で燃え盛る業火もンガルが起こした洪水によって、全て消された。

出典:
神魔精妖名辞典

作者ひとこと:
ミル・クラのデザインは、業火の中に立っている巨大な女神をイメージして描きました。片方は普通の女性の顔、もう片方は死を意味するミイラや骸骨を連想させる、見開いた眼球のない空洞の目にしました。

2019年11月20日水曜日

「ムルアヅル・ンヘヤンガル」



ムルアヅル・ンヘヤンガル

パラオの伝承、神話に登場する人食いの悪神。ムルアヅル・ンヘヤンガルは一度に5人の人間を飲み込める。この神は「ンヘヤンガル」という所に住んでいて、その周辺に住んでいる人々が火を焚いている所に現れて、人々を食べた。その為、この辺りの人々はムルアヅル・ンヘヤンガルから逃れる為「ガサカウ」という所に逃げたが、「ディルモメウ」という老婆だけが取り残されたディルモメウは流木の洞に隠れながら暮らし、やがて二人の男児を産んだ。やがて二人の息子が大きくなると、ディルモメウは二人の息子に、ここにはかつて人々が住んでいたが、ムルアヅル・ンヘヤンガルという人食いの神が現れた為に人々がここから逃げ去った話、ムルアヅル・ンヘヤンガルは火を焚いていると現れる為に、それで今も火を焚かないという話を二人の息子にした。その話を聞いた二人の息子は、人々を困らせるムルアヅル・ンヘヤンガルを倒す事にした。二人はまず、薪を集めて薪に火を付け、その火で大きな石を焼いた。大きな石は一つずつ、三箇所の焚き火でそれぞれ焼いていた。やがて火を焚いているのを見つけたムルアヅル・ンヘヤンガルが現れると二人は三箇所で焼いていた焼き石を全てこの悪神の口の中に投げ込み、この悪神を倒した。ムルアヅル・ンヘヤンガルは口の中に焼け石を入れられた時に苦しみ、珊瑚礁の周りを回って死んだので珊瑚の塊が輪の形に盛り上がったとされている。
出典:
幻想世界神話辞典

作者ひとこと:
ムルアヅル・ンヘヤンガルのデザインは、4つの目と珊瑚の角を持った鬼の様な姿に描きました。

2019年11月19日火曜日

「ミレエウラ」



ミレエウラ

オーストラリアの先住民であるアボリジニに伝わる怪物。ミレエウラはアボリジニが描いた古い壁画に、その姿が描かれている。またオーストラリアのニューサウスウェールズ州の州都シドニーの北を流れるホークスベリー川周辺に現れる未確認動物「ホークスベリー・リバー・モンスター」というものがいて、この未確認動物の姿は「世にも不思議な未確認動物の謎」(並木伸一郎・二見文庫)によると、蛇の様な頭部と長い首、背中辺りに瘤(コブ)、1mのヒレ、暗褐色の皮膚をしており、体長は約12mでプレシオサウルス(中生代三畳紀~ジュラ紀前期に棲息していた首長竜)の様な姿をしている。このホークスベリー・リバー・モンスターの姿とアボリジニが4000年前に洞窟に刻んだ壁画に描かれたミレエウラの姿が似ているという。

出典:
UMAファン~未確認動物
本当にいる世界の「未知生物」案内(笠倉出版社)

作者ひとこと:
ミレエウラのデザインは、首長竜の様な姿に描きました。

2019年11月18日月曜日

「ヤルムル」



ヤルムル

オーストラリアの先住民であるアボリジニの中でもカカドゥ人に伝わる霊魂、死霊。カカドゥ人の伝承によると人間の霊魂はヤルムルといい、死んで人間はヤルムルになると自分の葬儀が終わるまで自分の骨を監視している。そして無事、葬儀が終わるとヤルムルはヤルムルと「イワイユ」に分かれ、長い間、自分の遺骨のある場所にいる。このヤルムルとイワイユの関係は、人間と、その人間の影の様なものであるとされる。しばらくしてヤルムルは再生を望むと、ヤルムルとイワイユは自分の遺骨から離れる。まずイワイユはブッシュ(茂み)へと行き、ブッシュの中で食物を探しにきた人々を探す。食物を探しに来ている人々を見つけると、ヤルムルはイワイユを鮭の姿に変えてブッシュにある食物に付ける。人間はイワイユが付いているのに気付かずに、その食物を自分の村へと持ち帰る。こうしてヤルムルとイワイユは村へと辿り着いたが、二つの霊魂は一旦、自分の遺骨のある居場所に帰る。そして夜になると再びその村へと来て、村のキャンプでその村の男女達を見守る。夜更けになり、全ての人々が寝静まるとイワイユは寝ている男女達の寝床に次々に入り、男達を嗅いでいき、父親となる男を見つけ、今度は女達を嗅いでいき、先に見つけた男を夫とする女を見つけると、イワイユはその女の体内へと入る。しかしヤルムルは、それを見届けると再び遺骨のある居場所へと戻る。イワイユが見つけた男女が結ばれて、イワイユが体内に入った女が子供を孕み、その子供を誕生させると、その子供の体内にイワイユが入っている。子供が誕生した夜、その子供の父親の元へヤルムルが現れて、その子供の名前と、この子供のトーテムを告げる。その後ヤルムルは、この子供の成長を見守り、この子供が老いるまで、保護の役割を果たす。いよいよ、この子供も年を取り、死ぬ時期になるとヤルムルは、見守ってきた者の体内にいるイワイユと、次に誕生させる子供と、その子供のトーテムについて相談する。その後ヤルムルは役目を終えて、イワイユが新たなヤルムルになる。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ヤルムルは体中に模様がある幽霊の様な姿に描きました。

2019年11月17日日曜日

「ヤオラ」



ヤオラ

オーストラリアの先住民であるアボリジニの中でもディエリ人(ディエリ族)に伝わる死霊の一種で人格霊。人間は死ぬと死霊であるヤオラになって「パランカラニ」という場所へ行き、そこから更に天にあるとされる「パリウィルパ」という場所へと向かう。またヤオラは流星として夜空に現れるともされている。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ヤオラのデザインは、流星をイメージした球形から人型の上半身が出た姿に描きました。

2019年11月16日土曜日

私的メモ「国民祭典」「祝賀御列の義」

※本記事は、書き換える場合もあります。

令和元年11月9日(土)



国民祭典(コクミンサイテン)

☆皇居前広場で催された祝賀式典に姿を見せた両陛下。集まった人たちに、提灯を掲げて応える。
☆式典には、主催者によると約3万人が参加、陛下の即位を祝った。
☆人気アイドルグループ「嵐」が奉祝曲を披露。奉祝曲を鑑賞する中で、皇后陛下が涙を拭われる場面もあった。

天皇陛下のお言葉

先に「即位礼正殿の儀」を行い、即位を内外に宣明しました。そして今日、ここに集まられた皆さんからお祝いいただくことに感謝します。測位から約半年、多くの方々から寄せられる気持ちを嬉しく思いながら過ごしています。また、この間、さまざまな機会に国民の皆さんと直接接し、皆さんの幸せを願う思いを私たち二人で新たにしてきました。その中にあって、先月の台風19号をはじめ、最近の大雨などによる大きな被害に、深く心を痛めています。亡くなられた方々に哀悼の意を表しますとともに、ご遺族、被災されました方々に、お見舞いを申し上げます。寒さが募る中、避難を余儀なくされ、生活再建が容易でない方が数多くおられることを案じています。復旧が進み、被災された方々が、安心できる生活が一日も早く戻ることを、心から願っています。ここに改めて、国民の幸せを祈るとともに、我が国の一層の発展と世界の平和を願います。今日は寒い中にも関わらず、このように大勢の皆さんが集まり、即位をお祝いいただくことに深く感謝いたします。


令和元年11月10日(日)



祝賀御列の義(シュクガオンレツノギ)

☆宮殿・南車寄にて出発を前に登場した、燕尾服に勲章をつけた陛下と、白のロングドレスにティアラ姿の皇后陛下。
☆秋晴れの下、皇居・宮殿をスタートしたオープンカーは、即位を祝う沿道の人たちに応えながら、皇居前広場へ進む。
☆赤坂御所までの約4.6kmを30分ほどかけて行われ、警備車両なども含め46台の車列は約400mに及んだ。
☆祝賀パレードを間近で見ようと、沿道には約11万9000人もの人々が詰めかけた。
☆5月の即位から続いた国事行為としての「即位の礼」である一連の儀式は、このパレードで終了となった。


出典:
天皇陛下御即位記念特別報道写真集 令和の皇室(秋田魁新報社)

「トンガ」



トンガ

ニュージーランドの先住民であるマオリに伝わる、人間に病気や痛みといった悪影響を引き起こす、目に見えない超自然的な存在達である「アトゥア」の内の一種。トンガは人間の額に住んでいるアトゥアで、人間に頭痛や吐き気を引き起こす。

出典:
神魔精妖名辞典

作者ひとこと:
トンガのデザインは、蛇の様な姿の魔物に描きました。

2019年11月15日金曜日

「メレツキ」



メレツキ

パラオに伝わる精霊的な存在達で、怖い神々や悪神達ともされる「メクギツツ・エル・ガリヅ」の内の一種。メレツキは人魂の様なもので、青い様な赤い様な色をしていて、玉になってふわふわと飛ぶ。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
メレツキのデザインは、醜い顔がある人魂の様な姿に描きました。

2019年11月14日木曜日

「マウヌ・ガエガエ」



マウヌ・ガエガエ

フランス領ポリネシアに属する諸島、トゥアモトゥ諸島にあるアナー島(アナア環礁)に伝わる神。マウヌ・ガエガエは「トゥ・マウイ・ロア」という神と共に悪霊達を率いる神である。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
マウヌ・ガエガエのデザインは、球形の妖怪の様な姿に描きました。

2019年11月13日水曜日

「トゥ・マウイ・ロア」



トゥ・マウイ・ロア

フランス領ポリネシアに属する諸島、トゥアモトゥ諸島にあるアナー島(アナア環礁)に伝わる神。トゥ・マウイ・ロアは「マウヌ・ガエガエ」という神と共に悪霊達を率いる神である。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
トゥ・マウイ・ロアのデザインは、目が縦に並んだ鬼の様な姿に描きました。

2019年11月12日火曜日

「ハトゥイブワリ」



ハトゥイブワリ

メラネシアにあるソロモン諸島の南部に位置する島、マキラ島(旧称サンクリストバル島)の信仰と伝承に登場する女神で「フィゴナ」と呼ばれる精霊達の内の一体でもある。ハトゥイブワリは人間に似た上半身と大蛇の下半身を持ち、背中から大きな二つの翼が生えている。頭には4つの目があり、胸からは4つの乳房が垂れ下がっているという姿をしている。ハトゥイブワリの様な翼のある蛇は豊穣の象徴として崇拝されており、ハトゥイブワリの垂れ下がった4つの乳房は全ての生物の命の源であるといわれている。またソロモン諸島には、全ての野菜や植物を作ったとされる「アグヌア」という蛇の神が信じられているが、ハトゥイブワリは、このアグヌアの別名とも、アグヌアの支配下にある神々の内の一柱であるともされている。

出典:
神魔精妖名辞典
神様コレクション
世界の怪物・神獣事典(原書房)

作者ひとこと:
ハトゥイブワリのデザインは4つの目と4つの乳房を持ち、背中から翼の生えた上半身と大蛇の下半身を持った姿に描きました。

2019年11月11日月曜日

「プンタン」



プンタン

ミクロネシア北西部にあるマリアナ諸島や、マリアナ諸島南端の島であるグアムに伝わる神話に登場する原初の巨人。この巨人の身体から天地や太陽、月などが生じた。神話によると、かつて世界の始まりには水しかなく、その水の中を兄であるプンタンと妹である「フウナ」という巨人の兄妹が歩き回っていた。ある日のこと、プンタンはフウナに自分の死後の事について遺言を残す事にした。その遺言によると、自分(プンタン)の二つの目をそれぞれ太陽と月にする事、眉から虹を作る事、背中で空を、身体で島々を作る事、そして、その島々の砂利から人間を作る事というものであった。プンタンの死後フウナは忠実に遺言を守り、太陽、月、虹、空、島々を作り、島の赤い土を海の水と混ぜて大きな岩も作った。その岩を小さな石と砂利とに割ると、その砂利が人間達になった。

出典:
ハワイの神話と伝説
幻想世界神話辞典

作者ひとこと:
プンタンのデザインは眉を虹、肩に太陽と月を乗せた姿に描きました。巨大さを表す為に、上半身だけを描いています。

2019年11月10日日曜日

「ポナトゥリ」



ポナトゥリ

ニュージーランドの先住民であるマオリ族をはじめとしたポリネシアの神話に登場する存在。ポナトゥリは海の小妖精とも、海岸に眠っている海の幽霊とも言われている存在である。

出典:
幻想動物の事典
神様コレクション

作者ひとこと:
ポナトゥリのデザインは、ウミウシやクリオネの様な姿をした妖精をイメージして描きました。

2019年11月9日土曜日

「ポーレワコフ」



ポーレワコフ

ニュージーランドの先住民であるマオリに伝わる怪物。ポーレワコフは鳥の怪物である。また「ポーレワコフ」という言葉は翼竜の事も指す。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ポーレワコフのデザインは、怪鳥や翼竜をイメージした姿に描きました。

2019年11月8日金曜日

「ビンジール・ビンジール」



ビンジール・ビンジール

オーストラリアのクイーンズランド州の最も北の地域にあるグラフトン岬(ケープ・グラフトン)周辺に住んでいる先住民、アボリジニに伝わる火の起源を伝える神話に登場する鳥。ビンジール・ビンジールという名前は「赤い尾を持つミソサザイ」という意味である。神話によると大昔、地上には火というものがまだ無かった。そこで、ビンジール・ビンジールという鳥が天上まで飛んで行って、天上にある火を取って来た。しかし、この鳥は天上から地上に帰る途中、地上にいる他の者達に火を与えまいと考え、火を自分の尻尾に隠した。そして仲間達の元に帰って来た。仲間達は帰って来たビンジール・ビンジールに火を手に入れる事は出来たかと尋ねると、ビンジール・ビンジールは火を手に入れる事は出来なかったと言って、手に入らなかったから、色々な木で火を作ってみたらどうかと提案した。そこで仲間達は色々な木の枝を持って来て、木の枝で懸命に火を起こそうとした。しかし一向に火は起こらず、しまいには仲間達は投げ出してしまった。仲間の一匹がふと振り向くと、ビンジール・ビンジールの尾の先端にいつもは無かった赤い点があるのを見つけた。その仲間は笑い出して、ビンジール・ビンジールに尾の先端に赤い点がある事を指摘した。指摘されたビンジール・ビンジールは仕方なく、本当は火が手に入っていた事を認め、仲間達にどんな木から火を起こせばいいのかを教えた。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ビンジール・ビンジールのデザインは、尾羽に火が灯っているミソサザイの姿に描きました。

2019年11月7日木曜日

「ゴガ」



ゴガ

パプアニューギニアの火の起源を伝える神話に登場する女神。ゴガは醜い老婆の姿をした女神で、火と雨を司る女神である。世界の初めには、何処にも火というものが無かったが、ただ一柱、ゴガという女神が体内に火を宿していた。彼女は周りに誰もいない時を見計らって、体内から火を出して食べ物を煮たり炙ったりして食べ、火を独り占めにしていた。しかし、ある時とうとう一人の人間の若者がゴガが火を使っているのを見つけてしまった。ある日、その若者はゴガの家に行くとゴガと色々な話をし、ゴガの隙を狙って火が付いている燃え木を掴んで逃げ出した。ゴガは驚いて若者を追い掛けたが、とうとう捕まえる事が出来なかった。逃げている若者も燃え木を持って走るうちに火で手を焼いて、枯草の上に燃え木を投げ出してしまい、みるみるうちに火事になった。その内、炎は一本の樹に燃え移り、その樹の幹の洞に棲んでいた一匹の蛇の尻尾に火が燃え付いてしまった。ゴガは魔法を使って大雨を降らせ火を消した。ゴガの降らせた大雨が止み、すっかり火の気が無くなってしまった中を人々は火を探して歩いた。すると一本の樹の洞の中にいる蛇の尻尾が松明の様に燃えており、人々は「しめた」とばかりにこの蛇を洞から引き出して、その尻尾を切ると、木を積み上げてその尻尾から火を付けた。こうして人間は火を手にする事が出来、火を使う事が出来るようになった。

出典:
神魔精妖名辞典
龍学 ―dragonology―
知っておきたい世界の女神・天女・鬼女(西東社)

作者ひとこと:
ゴガのデザインは、醜い老婆の姿をした女神を描きました。手から炎が吹き出しておます。

2019年11月6日水曜日

「ブルーンウォル」



ブルーンウォル

ミクロネシア南部にある諸島、カロリン諸島のヤップ島に伝わる死霊。ブルーンウォルは出産の時に死んでしまった女性の霊である。母である女性は死んでしまったが、産まれた子供が生きている場合、死んでしまった母親はブルーンウォルになって、生きている自分の子供を養う為に戻って来る。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ブルーンウォルのデザインは、頭に花の髪飾りを付けた女性の幽霊の姿に描きました。

2019年11月5日火曜日

「ブルリュップ」



ブルリュップ

オーストラリア本土の南方海上に位置しているタスマニアに伝わる妖怪。ブルリュップは水の妖怪で、タスマニアの先住民の女性達を水中にある自らの住処へと誘拐する。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ブルリュップのデザインは、一つ目の妖怪の姿に描きました。水中にいる妖怪なので鰐や蜥蜴、魚などを合わせた様な姿をしています。

2019年11月4日月曜日

「ファーン」



ファーン

メラネシアに属するフランスの海外領土であるニューカレドニアのポアイ(ポワイヤの事か?)に伝わる存在。ファーンは幽霊、精霊の類である。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ファーンのデザインは、頭だけの姿に描きました。空中を浮遊しているイメージです。

2019年11月3日日曜日

「ビルー」



ビルー

オーストラリアの先住民であるアボリジニの中でもユーアライ民族(ユアーライイ語族)に伝わる存在。ビルーは鷲の足を持つ人間である。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ビルーのデザインは、鷲の足を持った人間の姿に描きました。

2019年11月2日土曜日

「カマプアア」



カマプアア

ハワイ神話に登場する半神ともされる男神で、豚の化身でもある。名前はハワイ語で「豚の子供」という意味である。カマプアアは豚、農耕、海を司る神である。カマプアアはオワフ島で産まれた神で、彼の母は女神「ヒナ」であるとされる。カマプアアは普段は美男子の姿をしているが、その背中には剛毛が生えており、その背中の剛毛を隠す為にいつもマントを羽織っている。しかしその本性は獰猛な豚の神である為、怒ると本当の姿である八つの眼を持った獰猛な豚になって暴れまわる。他にも雑草に変身したり、タスキモンガラ(ハワイでの呼称「フムフムヌクヌクアプアア」)という魚に変身する事も出来る。カマプアアは火山の女神「ペレ」と愛憎半ばの関係にあり、最初カマプアアとペレは結婚して夫婦となり、二柱の間に子供も産まれていたのだが、その子供は幼くして亡くなってしまい、夫婦間でも両者の気性が合わなかった。ついに夫婦喧嘩となりペレは大地に地割れを起こし、火山を噴火させ溶岩流を流してカマプアアを攻撃すれば、カマプアアは口から霧を吐き大雨を降らせ、洪水を起こし海に大津波を起こしてペレを攻撃した。この様な結果、両者はハワイ島を分けて支配する事になり、風下の乾燥した土地「プナ」などをペレが、風上の湿った土地「コハラ」、「ハーマークア」、「ヒロ」などをカマプアアが支配した。このペレとカマプアアの神話は、火山(ペレ)による農地の破壊と、農地と農業の再生を表しているとされる。この様にハワイ島を分割支配した二柱だったが、最後カマプアアが気性の激しすぎるペレに愛想を尽かし夫婦関係は破局、その後カマプアアは海の底にある国の王女と結婚したとされている。カマプアアはハワイ王家の祖先とも言われていたり、オワフ島、カウアイ島などではカマプアアは勇敢に戦って王家の争いを制する戦士であるとされている。また一説によれば、巨大なカマプアアが、その鼻で海底からハワイの島々を押し上げたとも言われている。

出典:
Wikipedia
ピクシブ百科事典
ハワイの神話と伝説
世界の「神獣・モンスター」がよくわかる本(PHP文庫)

作者ひとこと:
カマプアアのデザインは、雨雲をマントの様に羽織ったイノシシの様な豚の姿に描きました。雨雲からはタスキモンガラの尾鰭(オビレ)が出ています。

2019年11月1日金曜日

私的メモ「即位礼正殿の儀」

※本記事は、書き換える場合もあります。

令和元年10月22日(火)

皇室典範
第四条 天皇が崩じたときは、皇嗣が、直ちに即位する。
第二十四条 皇位の継承があつたときは、即位の礼を行う。

天皇の退位等に関する皇室典範特例法
(趣旨)
第一条 この法律は、天皇陛下が、昭和六十四年一月七日の御即位以来二十八年を超える長期にわたり、国事行為のほか、全国各地への御訪問、被災地のお見舞いをはじめとする象徴としての公的な御活動に精励してこられた中、八十三歳と御高齢になられ、今後これらの御活動を天皇として自ら続けられることが困難となることを深く案じておられること、これに対し、国民は、御高齢に至るまでこれらの御活動に精励されている天皇陛下を深く敬愛し、この天皇陛下のお気持ちを理解し、これに共感していること、さらに、皇嗣である皇太子殿下は、五十七歳となられ、これまで国事行為の臨時代行等の御公務に長期にわたり精勤されておられることという現下の状況に鑑み、皇室典範(昭和二十二年法律第三号)第四条の規定の特例として、天皇陛下の退位及び皇嗣の即位を実現するとともに、天皇陛下の退位後の地位その他の退位に伴い必要となる事項を定めるものとする。

午前中:即位礼当日賢所大前の儀(ソクイレイトウジツカシコドコロオオマエノギ)



☆午前9時頃から皇居・宮中三殿 賢所にて、「即位礼当日賢所大前の儀」などの宮中祭祀が行われた。
☆午前11時頃には、参列者を乗せた車が続々と皇居・宮殿に到着し、宮内庁や皇宮警察の職員が忙しなく動いていた。

伊勢神宮(イセジングウ)にて:即位礼当日祭(ソクイレイトウジツサイ)

☆午後10時頃。皇室の祖とされる天照大神が祀られた三重県の伊勢神宮で行われた。「即位礼正殿の儀」が行われる当日に、大宮司と神職らが国家と国民の繁栄を祈る祭り。大宮司らが五丈殿(ゴジョウデン)で辛櫃(カラヒツ)に入ったアワビや果物を備えてお祓いをしたあと、正殿の中で祝詞(ノリト)を上げて天皇陛下の即位を祝った。
☆天皇皇后両陛下は、11月22日・23日に伊勢神宮を参拝される予定。午後からは地元の有志らが宇治橋前に即位を祝う記帳台を設置するなど、この日一日はお祝いムードに包まれた。

「即位礼正殿の儀」前の天候について。



「天叢雲剣の力だ」的な内容も、Twitterの中で散見されていたので、ひとこと。『日本書紀(ニホンショキ)』の一書(アルフミ。異伝を紹介したもの)には「蓋(ケダ)し大蛇(オロチ)居る上に、常に雲気(クモ)有り。故以(モ)て名(ナヅ)くるか」とあり、天叢雲剣(アマノムラクモノツルギ)があるところには常に雲がかかっているというだけで、雨や虹に直接的な関係はない。
(出典:『日本書紀(一)』岩波文庫)



面白い加工をしている人をTwitterの中に見つけたのでご紹介。





皇居上空にかかった虹だけではなく、富士山には今年初の冠雪があり、静岡浅間神社では季節外れの桜が咲いたらしい。ちなみに富士山の頂上も「富士山本宮浅間大社(フジサンホングウセンゲンタイシャ)」の奥宮があるので、どちらも木花開耶姫(コノハナノサクヤヒメ)が祀られている。

即位礼正殿の儀(ソクイレイセイデンノギ)

象徴天皇となってからは二回目の式典であるが、前回の崩御に伴う儀式とは違って、譲位による晴れやかな印象の儀であった。
☆12時半頃、出席する要人が続々と到着した。中国・王岐山国家副主席、イギリス・チャールズ皇太子は、1990年「平成の即位礼」にも参加。スペイン・フェリペ6世国王とレティシア王妃、ブータン・ワンチュク国王夫妻。安倍総理をはじめ、歴代総理大臣(福田元総理、小泉元総理、森元総理等)も出席。スポーツ界からは谷亮子、伊調馨選手、澤穂希、王貞治が出席。
☆午後1時6分、予定よりも遅れて「即位礼正殿の儀」が始まった。



両陛下が松の間お出まし

☆松の間は宮殿の中で最も格式の高い場所で、すべてケヤキの床張りである。信任状捧呈式、勲章親授式などが行われるところでもある。
☆黄櫨染御袍(コウロゼンノゴホウ)と呼ばれる天皇専用の装束は、中国・唐の皇帝の色からきていて、赤みがかった黄色をしている。太陽が最も高く昇ったときの色とされている。
☆隣りには十二単を身に纏った皇后陛下がおられた。実際には十二枚重ねて着るのではなく、五衣(イツツギヌ。5枚)、打衣(ウチギヌ)、表着(ウワギ)、唐衣(カラギヌ)の計8枚。

13:12~
高御座(タカミクラ)・御帳台(ミチョウダイ)を開帳

☆1300年以上「高御座」は使われてきたが、現在あるものは大正四(1915)年11月10日に行われた、大正天皇の御大礼(即位の礼)のときに作られた。

午後1:17~
天皇陛下おことば

さきに、日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより皇位を継承いたしました。ここに「即位礼正殿の儀」を行い即位を内外に宣明いたします。上皇陛下が三十年以上にわたる御在位の間、常に国民の幸せと世界の平和を願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その御心を御自身のお姿でお示しになってきたことに、改めて深く思いを致し、ここに、国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら憲法にのっとり、日本国及び日本国統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います。国民の叡智とたゆみない努力によって我が国が一層の発展を遂げ、国際社会の友好と平和、人類の福祉と繁栄に寄与することを切に希望いたします。

午後1:21~
首相の「寿詞(ヨゴト)」

謹んで申し上げます。天皇陛下におかれましては、本日ここにめでたく「即位礼正殿の儀」を挙行され、即位を内外に宣明されました。一同こぞって心からお慶び申し上げます。ただいま、天皇陛下から上皇陛下の歩みに深く思いを致され、国民の幸せと世界の平和を常に願い国民に寄り添いながら日本国憲法にのっとり、象徴としての責務を果たされるとのお考えと我が国が一層発展し、国際社会の友好と平和、人類の福祉と繁栄に寄与することを願われるお気持ちを伺い、深く感銘を受けるとともに敬愛の念を今一度、新たにいたしました。私たち国民一同は、天皇陛下を日本国及び日本国民統合の象徴と仰ぎ心を新たに、平和で、希望に満ちあふれ誇りある日本の輝かしい未来、人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ時代を創り上げていくため最善の努力を尽くしてまいります。ここに、令和の代の平安と天皇陛下の弥栄をお祈り申し上げ、お祝いの言葉といたします。

午後1:24~
首相の万歳三唱のあと、皇居近くの北の丸公園で、自衛隊が21発の礼砲を打ち上げた。
☆その後、両陛下がご退出。

饗宴の儀(キョウエンノギ)



☆午後7時頃。天皇皇后両陛下は赤坂御所から皇居・宮殿へ向かった。饗宴の儀の会場には参列者が続々と集まってきた。安倍総理夫妻をはじめ、両陛下と親交の深い海外の王族など、約400名の外国賓客が招待されていた。
☆午後7時20分頃、天皇皇后両陛下は宮殿・竹の間で参列者を笑顔で迎えられた。その後「即位礼正殿の儀」で使われた「高御座」「御帳台」が公開され、参列者の方々が興味深そうに見学された。
☆午後9時頃。天皇皇后両陛下が豊明殿に入り、即位礼正殿の儀に参列した約400名の外国賓客の方々との祝宴が始まった。
☆日本の伝統料理を活かしながら和洋折衷
☆前菜は、かすご鯛姿焼、海老鉄扇、鮑塩蒸、百合根、鴨綿焼、
☆グリーンアスパラの牛肉巻きは、菜食主義の方用に、牛肉ではなく湯葉で巻いていた。一国の晩餐会においてはフランス料理と決まっているが、180近くの国々に合わせ、それぞれの献立が用意されていた。
☆午後10時50分頃。一部の車が会場をあとにした。

☆祝賀御列の儀は、11月10日に延期となった。
☆11月14日・15日には「大嘗祭」が行われる予定である。


出典:
ANN NEWS(テレ朝・10月22日放送)
バイキング×グッディ!×FNN Live News 即位の礼SP(フジテレビ・10月22日放送)
深層NEWS「即位の礼 女性・女系天皇の是非を徹底討論!」(BS日テレ・10月22日放送)

「ヌヌナ」



ヌヌナ

ソロモン諸島に属するショートランド諸島のショートランド島に伝わる死霊。名前は「影」という意味もある。ショートランド島では人間が死ぬとまず、その体から死霊であるヌヌナが抜け出る。抜け出したヌヌナはしばらく付近にいるが、やがてショートランド島から北西にあるブーゲンヴィル島へ向かう。ブーゲンビル島に着いたヌヌナは、この島にある山「バルビ山」へ向かい、バルビ山にある精霊の国「イヴェッリア」に飛び込むとされている。またショートランド島では人間が死ぬのは、祖霊によって起こるのだとされている。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ヌヌナのデザインは、影の様に真っ黒な幽霊の様な姿に描きました。