自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2021年1月31日日曜日

「メル」


メル

フィリピンのビラン族に伝わる神。

出典:
神様コレクション

作者ひとこと:
メルのデザインは、頭に布を巻いている、頭と両手だけの姿の神に描きました。

2021年1月30日土曜日

「タイヤバン」


タイヤバン

フィリピンのルソン島北部、コルディリエラ山脈に居住する少数民族であるイフガオ族に伝わる怪物、または妖怪。タイヤバンは人々から非常に恐れられている怪物である。タイヤバンは空を飛ぶ怪物で、普段は岩場や茂み、湖などに棲んでいる。タイヤバンは、人間を含む動物や植物の魂を食料としている。このタイヤバンに魂を食べられてしまうと、タイヤバンに食べられてしまった魂の量に応じて、その魂の持ち主の体に異常が発生する。例えば、タイヤバンが魂の一部を食べた時、そのタイヤバンに食べられた魂の一部が腕の部分の物だった場合、その魂の持ち主の腕も枯れてしまう。またタイヤバンは、稲や果樹の魂を盗む事もある。時にタイヤバンは人間に召喚されて、その人間の敵に害を加える事もある。

出典:
幻想動物の事典
和漢百魅缶

作者ひとこと:
タイヤバンのデザインは、体から二本の腕が分離している姿の鬼や魔物の様な姿に描きました。

2021年1月29日金曜日

「アニト」


アニト

フィリピンの伝統的な伝承、信仰に登場する存在。アニトは、霊魂、神、精霊、死霊、妖怪などの事を指す。この「アニト」という語は、大航海時代のヨーロッパ人の記録にもみえる。また、このアニトと類似の「アニトゥ」、「ハントゥ」、「カニトゥ」、「ニトゥ」の語が、マレー地域やインドネシア、台湾の先住民族、ミクロネシアの諸部族で使われているという。フィリピンに渡ったスペインの植民地行政官「アントニオ・デ・モルガ」が著した「フィリピン諸島誌」では、アニトは色々な恐ろしい姿や猛獣の姿で現れるので、人々はアニトの偶像を作って家に置き、そのアニトの偶像に香や食物、果物を供えていた、という。

出典:
幻想世界神話辞典
神様コレクション

作者ひとこと:
アニトのデザインは、頭に花が咲いていて、綿毛で出来た蓑の様なものの中に入っている姿に描きました。自然界に無数に漂っている精霊の様な感じのイメージです。

2021年1月28日木曜日

「アニトゥ」


アニトゥ

フィリピンのセブ島、ボホール島、シキホル島などに居住するセブアノ族に伝わる精霊。この精霊は、自らの姿を見せないが、人間達に利益をもたらしてくれる精霊である。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
アニトゥのデザインは、巻き貝の様な頭をした、二本足で立っている姿の精霊に描きました。

2021年1月27日水曜日

「バティバット」


バティバット<バティバト、バンゥーンォッ>

フィリピンに伝わる、太っている大きな中年女性、または老女の姿をした精霊、または妖怪、夢魔。普段バティバットは、鬱蒼とした森の中に生えている大木の中に住んでいる。しかし、住処である大木が切り倒され、人間の家の柱などにされると、今度は、その柱の中に棲み着く。バティバットに棲み着かれた家で人間が寝ていると、バティバットは眠っている人間の胸の上に座って、その人間を一晩中悪夢で苦しめる。バティバットに胸の上に座られ、悪夢で苦しめられると、最悪、その人間は命を落とす事もある。もし、バティバットに胸の上に座られ、悪夢を見させられた場合は、自分の親指を噛んだり、爪先を揺すったりすれば悪夢から醒める事が出来る、と言われている。バティバットは、自分の住処である大木が使われている家に住んだ人間に悪夢を見せると言われている他、自分の住処である大木を伐採した人間が寝ている所に訪れて、その人間の胸の上に乗り、悪夢を見せる、とも言われている。

出典:
ピクシブ百科事典(「フィリピンの妖怪」のページ)
犬のクンクンby河村賢一

作者ひとこと:
バティバットのデザインは、蛙の様な眼をした、太った女性の姿の魔物に描きました。

2021年1月26日火曜日

「ダナグ」


ダナグ<ダナ>

フィリピンに伝わる吸血鬼。元々ダナグは、遙か昔にフィリピン諸島にタロイモを植えた種族であった。その後、ダナグ達は人間達と一緒に働いていたが、ある日、一人の人間の女性が誤って自分の指を切ってしまった。するとダナグは、その女性の指に吸い付いた。ダナグは、その女性の指の傷口から流れ出る血の味に夢中になるあまり、その女性の体から完全に血を吸い尽くしてしまった。

出典:
幻想動物の事典
twilight

作者ひとこと:
ダナグのデザインは、長い爪の生えた三本指の手にタロイモを持った、怪物の姿に描きました。

2021年1月25日月曜日

「アンラッバン」


アンラッバン

フィリピンのルソン島北部の山岳地帯に暮らすイスネグ族(アパヤオ族)に伝わる「アニトー」と呼ばれる精霊の内の一種。アンラッバンは、人間達の間に争いをもたらす、悪いアニトー(精霊)である。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
アンラッバンのデザインは、ワニと蛇が絡み合いながら合体した様な、異様な姿の精霊に描きました。

2021年1月24日日曜日

「カカヤン」


カカヤン

フィリピンのルソン島北部の山岳地帯に暮らすイスネグ族(アパヤオ族)に伝わる「アニトー」と呼ばれる精霊の内の一種。カカヤンは、人間達を悪の道へと導く、悪のアニトー(精霊)である。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
カカヤンのデザインは、小鬼の様な姿の精霊に描きました。人間達に悪い事を囁く悪魔や邪鬼のイメージです。

2021年1月23日土曜日

「ティグバヌア」


ティグバヌア

フィリピンの先住民族であるバゴボ族に伝わる悪魔の一種。ティグバヌアは、「ブソ」という怪物ないし悪魔の様な存在の内の一種である。このティグバヌアは、ブソ達の中でも、とりわけ邪悪な種類のブソである。ティグバヌアは、世の中に絶えず事故や病気を引き起こして、その事故や病気で人間達を早死にさせる。そうして死んだ人間達の肉をティグバヌアは食べるのである。

出典:
神様コレクション
アリアドネの意図

作者ひとこと:
ティグバヌアのデザインは、二つの頭を持った怪物の姿に描きました。

2021年1月22日金曜日

「マンガミアン」


マンガミアン

フィリピンのルソン島北西部の山岳地帯に暮らすティンギアン族に伝わる悪霊の一種。このマンガミアンは、人間達を死に至らしめようとする悪霊である。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
マンガミアンのデザインは、中央に縦に裂けた口を持つ、大きな頭を持ち、その周りに長い舌を出した頭が四つ付いている姿の悪霊に描きました。

2021年1月21日木曜日

「ティング・カット」


ティング・カット

東南アジアのマレー半島中南部に居住する山岳民族であるセノイ族に伝わる精霊。ティング・カットは、人間に取り憑き、その人間に苦悩を与える、土の精霊である。天気雨が降ると、その後に陽炎の様にティング・カットが地中から現れて、人間に取り憑く。そして人間に取り憑いたティング・カットは、取り憑いた人間に激しい頭痛を引き起こす。頭痛だけではなく、ティング・カットに取り憑かれると、その人は頭の上に人が乗っている様に重くなる。ティング・カットに取り憑かれた場合は、お祓いをすれば、頭が軽くなり、頭痛も治る。しかし、天気雨が降る度に、地中からティング・カットは現れる。普通の人間の目からは、ティング・カットの姿を見る事は出来ないが、稀に、ティング・カットに取り憑かれた人間の頭上に、奇妙な生き物の姿が見える人もいるという。

出典:
Gs Laboratry(「悪魔召喚研究所」内の「真・女神転生 悪魔事典」のページ)
神様コレクション
アリアドネの意図
神統録@ウィキ

作者ひとこと:
ティング・カットのデザインは、大きな球形の頭から、二本の腕と、長い尾が生えている姿の精霊に描きました。

2021年1月20日水曜日

「ダラゴ」


ダラゴ

フィリピンの先住民族であるバゴボ族に伝わる女悪魔。ダラゴは、精霊達の長で戦神である「マンダランガン」の妻である。ダラゴとマンダランガンは、バゴボ族の戦士達の守護霊である(マンダランガンとダラゴは、バゴボ族の先祖達の守護霊である、とも言われている)。

出典:
神魔精妖名辞典
神様コレクション

作者ひとこと:
ダラゴのデザインは、腰布を付けた、鬼か怪物の様な姿をしている女性の悪魔の姿に描きました。

2021年1月19日火曜日

「マンダランガン」


マンダランガン

フィリピンの先住民族であるバゴボ族に伝わる精霊または神、また悪魔であるともされている。マンダランガンは、精霊達の長であり、戦神でもある。このマンダランガンは、マンダランガンの妻である「ダラゴ」と共に、バゴボ族の戦士達の守護霊である(マンダランガンとダラゴは、バゴボ族の先祖達の守護霊である、とも言われている)。

出典:
神魔精妖名辞典
神様コレクション

作者ひとこと:
マンダランガンのデザインは、雲に乗っている、獣の様な頭を持っている鬼神の姿に描きました。

2021年1月18日月曜日

「ブギスギス」


ブギスギス

フィリピンに伝わる幻獣、または妖怪。ブギスギスは、フィリピン北部ルソン島の西側にあるバターン半島全体を占める州である「バターン州」の森や林に住んでいる巨人である。このブギスギスは一つ目の巨人である。ブギスギスは陽気な性格で、いつもクスクスと笑っている。ブギスギスは常に幸せであるのだと言われている。ビサヤ地方では、このブギスギスの別名、またはブギスギスと同一視されている巨人を「ブドボド」と呼んでいる。

出典:
Wikipedia(「フィリピンの神話上の生き物」のページ)
ピクシブ百科事典(「フィリピンの妖怪」のページ)

作者ひとこと:
ブギスギスのデザインは、頭に葉っぱの冠を被った一つ目の巨人の姿に描きました。

2021年1月17日日曜日

「プゴット」


プゴット

フィリピンに伝わる妖怪の一種。このプゴットは、首無し(つまり、首から上が無い)の大男の姿で現れるが、この妖怪は様々に姿を変える能力を持っている為、首無しの豚や、首無しの鶏などの姿で現れる事もある。また、このプゴットは自分の姿を見えなくする能力も持っている。また、時折プゴットは、人間の生首を手に持った首無しの大男の姿で、道端をフラフラと歩いているが、そのプゴットの姿を見てしまった者は、その場で発狂してしまう。このプゴットは、女性の下着を好むと言われている。

出典:
犬のクンクンby河村賢一

作者ひとこと:
プゴットのデザインは、腰布を付けている、肥満体の首無しの男の姿の妖怪に描きました。

2021年1月16日土曜日

「ノノス」


ノノス

フィリピンに伝わる妖怪の一種。ノノスは、水の妖怪である。このノノスは嵐を起こして船を沈める。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ノノスのデザインは、細長い体のエイ、または海蛇か鰻の様なイメージの海の怪物の様な姿に描きました。

2021年1月15日金曜日

「シグルタン」


シグルタン

フィリピンのルソン島北部の山岳地帯に暮らすイスネグ族に伝わる精霊。シグルタンは、首から人間達を罠にかけ、罠にかかった人間を直ちに死に至らしめてしまう女精霊である。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
シグルタンのデザインは、トラバサミの様な罠を首から下げている、女性の生首の様な姿の精霊に描きました。

2021年1月14日木曜日

「アポボリナエン」


アポボリナエン<アポ・ボリナエン>

フィリピン神話に登場する精霊。アポボリナエンは、山の精霊で、「マコパ(フトモモ科ジャワフトモモの果実「レンブ(蓮霧)」の事)」の起源神話に登場する。

出典:
神様コレクション

作者ひとこと:
アポボリナエンのデザインは、頭に一本角を生やしたメガネザルの様な姿の精霊に描きました。

2021年1月13日水曜日

「バジャン」

(1)
(2)

バジャン<バジャング>

マレーシアに伝わる幻獣、または妖怪。バジャンは死産した胎児から生じる吸血鬼である。このバジャンは、イタチに似た姿をしていて、鳴き声は猫の様である。このバジャンは飼い慣らす事も出来るが、バジャン自身は致死性の高い謎の疫病を抱えている為、ペットには全く向かない。しかしマレーシアの魔術師は良く、このバジャンを使い魔として飼っており、気に入らない相手がいると、使い魔であるバジャンを使って、この相手の所に病気を運ばせたりする。しかしバジャンは飼われていても、実は主人に忠義を誓う訳でもなく、意思疎通が出来る相手がいる時には、バジャンは簡単に主人の情報を渡したりする。また、このバジャンは、ジャコウネコの様に見える男の姿をした吸血鬼であるとも伝承されており、人間の子供達に危害を加えるという。また、このバジャン(バジャング)は、マレーシアの一部である西マレーシア(「半島マレーシア」とも呼ばれている)に住んでいるマレー人の民間伝承では、病気をもたらす精霊であると伝承されている。

出典:
GURPSよろず
ピクシブ百科事典(「マレーシアの妖怪」のページ)
神様コレクション

作者ひとこと:
(1)バジャンのデザインは、病気をもたらす精霊のイメージから、骸骨の首飾りを付けた蛇の様な長い舌を口から出している怪物の様な魔物の様な姿に描きました。
(2)バジャンのデザインは、使い魔や吸血鬼のイメージから、ジャコウネコやイタチの様な獣人の姿の怪物に描きました。猫の様な鳴き声とあるので、猫又の様に二本に分かれている尾を付けてみました。

2021年1月12日火曜日

「サランガイ」


サランガイ

フィリピンに伝わる幻獣または怪物、妖怪。サランガイは、牛の頭と人間の身体を持った、牛頭人身の姿をした怪物で、頭には鋭く立派な角を生やし、その身体は筋骨隆々とした肉体である。また、サランガイは両耳に美しい宝石を付けている。サランガイの性格は残忍であるとされており、自分の両耳に付けている宝石を盗もうとする者や、奪おうとする者がいると、その様な者達には容赦なく、捕らえて嬲り殺しにしてしまう。また、サランガイは怒ると鼻から煙を噴き出すという。

出典:
犬のクンクンby河村賢一
ピクシブ百科事典(「フィリピンの妖怪」のページ)

作者ひとこと:
サランガイのデザインは、耳に宝石を付けている牛頭人身の姿の怪物に描きました。

2021年1月11日月曜日

「ハンツ=テテク」

(1)
(2)

ハンツ=テテク<ハントゥ・テテク、ハントゥ・コペク、ハンツー・コペク>

マレーシアに伝わる「ハントゥ(ハンツー)」と呼ばれる霊魂、精霊、妖怪に相当する霊的存在の一種。このハントゥ(ハンツー)は、マレーシアの一部である西マレーシア(「半島マレーシア」とも呼ばれている)に住んでいるマレー人の民間伝承では、悪い精霊の総称とされる。ハンツ=テテクは、大きすぎる乳房を持った女性の妖怪である。この妖怪は、振り子の様な大きな胸を垂らした鬼婆の様な老婆や中年女性の姿をしている。このハンツ=テテクは、人間の子供や若者が夜遅い時間に外を出歩いていると姿を現し、その様な子供や若者を自分の胸の中に閉じ込めて窒息死させたり、何処かに連れ去って、子供や若者を神隠しにしてしまう恐ろしい妖怪である。「ハンツ=テテク」という名前は「胸のお化け」という意味である。また、ハンツ=テテク(ハントゥ・コペク、ハンツー・コペク)は、西マレーシアに住んでいるマレー人の民間伝承では、夢魔であるとされ、眠っている人間を襲う悪魔であるとされている。

出典:
神様コレクション
幻想動物の事典
コトバンク
ピクシブ百科事典

作者ひとこと:
(1)ハンツ=テテクのデザインは、夢魔の伝承を元にした、小悪魔の様な姿の魔物に描きました。
(2)ハンツ=テテクのデザインは、巨大な乳房を持った女性の幽霊か、妖怪の様な姿に描きました。

2021年1月10日日曜日

「アンギータイ」


アンギータイ

フィリピンに伝わる幻獣または妖怪。アンギータイは、上半身は人間の女性、下半身は馬という姿をしており、その姿は丁度、馬の首から上が人間の上半身に置き換わった様な姿をしている。更にアンギータイの額からは一本の角が生えている。このアンギータイは、晴れているのに雨が降る時に姿を現すという。また、このアンギータイは宝石を好むと言われている。

出典:
犬のクンクンby河村賢一

作者ひとこと:
アンギータイのデザインは、伝承通り、額から一本角を生やした女性のケンタウロスの様な、半人半馬の姿に描きました。

2021年1月9日土曜日

「アングル」


アングル

フィリピンのルソン島北部の山岳地帯に暮らすイスネグ族に伝わる妖怪。アングルは、斧を持っている妖怪である。このアングルは人間に襲いかかり、持っている斧の柄の方で人間を殺す。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
アングルのデザインは、先の尖った柄の斧を手に持っている、鬼の様な姿の妖怪に描きました。

2021年1月8日金曜日

「ハムル」


ハムル

フィリピンのルソン島北部の山岳地帯に暮らすイスネグ族に伝わる悪霊。このハムルは、人々を生きたまま呑み込む悪霊である。人間を呑み込む時に、ハムルは歯を使わないと言われている。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
ハムルのデザインは、三ツ目の仮面の様な頭と、両手だけの姿の悪霊に描きました。

2021年1月7日木曜日

「マハブライ」


マハブライ

フィリピンのルソン島北部の山岳地帯に暮らすイスネグ族に伝わる悪霊。このマハブライは、収穫の時期に、人々を死に至らしめようとする悪霊である。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
マハブライのデザインは、刀や剣などを角の様に生やしている、鋭い牙を生やした大きな口を持った頭だけの姿の悪霊に描きました。

2021年1月6日水曜日

「イナルハイ」


イナルハイ

フィリピンのルソン島北部の山岳地帯に暮らすイスネグ族に伝わる悪霊。このイナルハイは、収穫期になると人々を殺す悪霊である。人々はイナルハイを鎮める為に、イナルハイに椰子を捧げる。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
イナルハイのデザインは、仮面の様な頭だけの姿の悪霊に描きました。

2021年1月5日火曜日

「スマンガト・パディ」


スマンガト・パディ

マレーシアに伝わる稲魂(イナダマ、稲の中に宿る神霊)。スマンガト・パディは、子供の様に気まぐれな性格をしている。また、このスマンガト・パディは、自分に対しての取り扱い方が悪いと、怒って、宿っている稲から離れ、西にある故郷に戻ってしまう。その為、人々は稲を蓄えている穀倉に大変の注意を払う。穀倉にはスマンガト・パディの為に一定の供物が捧げられ、特に子供は穀倉に入る事が出来ない。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
スマンガト・パディのデザインは、稲で出来た触角と尾を持った姿の稲魂に描きました。

2021年1月4日月曜日

「キバイェン」


キバイェン

フィリピンの先住民族であるティンギャン族に伝わる悪霊。キバイェンは女性の邪霊である。このキバイェンは、治癒儀式を行っている最中に、その場にやって来て、治癒儀式を受けている人間の命を奪おうとする。しかし、この様なキバイェンの害は、魚の網によって防ぐ事が出来る。

出典:
幻想動物の事典

作者ひとこと:
キバイェンのデザインは、恐ろしい顔をした女性の生首の姿をした悪霊に描きました。

2021年1月3日日曜日

「エギク」


エギク

マレーシアに伝わる妖怪の一種。このエギクは、卑怯者の精霊であるともされている。この妖怪は身体の半分以上もある大きな顔を持った姿をしており、しかも、その顔は、とてつもなく変な顔をしている。このエギクは夜になると、人間の家の中にこっそりと忍び込んで戸口に立っている。しかしそのエギクの姿は15歳未満の子供にしか見えない。大抵の小さな子供達はエギクの姿を見ると、その容姿に驚いて泣き出してしまう。しかし、エギクに驚いて泣いてしまうと、泣き止んだとしても、その子供は二度と口が開かないようになってしまう。なので子供を持つ親達は、子供に、エギクの姿を見たとしても泣かないようにと言い聞かせる。

出典:
妖怪世界遺産
ピクシブ百科事典(「マレーシアの妖怪」のページ)

作者ひとこと:
エギクのデザインは、奇妙な顔の大きな頭を持った小鬼の様な姿の妖怪に描きました。

2021年1月2日土曜日

「ハントゥ・シブル」


ハントゥ・シブル<ハンツー・シ・ブル>

マレーシアに伝わる「ハントゥ(ハンツー)」と呼ばれる霊魂、精霊、妖怪に相当する霊的存在の一種。このハントゥ(ハンツー)は、マレーシアの一部である西マレーシア(「半島マレーシア」とも呼ばれている)に住んでいるマレー人の民間伝承では、悪い精霊の総称とされる。ハントゥ・シブルは、燐火の群れを連れた悪魔である。このハントゥ・シブルは病気と死の前触れであるとされる。「ハントゥ・シブル(ハンツー・シ・ブル)」という名前は「狩りをする精霊」という意味である。

出典:
神様コレクション
幻想動物の事典
コトバンク

作者ひとこと:
ハントゥ・シブルのデザインは、人魂の様な、鬼火の様な、漂う燐火の群れを連れている悪魔、または妖怪の姿に描きました。

2021年1月1日金曜日

すみません、本日はお休みです。

↑ 牛頭天王

↑ 牛女(左)、ミノタウロス(右)

今年の干支である丑を祝う「牛頭天王(ゴズテンノウ)」主催の酒宴に招待されました。招待されると牛頭天王は上機嫌で、その牛頭天王に勧められるがまま、「牛女(ウシオンナ)」がお酌するお酒をたくさん飲んでしまいました。ふと気が付くと家にいました。どうやらたくさんお酒を飲んで、会場で眠ってしまった私を「ミノタウロス」が家まで送り届けてくれたようです。まだお酒のせいで、ズキズキと頭痛がする為、今日の「絵の紹介と解説」の更新はお休みします。

by マゴラカ(ワンタ)