自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2021年4月30日金曜日

「司生虫」


司生虫(シショムシ)

日本に伝わる幻獣、または妖怪の一種。司生虫は、福岡県に伝わる怪虫の類である戦国時代以前、現在の福岡県直方市と若宮町(現在の福岡県宮若市)の境界辺りに「竜ヶ岳城(りゅうがたけじょう)」という山城があり、この山には山城が出来る以前から司生虫が棲み着いていた。この司生虫は、この山の主と言われており、栄螺に似た姿の虫である 普段は姿が見えないが、敵が山城に攻めてくると、この司生虫が夥しく現れて、大群で山を覆ってしまう。敵はこの突然大量に現れた司生虫に足を取られ滑り、弱っている間に、竜ヶ岳城の兵達がその敵目掛けて、上から矢を射かけたり、石や大木を落とす為、たまらず敵は逃げ帰り、竜ヶ岳城は常に安泰だった。敵は、戦いになると必ず姿を現す、この司生虫の居場所を間者を入れて探ったところ、司生虫は多数の井戸から湧き出る様に現れている事が分かり、敵はその井戸を次々に埋めてしまった。その結果、竜ヶ岳城は落城したと言う。また、この司生虫は違う姿で語られている伝説もあるそれによると、やはり同じ竜ヶ岳城の城の麓の沼に司生虫は棲んでおり、その姿はイモリに似ている。竜ヶ岳城に敵が攻め込んで来た時に、この司生虫に米のとぎ汁を注ぎ呪文を唱えると司生虫は巨大化し、雨を呼び風を起こし、山崩れを起こしたりして攻め込んで来た敵を排除した。また司生虫は、攻め込んで来た敵がいくら進んでも、1里の道が2里に見えて、竜ヶ岳城に近付けないという能力も持っていた。司生虫を巨大化させる呪文は竜ヶ岳城城主「杉家(すぎけ)」の血縁の者だけの秘密だったが、杉家がかつて滅ぼした敵「麻生氏(あそうし)」の重臣の遺児「長谷川左近(はせがわ さこん)」の武勇を杉家は認め、この長谷川左近を召し抱え、長谷川左近を姫の婿にした。長谷川左近は姫から司生虫の秘密を聞き出し、遂に長谷観音の力を借りて司生虫を滅ぼした。長谷川左近は更に、旧い麻生氏の旧臣を集めて杉家を攻めたところ、竜ヶ岳城は落城した。

出典:
南の魚座 福岡短歌日乗
和漢百魅缶

作者ひとこと:
司生虫のデザインは、栄螺の様な巻き貝の殻を持った怪虫の姿に描きました。姿は栄螺とイモリを合体させたイメージにしてみました。

2021年4月29日木曜日

「ワクド憑き」


ワクド憑き(ワクドツキ)

日本に伝わる怪異、または妖怪の一種。ワクド憑きは、福岡県久留米に伝わる怪異で、憑き物の一種である。「ワクド」とは「蝦蟇」の事で、無闇に蝦蟇を殺せば蝦蟇の祟りがあるとか、蝦蟇に取り憑かれるとか言われている。蝦蟇に取り憑かれると、蝦蟇に耳をくすぐられたり、耳の中で甘酒を醸されたり、頭髪を毟り取られたりすると言われており、ワクド憑きの者は最後には、蝦蟇の様な形になって死ぬと言われる。また、白い蝦蟇は「荒神様」の使いで、この蝦蟇に取り憑かれた者は目や耳が不自由になると言われている。

出典:
ファンタジィ事典
妖怪邸・妖堂 日記帳
日本妖怪大事典(角川書店)

作者ひとこと:
ワクド憑きのデザインは、蝦蟇を殺した者に取り憑こうとしている蝦蟇の霊の姿に描きました。

2021年4月28日水曜日

「ちゃんころりん石」


ちゃんころりん石(チャンコロリンイシ)

日本に伝わる怪異、または妖怪の一種。ちゃんころりん石は、群馬県安中市に伝わる石の怪異である。安中はその昔、中山道の宿場町として栄えていた。その頃の話。ある夜、いきなり街道を「チャンコロリン、チャンコロリン」とお囃子の様な音を立てて移動するものが現れた。宿場の人々は驚いてこっそりと様子を探ると、お囃子の様な音を立てて移動していたのは、一抱えもある大きな石であった。しかもこの石、ひとりでに転がりながら動いている。この光景を見て、人々は怖じ気づいてしまったのである。この「チャンコロリン」と転がる石は毎夜のように現れる。ある人が恐る恐る、この石の後を付けて行くと、この石は宿場にある「大泉寺(だいせんじ)」という寺の境内に入って行った。こうして、石の正体が分かったので、この石を退治しようと安中藩の侍が石を斬り付けたが石は全く動じる気配がない。更にと、石を鉄砲で撃ってみたが、石に少し穴が開いただけで何も変わらない。そのうち、この怪しい石の噂が近隣に広まり、安中の宿場に泊まろうという者がいなくなってしまい、宿は閑古鳥が鳴く始末となった。宿場の人々は、とうとう大泉寺の住職に、石を法力で封じてもらえないかと頼み込んだ。この頼みに住職は快く引き受けると、お経を唱えながら石に近付いて、やにわに石に釘を打ち付けたのである。すると、その夜から石は町に出る事もなく、また「チャンコロリン」という音を立てる事もしなくなったという。大泉寺の境内の片隅に、いまだにチャンコロリンの怪石が残されている。供養塔の様になっている、その真ん中の丸石がチャンコロリン石の正体であるという。今でも刀傷や鉄砲傷が付けられているのが確認できる。

出典:
日本伝承大鑑

作者ひとこと:
ちゃんころりん石のデザインは、丸い石の姿の妖怪に描きました。「チャンコロリン」とお囃子の様な音を立てると言われているので、浮かれている様な顔にしてみました。

2021年4月27日火曜日

「屋敷神」


屋敷神(ヤシキガミ)

日本で信仰されている神。屋敷神は、屋敷に付属している土地に祀られている神である。屋敷神は屋敷及び、その土地を守護する神で、屋敷の裏や敷地に付属した土地、もしくはやや離れた山林などに祀られる事が多い。屋敷神は家との関わりが深い神であるが、神棚などに祀られている屋内神とは異なり、屋敷神は原則として屋敷の中には祀られない。この屋敷神を祀る信仰は、浄土真宗の地域を除いて全国に分布している。しかし、この屋敷神の起源について明確な事は分かっていない。しかし、屋敷神の神格としては農耕神・祖先神と同一の起源を持つ神であると言われている。特に祖先神との深い繋がりが指摘されている。日本では古くから、死んだ祖先の魂は山に住むと信じられてきたが、その信仰を背景として、屋敷近くの山林に祖先を祀る祭場を設けたのが屋敷神の起源だと考えられている。古くは一般的に神霊というものは一箇所に留まる事はなく、特定の時期にのみ特定の場所に来臨して、人々からの祭りを受けた後、再び帰って行くものだと信じられてきた。そのため、山林に設けられた祭場は当初は祠などではなく、祭祀の時のみ古木や自然石を依り代として祀ったものだったと考えられる。祠や社が建てられるようになるのは、神がその場に常在すると信じられるようになった後世の変化である。最初、屋敷近くの山林に祀られていたのが、次第に屋敷の建物に近付いていって、現在広く見られるような敷地内に社を建てて祀るという形態になったと思われている。屋敷神が建物や土地を守護すると信じられるようになったのは、屋敷のすぐ傍に建てられるようになったからだと考えられる。また、屋敷神の「一族の祖霊」という神格から、屋敷神を祀るのは親族の中でも本家のみだったが、分家の台頭により、次第にどの家でも屋敷神を祀るようになっていったと考えられている。また、ところによっては、一家一族の守護神であった屋敷神が、神威の上昇により、一家一族の守護という枠組みを超えて、地域の鎮守神に昇格する事もあった屋敷神の祭祀を行う時期(春と秋)が、農耕神(田の神・山の神)と重なる事から両者の関係が指摘されている。また屋敷神の祭祀は一族が揃って行う地域が広く存在し、屋敷神には祖先神の性格がある事も指摘されている。また、屋敷神の祭神を明確に祖先神だと認識した上で祀っているとしている所もあり、また、農耕神にも祖先神の性格がある事が指摘されており、屋敷神・農耕神・祖先神の三者は関わりがある事が分かっている。ただし、屋敷神を祖先神だとする事に関しては必ず当てはまるわけではない。特に都市部における屋敷神は、その屋敷の居住者が変わっても祭祀を受け継ぐ事もあり、一概には祖先神だとは言えない。とはいうものの、おおむね屋敷神はそれぞれの家に関わりのある祖先神を起源にしていると考えられるのであって、特定の神社の祭神を祀るわけではなかったが、現在では有名な神社の祭神を祀っているとしている所も多い。これはおそらく民間宗教者の関与によって、「稲荷」「神明」「祇園」「熊野」「白山」「天神」「八幡」「若宮」などの有名な神社の祭神の分霊を祀っている事に変更されたと考えられる。中でも稲荷を屋敷神としている所は非常に多い。また「屋敷神」というのは、あくまで学術用語であり、実際の呼称は地域によって様々である。東北地方や鹿児島県では「ウチガミ」「ウジガミ」と呼ばれている。この他、「ウッガン」「ジガミ」「ジヌシガミ」などとも呼ばれる祀られている。屋敷神の多くは石造か木造の小祠である。普通の神社の様な社殿を持つことはまずない。丁寧に祭祀されている場合は末社程度の規模の社殿を建てられ、鳥居までも持つ事もある。しかし、社殿を備えるようになったのは、神の常在を信じるようになった後世の変化で、それ以前は祠もなく、祭場のみだった。樹木や自然石を依り代としており、伊豆諸島の利島、熊野地方、壱岐などでは現在でも、この古態を留めている。また、藁の仮宮を祭りごとに作り替える所もある。これは祭りの時のみ神が来臨するものだという信仰の名残だと考えられている。普段は神はいないため、社の必要はなかったのである。屋敷神の神体は、古木や石を用いたのが最も古い形態だと考えられる。これに、鋭利な刃物の普及により削掛が加わり、紙の普及により、御幣も用いられるようになった。現在では、特に祭神を特定の神社の神の分霊とする場合は、各神社の発行する神札を祀っている事が多い。屋敷神は、春の旧暦二月と秋の旧暦十月、もしくは旧暦十一月の二回に祭祀される。もしくは省略されて秋に一回のみ祭祀する所もある。稲荷を祭神としている所では稲荷の祭日である二月の初午の祭りが重視される。春秋に祀るのは、山の神が稲作の開始とともに田に降りて田の神となる春と、稲作が終わり田の神が山に帰って行く秋に対応しているからだと考えられ、屋敷神と農耕神は深い関わりがあると考えられている。

出典:
Wikidivedia

作者ひとこと:
屋敷神のデザインは、満面の笑顔をした神の姿に描きました。

2021年4月26日月曜日

「ムラサ」


ムラサ

日本に伝わる怪異、または妖怪の一種。ムラサは、島根県隠岐郡都万村(現在の隠岐の島町)に伝わる海上に現れる怪異である。この地方では夜光虫が光る潮の事を「ニガシオ」と呼ぶが、その中に時折、丸く固まってボーっと光っているものがある。人々はそれを「ムラサ」と呼ぶ。この丸く固まってボーっと光っているムラサの上に船が乗り掛かると、ムラサはパッと散ってしまう。また、暗い夜に突如海が明るくなって、チカっと光る事があるが、これも「ムラサ」であると言う。この、暗い夜に突如海が明るくなって、チカっと光る事に遭遇したり目撃したりした人は、「ムラサに憑かれた」と言われ、このムラサに憑かれた人には、近々良くない事が起こるとされている。もし、ムラサに憑かれた時は、刀か包丁を竿の先につけて、艫の海面を左右に数回切るとよいとされている。

出典:
Wikipedia(「船幽霊」のページ)
妖怪邸・妖堂 日記帳
日本妖怪大事典(角川書店)

作者ひとこと:
ムラサのデザインは、仮面の様な頭と、丸く固まって集まっている沢山の光の玉からなる体の姿の妖怪に描きました。

2021年4月25日日曜日

「ウグメ」


ウグメ

日本に伝わる霊、または妖怪の一種。ウグメは、九州一帯に伝わる妖怪で、このウグメは海に現れる妖怪である。長崎県平戸市では、ウグメが船に取り憑く妖怪で、ウグメが取り憑いた船は動かなくなってしまい、航行が阻まれると言う。また、突然見知らぬ船が風も無いのに、もの凄い勢いで追い掛けて来る事があるが、この怪異もウグメの仕業であると言う。この船の怪異に遭遇した場合は、海に灰を放り込むと、追い掛けて来た船は消えてしまうと言われている。長崎県五島市では、時化の晩に船を乗り出すと、突然目の前に島が現れる事があると言い、また凪の時には、凪であるのに、風を受けて疾走している船が現れる事があると言う。この時化の時に突然目の前に島や、凪の時に現れる船は、ウグメの仕業であると言われている。長崎県北松浦郡小値賀町では、ウグメは海の遭難者の霊であるとされ、ウグメは船や魚の姿になって人間達に害をもたらすと言われている。熊本県天草郡御所浦島でも、ウグメは船に取り憑き、取り憑いた船を動かなくさせるとされる。ウグメに取り憑かれて船が動かない時には、「錨を入れるぞ」と言いながら、海に石を投げ込み、それから錨を海に放り込むと、船は動くと言われている。このウグメは、「船幽霊(フナユウレイ。海上に現れる幽霊。柄杓で水を汲み入れて船を沈没させる)」の一種であると言われている。時にウグメは「淦取り(アカトリ。船底にたまる水を取る器)をくれ」といって現れる事もあり、その時には淦取りの底を抜いてウグメに渡さなくてはならない。もし、底を抜いていない淦取りをウグメに渡してしまうと、ウグメはその淦取りで船に水を入れていき、その船を沈没させてしまう。

出典:
Wikipedia(「船幽霊」のページ)
怪異・妖怪伝承データベース
妖怪邸・妖堂 日記帳
日本妖怪大事典(角川書店)

作者ひとこと:
ウグメのデザインは、口元から沢山の手を生やした頭だけの様に見える姿の妖怪に描きました。この沢山の手で船の乗組員に淦取りを求めたり、海中から沢山の手で船底を掴んだり、引っ張ったりして船を動かなくしてしまうイメージです。

2021年4月24日土曜日

「ナメソ」


ナメソ

日本に伝わる幻獣、または妖怪の一種。ナメソは、瀬戸内海地方の漁民の間に伝わる怪魚である。このナメソは瀬戸内海に出現する怪魚で、漁師達は、このナメソを非常に恐れた。ナメソは海上を漂う巨大な怪魚で、一説には、このナメソは鮫の一種であるとも考えられている。ナメソは蛇の様に長細く扁平な姿の怪魚である。ナメソは海上に船を見付けると近付いて行き、その船の横を並んで進む。そして、もし船がナメソに泳ぎ越されてしまうと、ナメソに泳ぎ越されてしまった船は沈没してしまう。沈没を防ぐ為には、ナメソを鉈で斬り付ければ良いと言われている。

出典:
神魔精妖名辞典
コトバンク
本当にいる日本の「未知生物」案内(笠倉出版社)

作者ひとこと:
ナメソのデザインは、伝承通り扁平で長い体を持った姿の怪魚に描きました。

2021年4月23日金曜日

「いなだ貸せ」


いなだ貸せ(イナダカセ)

日本に伝わる霊、または怪物、または妖怪の一種。いなだ貸せは、福島県に伝わる妖怪である。いなだ貸せは、福島県沿岸の海上に現れる怪物である。いなだ貸せは、船に出会うと「イナダを貸せ」と船上の人に話し掛ける。「イナダ」とは、船で用いられる柄杓の事である。いなだ貸せに「イナダを貸せ」と言われた場合は、必ずイナダの底を抜いて、いなだ貸せに貸さなければならない。もし、底を抜いていないイナダをいなだ貸せに貸してしまうと、そのイナダで、いなだ貸せは船に水を入れていき、たちまち、その船は沈没させられてしまう。このいなだ貸せは、「船幽霊(フナユウレイ。海上に現れる幽霊。柄杓で水を汲み入れて船を沈没させる)」の一種であると言われている。

出典:
Wikipedia(「船幽霊」のページ)
怪異・妖怪伝承データベース

作者ひとこと:
いなだ貸せのデザインは、頭から柄杓(イナダ)を求める無数の手が生えている姿の妖怪に描きました。このいなだ貸せの姿は、イソギンチャクをイメージしています。デザインのいなだ貸せは、いつもは海中にいるイメージなので、体中にフジツボが付着しています。

2021年4月22日木曜日

「ピーシャーヤナムン」


ピーシャーヤナムン

沖縄県に伝わる霊、または妖怪の一種。ピーシャーヤナムンは、山羊の幽霊であると言われている。なお沖縄県山原地方には、「野原で山羊の臭いがする時は、そこに山羊の幽霊がいる」という俗信が伝えられていた。

出典:
[妖怪図鑑]新版TYZ
もののけ神社社務日誌

作者ひとこと:
ピーシャーヤナムンのデザインは、山羊の怪人の様な姿の妖怪に描きました。

2021年4月21日水曜日

「やざいもん蛸」


やざいもん蛸(ヤザイモンダコ)

日本に伝わる幻獣、または怪物、または妖怪の一種。やざいもん蛸は、香川県に伝わる大蛸の怪物である。ある時、海辺の岩の上で大蛸が鼾をかいて昼寝をしていた。それを見つけた八左兵門という人は、大蛸がぐっすりと寝入っている事を良い事に、大蛸の長い足を一本切り取って家に持ち帰った。それを機に八左兵門は、毎日、海辺の岩の上で昼寝をしている大蛸の所へ行っては、一日に一本、大蛸の足を切り取っては、家に持ち帰り、自分の腹の足しにしていた。そして八日目、八本あった大蛸の足は残り一本となり、八左兵門が、その残った最後の一本の足さえも切り取ろうとした、その時、大蛸は目を覚まして残った一本の足で八左兵門を雁字搦めにして、そのまま八左兵門を海中深くに引きずり込んだ。そして、その後大蛸は何事もなかったかの様に、再び海辺の岩の上でまた昼寝を始めた。八左兵門の出来事があって以来、その大蛸は人々に「やざいもん蛸」と呼ばれるようになった。

出典:
妖怪尽くし
怪異・妖怪伝承データベース

作者ひとこと:
やざいもん蛸のデザインは、伝承通りに七本の足が切り取られて無くなっており、一本の足だけがある大蛸の姿に描きました。

2021年4月20日火曜日

「ジンベイサマ」


ジンベイサマ

日本に伝わる幻獣、または怪物、または妖怪の一種。ジンベイサマは、宮城県金華山沖に現れると伝わる怪物である。金華山沖に出現するジンベイサマは、首尾がつかめない程巨大な海の怪物である。余りにも巨大な為、時折船がジンベイサマの背に乗ってしまう事があるという。もしも船中から、船の周囲の海を覗いた時、船の周囲の海が淡く光っていたら、それは船がジンベイサマの背に乗ってしまった証であるという。また、一説にはジンベイサマが船の下に入って、背で船を支えてあげているのだとも言われている。また、このジンベイサマが出現した時は、鰹が大漁になるという。これは、ジンベイサマは鰹を食うと、ジンベイサマの体が爛れ腐ってしまう為、ジンベイサマは鰹を食べない。その為それを知ってか、鰹達がジンベイサマの周りに集まって来るからだと言われている。

出典:
Wikipedia(「ジンベエザメ」のページ)
怪異・妖怪伝承データベース
神様コレクション
瓶詰妖怪

作者ひとこと:
ジンベイサマのデザインは、伝承に首尾がつかめない程巨大とあるので、巨大で、なおかつ蛇の様に長い体を持った怪物の姿に描きました。

2021年4月19日月曜日

「ピンザマヅモノ」


ピンザマヅモノ

沖縄県宮古島に伝わる化け物、または妖怪。ピンザマヅモノは、山羊の化け物である。

出典:
幻想動物の事典
神様コレクション
もののけ神社社務日誌

作者ひとこと:
ピンザマヅモノのデザインは、山羊の頭の首の部分から直接、複数の山羊の脚と尾が生えている姿の妖怪に描きました。

2021年4月18日日曜日

「フナシドキ」


フナシドキ<フナシトギ>

日本に伝わる幻獣、または妖怪の一種。長崎県壱岐島でフナシドキは、船内に入って来て人間を食う怪魚であるとされている。また、宮城県で言うフナシトギは、海上における一種の怪魚で、その姿は「ドンコ」という魚に似ており、白い腹の両側に四肢がある。このフナシトギは、船の底に吸い付いて、その船を停めてしまったり、また、網を伝わって船内に入り、人間を殺害したり、人間を食ってしまったりするとされている。また、小判鮫の事を「フナシドキ」とも呼ぶが、この怪魚のフナシドキと関係があるのかは分からない。

出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳
神様コレクション
怪異・妖怪伝承データベース
妖怪世界遺産(「髪魚」のページ)
日本妖怪大事典(角川書店)

作者ひとこと:
フナシドキのデザインは、人間の指の様な脚が生えている怪魚の姿に描きました。この脚の爪を漁船の網に引っかけて、網を伝って漁船の中に入り、漁師を食べるイメージです。

2021年4月17日土曜日

「薬缶吊る」


薬缶吊る<ヤカンヅル、ヤカンズル、薬鑵ズル>

日本に伝わる妖怪、または怪異。薬缶吊るは、長野県長野地方に伝わる妖怪である。薬缶吊るは薬缶の姿をした妖怪である。夜遅い時間に森の中を通ると、木の上から薬缶(薬缶吊る)が、ぶら下がって来る。木の上から薬缶が下がって来るので、これを目撃した人間は驚くが、薬缶吊るは人間に特に危害は加えないという。一方で、薬缶吊るに出会ったり、目撃してしまった人間は病気になってしまうという説もある。とはいえ、薬缶吊るは出現する場所が決まっている為に、そこを避けて通る事が出来る。小説家「山田野理夫(やまだ のりお)」による児童向け書籍では、薬缶吊るは、「薬缶吊る」という名前の通り、薬缶吊るの中には水が入っているとされ、ある男が「喉が渇いた、水が欲しい」と言うと薬缶吊るが下がって来た。男は口を付けて、薬缶吊るの中の水を飲んでみると、その水は甘い味がしたという民話がある。

出典:
日本妖怪大事典(角川書店)
Wikipedia
ピクシブ百科事典

作者ひとこと:
薬缶吊るのデザインは、大きな目と小さな二本足を持った薬缶の姿の妖怪に描きました。

2021年4月16日金曜日

「イデモチ」


イデモチ

日本に伝わる怪物、または妖怪の一種。イデモチは、熊本県球磨郡に伝わる水中に住んでいる妖怪である。このイデモチは「さかま淵」という淵に住んでいる、この淵の主である。「イデモチ」という名前も、球磨郡では「淵の主」または「淵の王」という意味である。この、さかま淵の底には障子が立てられており、イデモチはその中に住んでいる。イデモチの腹部には吸盤があって、この吸盤で人間を捕まえて、その命を奪う。その為、この凶暴なイデモチは大変恐れられている。

出典:
本当にいる日本の「未知生物」案内(笠倉出版社)
妖怪邸・妖堂 日記帳
Wikipedia
[妖怪図鑑]新版TYZ

作者ひとこと:
イデモチのデザインは、腹部に大きな吸盤を一つ持っているマンタの様なエイの様な姿の怪物に描きました。羽ばたく鰭の部分には目と口を持っているデザインにしてみました。腹部の吸盤で人間を吸い付けて、その吸い付けた人間を両の鰭で包み込んで、その鰭にある口で食べてしまうイメージです。

2021年4月15日木曜日

「負うえ鳥」


負うえ鳥(オウエドリ)

日本に伝わる幻獣、または妖怪の一種。負うえ鳥は、島根県隠岐島に伝わる妖怪である。この負うえ鳥は、「負うえ」と鳴く怪鳥である。また、この負うえ鳥は、とても重い鳥である。しかし、このとても重い負うえ鳥を「負うえ」の鳴き声の通りに背負って立つ事が出来れば、その者は金持ちになれると言われている。

出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳

作者ひとこと:
負うえ鳥のデザインは、とても重い鳥だと言われているので、肥満体のヒヨコかスズメの様な姿の怪鳥に描きました。

2021年4月14日水曜日

「アツゥイカクラ」


アツゥイカクラ<アヅイカクラ>

北海道を主な居住圏とする民族であるアイヌに伝わる幻獣、または妖怪の一種。アツゥイカクラは、噴火湾(北海道南西部にある内浦湾の事。「胆振湾」とも呼ばれる)に棲んでいる巨大なナマコの姿をした妖怪である。アツゥイカクラは、口で流木に吸い付いて海中に浮かんでおり、近付いた漁船などの船をひっくり返す。このアツゥイカクラは、川から流れて来た女の肌着「モウル」が変化してなった妖怪であると言われている。

出典:
Wikipedia(「アッコロカムイ」のページ)
妖怪邸・妖堂 日記帳
ピクシブ百科事典(「アッコロカムイ」のページ)

作者ひとこと:
アツゥイカクラのデザインは、このアツゥイカクラが女性の肌着「モウル」から変化した妖怪というので、女性の頭を持った巨大なナマコの姿の妖怪に描きました。

2021年4月13日火曜日

「サンバイ様」


サンバイ様

日本で信仰されている神。サンバイ様は稲の豊穣の守り神で、田の神信仰の一形態である。季節が定期的に巡って来る様に、田の神も稲作の時期が始まると共にやって来る。昔から人々は、そうした神様の去来に合わせて、農事の折り目に田の神祭りを行って来た。一定の時期を外せば作物の順調な生育が妨げられ、秋の収穫も見込めなくなるから、神祭りは非常に大切な農作業の指標でもあったのだ。田の神祭りは、特に田植えの時期に盛んに行われる。この時期に中国・四国地方を中心とする西日本で田の神として祀られるのがサンバイ様である。サンバイ様という呼び名の「サンバイ」には、「三祓」「三束苗」という字が当てられる。これはサンバイ様への供物として三束の稲苗を捧げる事とも符合するが、その意味としては、「三」という数が強大なエネルギーを導く力があるという解釈もある。例えば、神道では「住吉三神」や「宗像三女神」などの有力神がいるし、仏教でも「三心(浄土への往生に必要な三つの心の事)」や「三途の川」など、非常に重要な意味を持つ数として使われている。また、一方でこのサンバイ様は片足神だとも言われる。一本足に象徴されるのは山の神であるから、山の神が水の神として里に降って田を潤し田の神となるという連関が成り立つ。サンバイ様を祀る行事は、一般に田植えの前後の二回行われる。最初は苗代の種蒔きの時に行う場合もあるが、初田植えの時が多い。これを「サンバイオロシ」と言い、降臨する田の神を迎え祀る事を意味している。そして二回目は田植えが終わった後に祀り、これを「サンバイアゲ」と言い、神様を祀りあげて丁重にお送りするのである。この時サンバイ様を祀る場所は、水田で最も重視される水の取り入れ口(「ミトグチ」とも呼ばれる)である。サンバイ様を祀る習慣のない地方では、普通この場所で「水口祭(ミナクチマツリ。田の神が降り立つ重要な場所が水口である。旧暦4月、苗代に種蒔きをする。その時に苗代の水口に棒を立て、その割口に焼き米をはさんだり、水口にヤマブキやツツジの花を供える風習が各地にある。また、田植えの時に水口祭をする地方も多い)」が行われる事が多く、祭祀の意味としてはほとんど共通している。祀る方法は、水口の畔に盛り土をして、そこに花のついた栗の枝などの木を挿し、三束の苗と供物を供えるといったものである。中国地方の田植え歌に唄われるサンバイ様は、季節によって姿を変える事が示されている。それによれば、正月には年神、三月には田の神、七月には七夕様として降臨するそうである。普通田の神というのは、常在するのではなく農事の折節に去来するとされており、その役割に応じて呼び名が変わるのは、ごく当たり前の事である。七夕様になるのは、疫病神や畑作物の収穫の守り神といった性格と関係が深い事を表すものである。さらに、歌の中にはサンバイ様が稲霊の婿神だと唄うものもある。また、子供が授かるようにと願う呪文の中に、サンバイ様の名が登場する事もあり、サンバイ様が稲霊として持つ生命力が、子授けの力として信仰される事もあるようである。

出典:
日本の神々 多彩な民俗神たち(新紀元社)

作者ひとこと:
サンバイ様のデザインは、頭から稲が生えている一本足の神の姿に描きました。

2021年4月12日月曜日

「留守神」


留守神(ルスガミ)

日本で信仰されている神。日本では神無月(旧暦10月)には、日本中の神々が出雲の出雲大社に集まるという言い伝えが平安時代からあるが、その時に出雲に参集せず、その土地土地や、それらの土地の家や村に留まって留守居をする神。留守神とされる神は、竃神(カマドガミ)、荒神(コウジン)、恵比寿(エビス)、大黒(ダイコク)、亥の子神(イノコガミ)、道祖神(ドウソシン)、金比羅(コンピラ)などの神としている所が多く、これらの神々は総じて田の神や家屋に定着した家の神である点で共通する。これらの留守神とされる神々は、しばしば旧暦10月を祭日としている神も多い。例えば、留守神とされる恵比寿を祀る「恵比寿講(えびすこう)」を旧暦10月に行う地方もある。山口県相島では竃の神である荒神を留守神としている。群馬県大泉町では荒神と恵比寿を留守神としており、伝承では荒神は子供の神が多く連れて行けない為、留守番をしているという。群馬県大胡町でも、荒神には子供の神が多い為、出雲には行かないという伝承があり留守神となっている。福島県石城地域では荒神には眷族が多い為、遠慮して出かけないという伝承があり留守神となっている。能登では、旧暦10月に神々が出雲に集まっている間にも、宝達志水町の志乎神社(しおじんじゃ)の神だけは、この地に留まり能登を守護するという。そのため、この神社は「鍵取明神」と呼ばれる。なお、志乎神社は素戔嗚尊(スサノオノミコト)・大国主命(オオクニヌシノミコト)・建御名方神(タケミナカタノカミ)を祭神とするが、能登に留まるのは建御名方神である。また、伝承によれば、諏訪大社の祭神の諏訪明神が龍(蛇)の姿を取り出雲へ行ったが、あまりにも巨大であった為、それに驚いた出雲に集まった神々が、気遣って「諏訪明神に限っては、出雲にわざわざ出向かずとも良い」という事になり、神無月にも諏訪大社に神が有る事から神在月とされている。江戸時代、地震は地中の大鯰が動く事が原因と考えられていたが、鹿島神宮では安政の大地震が10月に起きた事から要石で大鯰を押さえつけていた祭神の鹿島明神が不在で、更に留守番をしていた恵比寿が居眠りをした為に起きたという伝承がある。

出典:
Wikipedia(「神無月」のページ)
コトバンク

作者ひとこと:
留守神のデザインは、手に笏を持った姿の神に描きました。姿は恵比寿を意識した感じにしています。

2021年4月11日日曜日

「雪婆」


雪婆(ユキバンバ)

日本に伝わる妖怪の一種。愛媛県北宇和郡吉田町(宇和島市)では「雪婆(ユキンバ)」と呼ばれており、この雪婆は雪女の類であるとも言われている。この雪婆は、雪の降る頃に現れる妖怪で、一本足の老婆の姿をしている。一本足であるため、歩くと雪上に一本足の足跡を残す。また、この雪婆は人間の子供を攫うとされている為、雪が降り雪婆が現れる頃になると、大人達は子供達を外出させない様に注意を払っていた。また、山梨県西八代郡の旧上九一色村では「雪婆(ユキバンバ)」と呼ばれており、晩秋の曇った夕方に「シロツコ」という小さい羽虫が飛ぶと、雪婆が近くの山まで来ている兆しだと言われていた。雪婆は、明治時代の作といわれる妖怪絵巻「ばけもの絵巻」では「雪姥」とされる。それによれば、かつて奥越の「松の山」なる地方で、2月頃にある人が雪の降る中、麦畑を歩いていると、自分を呼び止める女の声が聞こえた。見ると、乱れ髪の一本足の雪姥が現れ、襲いかかろうとしてきた。彼は必死に逃げ、やがて降っていた雪が晴れるとともに雪姥の姿は消えたという。

出典:
日本妖怪大事典(角川書店)
Wikipedia
妖怪邸・妖堂 日記帳

作者ひとこと:
雪婆のデザインは、「ばけもの絵巻」の図を参考にして描きました。

2021年4月10日土曜日

「蛸入道」


蛸入道(タコニュウドウ)

日本に伝わる幻獣、または妖怪の一種。蛸入道は、島根県隠岐地方に伝わる妖怪である。蛸入道は漁船をひっくり返したり、漁師を海に引き入れたりする蛸の妖怪である。

出典:
日本妖怪大事典(角川書店)
本当にいる日本の「未知生物」案内(笠倉出版社)

作者ひとこと:
蛸入道のデザインは、脚に持っている船が小さく見える程の巨大な蛸の妖怪の姿に描きました。

2021年4月9日金曜日

「アマビト」


アマビト

日本に伝わる怪異、または妖怪の一種。アマビトは、青森県や宮城県に伝わる怪異。青森県西津軽地方で「アマビト」は、人が死ぬ間際の短い時間に魂が抜け出して、家の戸を開ける音を立てたり、元気な時の姿で出歩き、逢いたい人の元を訪ねたり、別の場所に普段と変わらぬ姿で現れたりする。近所の建設現場に現れ、重い物を運ぶのを手伝った、という事例もある。宮城県でも、人が死ぬ間際に、その魂が出歩き、時には戸を開ける様な音をさせる。その霊を「アマビト」という、と伝わっている。

出典:
日本妖怪大事典(角川書店)
妖怪邸・妖堂 日記帳
怪異・妖怪伝承データベース
Wikipedia(「生霊」のページ)

作者ひとこと:
アマビトのデザインは、笠を被り、着物を着て、足袋を履いている姿にしました。肌の部分の顔と足が真っ黒なのは、魂だけで、生きている普通の人間と違うという事をイメージしてみました。

2021年4月8日木曜日

「ホーホー」


ホーホー

日本に伝わる幻獣、または妖怪の一種。ホーホーは、山口県宇部市東岐波地方に伝わる妖怪である。ホーホーは怪鳥の一種で、火を食う鳥である。また、このホーホーは火事を起こす鳥である、とも言われている。

出典:
本当にいる日本の「未知生物」案内(笠倉出版社)
妖怪邸・妖堂 日記帳

作者ひとこと:
ホーホーのデザインは、頭や首元から炎が噴き出している鷺の様な大型の鳥の姿の妖怪に描きました。

2021年4月7日水曜日

「赤手児」


赤手児(アカテコ)

日本に伝わる妖怪、または怪異の一種。赤手児は、陸奥国八戸町(現在の青森県八戸市)に伝わる妖怪である。ある小学校の前にあるサイカチの古木から、赤い小児の手の様なものが下がる事があったという。これが赤手児である。また、このサイカチの古木の下に、振袖を着た17、18歳程度の美しい娘が立っているのを見る人もおり、この娘の姿を見てしまった人は熱病に罹ると言われている。また、このサイカチの古木の根元には「若宮神社」という名の祠があるが、この祠や振袖姿の娘が、赤手児に関連しているのかどうかは明らかになっていない。

出典:
Wikipedia
妖怪邸・妖堂 日記帳

作者ひとこと:
赤手児のデザインは、頭が手の様になっている小さな霊魂の様な姿の妖怪に描きました。赤手児はサイカチの古木から下がってくる、と言われているので、イラストでは、サイカチの古木に宿る精霊や木霊のイメージにしてみました。

2021年4月6日火曜日

「雪降り婆」


雪降り婆(ユキフリババア)

日本に伝わる妖怪の一種。雪降り婆は、長野県諏訪郡上諏訪町(諏訪市)に伝わる妖怪である。この雪降り婆は雪の降る日に現れる妖怪で、その手には常に紐を持っている。雪降り婆は、出会った人間を、その手に持つ紐で手当たり次第に縛っていく。

出典:
日本妖怪大事典(角川書店)
妖怪邸・妖堂 日記帳
妖怪尽くし

作者ひとこと:
雪降り婆のデザインは、体中から触手の様に無数の紐が生えている老婆姿の妖怪に描きました。この紐で出会った人間を次々縛っていくイメージです。

2021年4月5日月曜日

「悪婆」


悪婆(アクババ)

日本に伝わる妖怪の一種。悪婆は、江戸時代に製作された、土佐国(現在の高知県)を舞台とした全16話の妖怪譚を収録した妖怪絵巻「土佐お化け草子(トサオバケゾウシ)」に描かれている妖怪である。悪婆は、お乳を与えたり赤子のお世話をする乳母に化けて現れ、赤ん坊や幼子を連れ去ってしまう。そうして悪婆は、人気の無い所に連れて行くと本性を現し、赤ん坊や幼子を絞め殺してから食べてしまう。また、悪婆は町中を往来しているが、その姿は人間の目には見えない。

出典:
Wikipedia(「日本の妖怪一覧」のページ)
オモビア
幻想動物の事典

作者ひとこと:
悪婆のデザインは、口の中にお歯黒を付けた牙を生やした鬼女か鬼婆の様な姿の妖怪に描きました。

2021年4月4日日曜日

「ムラカゼ」


ムラカゼ

日本に伝わる怪異、または妖怪の一種。ムラカゼは、熊本県人吉市に伝わる怪異である。犬・猫・狐が人間や牛や馬などに憑くことを「ムラカゼ」という。そのムラカゼの中でも、特に犬のムラカゼが強く、人々は犬のムラカゼを「インカゼ」と言って嫌っている。

出典:
怪異・妖怪伝承データベース

作者ひとこと:
ムラカゼのデザインは、猫の様な獣の霊魂の様な姿に描きました。

2021年4月3日土曜日

「ニイギョ」


ニイギョ

日本に伝わる妖怪の一種。ニイギョは、岩手県や宮城県に伝わる妖怪である。このニイギョは海の底に住んでおり、3歳くらいの童子の姿をしている。またこのニイギョは、毛の生えた蓑を着た様な格好をしている。岩手県下閉伊郡普代村黒崎では、漁師達は海に潜ると時折、このニイギョを目撃するので、海に潜る時には必ず船の舷を叩くものだと戒められている。

出典:
怪異・妖怪伝承データベース
神様コレクション
妖怪世界遺産(「海小僧」のページ)

作者ひとこと:
ニイギョのデザインは、3歳くらいの童子というより、海の底に住んでいるというイメージから、人間の子供くらいの大きさのチョウチンアンコウの様な半魚人の姿の妖怪に描きました。背中は蓑を着ているとも、蓑の様な剛毛が生えているともとれる感じに描いてみました。

2021年4月2日金曜日

「オンボノヤス」


オンボノヤス

日本に伝わる妖怪の一種。オンボノヤスは、福島県田村地方に伝わる妖怪である。「オボノヤス」とも呼ばれる。このオンボノヤスは、山中に出没する正体不明の妖怪である。オンボノヤスは山の中に入って来た人間に出会うと、口から霧を吐き出して、その人間に吹きかける。オンボノヤスに霧を吹きかけられた者は道が分からなくなってしまい、遭難する危険性が高くなるとも言われる。また「オンボノヤス」という名前の「オンボ」には「尾」の意味がある事から、オンボノヤスは尾のある妖怪との説も唱えられているが、容姿についての詳しい伝承はなく、謎が多い。

出典:
Wikipedia
ピクシブ百科事典
妖怪邸・妖堂 日記帳

作者ひとこと:
オンボノヤスのデザインは、下半身が霧に包まれており、そこから太い尾が出ている、四つ目の龍の様な姿の妖怪に描きました。

2021年4月1日木曜日

「月通様」


月通様(ゲツウサマ)<月通鬼(ゲツウキ)>

日本に伝わる妖怪の一種。月通様は、宮城県塩竈市に伝わる妖怪で、十五夜の前日の夜に現れる。月通様は、十五夜の前日の夜に外を徘徊している者で、人と道で出会うと「ゲツウ、ゲツウ」と言いながら、相手に人差し指を向ける。こうして月通様に指差された者は高熱を発し、薬も効かず医者に診せても原因が分からず、三日と経たない内に死に至ると言う。なので、この十五夜の前日の夜は、人々は決して外には出ず、家に籠っていなければならないのだと言う。

出典:
日本の妖怪と民族神(モンキー出版)

作者ひとこと:
月通様のデザインは、月通様が十五夜の前日に現れるという伝承から、月の様な頭を持った妖怪の姿に描きました。指は伝承通り、人差し指で相手を指差す様な感じにしてみました。






























※こちらはエイプリルフールの創作です。