自己紹介
このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。
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2020年3月11日水曜日
「イワコシンプ」
イワコシンプ
北海道を主な居住圏とする民族である、アイヌに伝わる妖怪。イワコシンプは、人間の異性に懸想して取り憑く動物である「コシンプ」の一種であり、イワコシンプの「イワ」とは「山」を意味し、イワコシンプは人間の異性に懸想して取り憑く、狐などの山林の動物のコシンプの事を言う。イワコシンプは、人間の姿に変化するとされ、取り憑く相手の人間の異性の前に姿を現す際には、人間の絶世の美女の姿に変化して現れるとされる。イワコシンプなどコシンプには善悪二者が存在しているとされ、悪いコシンプは人間に取り憑いて悪事を働くとされる。またコシンプに取り憑かれた人間は、どんな者でも何年かのうちに必ず死んでしまうともされている。アイヌでは、人間の気が狂うのは、他者に呪われたか妖魔が取り憑いたかのどちらかが原因とされ、人間に取り憑いて気を狂わす妖魔とされるのは、淫欲を司るカムイ(アイヌにおいて、神格を有する高位の霊的存在の事)である「パウチカムイ」とコシンプであるとされ、コシンプは人間を狂気に陥れてしまう存在であるとされる。一方、善いコシンプは、取り憑いた相手の憑神(トゥレンペ)になるとされ、憑神となったコシンプは善神として、取り憑いた相手を良い運命や幸せに導いてくれるとされる。
出典:
Wikipedia
日本妖怪大事典(角川書店)
作者ひとこと:
イワコシンプのデザインは、狐の姿の精霊に描きました。狐の姿といっても、人間に取り憑くので、目には見えない、霊体のイメージです。
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