自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2021年4月18日日曜日

「フナシドキ」


フナシドキ<フナシトギ>

日本に伝わる幻獣、または妖怪の一種。長崎県壱岐島でフナシドキは、船内に入って来て人間を食う怪魚であるとされている。また、宮城県で言うフナシトギは、海上における一種の怪魚で、その姿は「ドンコ」という魚に似ており、白い腹の両側に四肢がある。このフナシトギは、船の底に吸い付いて、その船を停めてしまったり、また、網を伝わって船内に入り、人間を殺害したり、人間を食ってしまったりするとされている。また、小判鮫の事を「フナシドキ」とも呼ぶが、この怪魚のフナシドキと関係があるのかは分からない。

出典:
妖怪邸・妖堂 日記帳
神様コレクション
怪異・妖怪伝承データベース
妖怪世界遺産(「髪魚」のページ)
日本妖怪大事典(角川書店)

作者ひとこと:
フナシドキのデザインは、人間の指の様な脚が生えている怪魚の姿に描きました。この脚の爪を漁船の網に引っかけて、網を伝って漁船の中に入り、漁師を食べるイメージです。

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