自己紹介

このブログでは、僕が描いた神話や伝説などに関する絵や、その絵の解説を載せています。
(イラスト、記事の執筆:マゴラカ、ワンタ) ※2024年度より、月・水・金曜日の21時に更新していきます。

2022年6月27日月曜日

「クサントス」


クサントス

ギリシア神話に登場する幻獣、または神獣の一種。このクサントスは、ギリシア神話に登場する名馬の一つである。クサントスは、ハルピュイアの「ポダルゲー」と西風の神「ゼピュロス」の間に生まれた子供で、同じく名馬である「バリオス」とは兄弟である。クサントスとバリオスは共に不死であったとされる。またクサントスは、英雄「アキレウス」が所有する三頭の名馬の内の一頭であった。三頭の名馬の残りの二頭は、クサントスの兄弟であるバリオスと、名馬「ペーダソス」である。このクサントスとバリオスは元々、海神「ポセイドン」の所有する馬だったが、英雄「ペーレウス」と海の女神「テティス」が結婚した際に贈られた。その後、ペーレウスとテティスの子供であるアキレウスは、トロイア戦争に二頭を連れて行き、「エーエティオーン」との戦争で得た名馬ペーダソスとの三頭で自分の戦車を引かせた。「パトロクロス」の死によってアキレウスが戦争に復帰したとき、女神「ヘラ」はクサントスの口を借りてアキレウスに死の運命を予言した。アキレウスの死後、クサントスとバリオスは再びポセイドンの馬になったという。英雄アキレウスは、どんな馬よりも速く走れたが、クサントスとバリオスはアキレウスよりも更に速く走ったという。また、クサントスとバリオスは人間の言葉を理解し、話す事が出来た。クサントスとバリオスはアキレウスが死んだ時、涙を流して悲しみ、新たに主人を持つ事のないように、アキレウスの後を追って、アキレウスが焼かれている火葬壇の炎に身を投じようとしたという。

出典:
Wikipedia
幻想世界神話辞典
図説 幻獣辞典(幻冬舎コミックス)

作者ひとこと:
クサントスのデザインは、体に斑点模様がある馬の姿に描きました。

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